夏の立山縦走 友歩会 夏の特別企画 2000年8月6日〜7日
室堂〜一ノ越〜雄山〜大汝山〜真砂岳〜別山〜剣山荘
夕日に輝く立山とみくりが池のブロッケン現象
夏季登山は、リフレッシュも兼ねて少し贅沢な山登りをした。
8月6日8時42分発サンダーバード7号で大阪をたち、富山に11時49分着。昼食をとり13時6分富山地鉄で立山に向かって出発。
立山駅よりケーブルにより美女平へ、ここから高原バスで室堂に向かう。室堂に近づくにつれ雲行きが怪しくなり雨になってしまった。
今日の宿泊は、日本一高い標高にある温泉宿「みくりが池温泉」だ。
みくりが池温泉に到着してしばらくすると雨も止み、夕日が立山をまばゆく照らし始めた。日にあたる立山の景色はなんとも言えない
ぐらいきれいで気持ちのいい景色だ。夕日の強さに合わせたようにみくりが池にはガスが神秘なように立ち込め出した。
みくりが池温泉の支配人堀田さんがブロッケン現象が出ているのではとカメラを持って走り出した。私も後に続くとみくりが池に
すばらしいブロッケン現象が発生していた。こんなにきれいに出るのは稀だということだった。
温泉に浸かり疲れを癒しながら、明日からの立山縦走にそなえた。
8月7日晴れ、今日はここから一ノ越をから雄山山頂(3003m)へ。大汝山(3015m)真砂岳(2861m)を経て
別山(2874m)、別山乗越の剱御前小舎へ進む計画だ。
ここで2手に分かれてB班はここで宿泊し、8日室堂みくりが池に下山することに。
A班は剣山荘までさらに足を進め、8日に剱岳にアタックする。
朝の立山は幻想的ですばらしい。立山連峰の真砂岳付近からご来光だが室堂からは眺められない。
剱岳の一部に日が照らされていた。大日岳にも朝日がさし、地獄谷のガスとがマッチしてきれいだ。
朝日に輝く立山(手前はみくりが池) 朝日に輝く奥大日岳(手前は地獄谷)
7時10分みくりが池温泉を出発、室道山荘で小休止ここから一ノ越への登りになる。
途中雪渓を渡り、後ろに広がる室堂の景色を振返りながら登る。
室堂は立山連峰・浄土山・大日岳とまわりを囲まれ箱庭のようで残雪の白と山の緑がマッチしてとてもきれいだ。
8時30分一ノ越に到着、ここで来た道を振返ったり、遠く北アルプスの山々を眺めた。
あいにく雲で余りいい景色を見ることは出来なかった。一休みして雄山にアッタク。
室堂平で記念写真 一ノ越途中の雪渓を渡る
残雪の室堂 竜王岳 一ノ越付近から
三ノ越、後方は竜王岳 三ノ越付近
三ノ越付近 三ノ越付近
雄山山頂(3003m)に9時50分到着、雄山神社はツアー客で鈴なりになっている。社務所で神主さんに登山の安全を祈願していただく。
朝は天気が良かったが、ここへ来て少し怪しくなってきた。とにかく先へ急ぐことにしたが、リトルの登山グループが前を仕切っていた。
ボツボツ進み、立山の最高峰である大汝山(3015m)に10時45分到着。ここから黒四ダムが見えるはずだが残念ながら望めない。
さらに進めて富士ノ折立へ、ここから250m下る。真砂岳はなだらかな山でここで昼食をとる。
ご来光が眺められると言いうことで有名な内蔵助山荘が見える。食事も早めに切り上げたが雨も早速降り始めた。
雨具を急いで着け、前進。途中高山植物を見ながら雨の中、別山(2874m)に到着13時。
本当ならここからの剱岳の眺めが良い筈なのだが、雨でなにも見えず残念だ。眼下に見える剱御前小舎に駆け込むことにした。
剱御前小舎13時15分到着。ここで2班に分かれて行動することにした。
A班(3名)はさらに先に進み剣山荘まで明日の剱岳アタックに向けて進行。
B班(5名)は明日剱御前でご来光の後室堂に下山し、内2名は室堂を後にする予定だ。
聞いた話では、みくりが池温泉に浸かってくつろいだ後、室堂を後にしたと言うことだった。
A班の剣山荘まではかなりの雪渓が残っている。十数カ所の雪渓を渡り14時30分剣山荘に到着。
剱沢から夕日に照らされた別山の景色はとてもすばらしく、輝いて見える。
夕刻には針ノ木岳方面にきれいな虹が出ていた。これもすばらしい眺めだった。
剣山荘は空いておりゆったりとと疲れを癒すことガできた。山小屋とはいえ風呂があるのも楽しい限りだ。
雄山神社 雄山神社
真砂岳付近 真砂岳付近
真砂岳付近から望む剣岳 剣沢より望む夕日の別山
コース
8月 6日 JR大阪駅(8:42発)=(特急サンダーバード7号)=富山(11:49着)
富山=(富山地鉄)=立山=(ケーブル)=美女平=(バス)=室堂〜みくりが池温泉(泊)
8月 7日 室堂(7:10)〜一の越(8:30)〜雄山(9:50)〜大汝山〜富士ノ折立〜真砂岳(11:50/昼食/12:10)
〜別山〜剣御前小舎(13:15)
[A班]剣御前小舎(13:30)〜剣沢小屋(14:30)(泊) [B班]
剣御前小舎 (泊)