金峯山寺蔵王堂
役行者ルネッサンス1300
「役行者の里吉野山」ウオーク

2000年5月28日 朝日・五私鉄リレーウオーク
近鉄吉野駅〜如意輪寺〜吉野水分神社〜金峯神社〜金峯山寺蔵王堂〜吉野駅
 前日から雨が降る朝6時、近鉄あべの橋駅に問い合わせ、決行とのこと。あいにくメンバーは体調不良とのこと一人で行くことにした。吉野駅に10時10分頃到着し、受付を済ませウオ−キング開始。

 如意輪寺まではひたすら足を進める。如意輪寺は、如意輪観音がまつられお堂の扉には楠木正行が四条畷に出陣する折辞世の句を遺している。「かえらじとかねて思えば梓弓 なきかずにいる名をぞとどむる」

 かなり汗をかいた。ここから金峯神社まで風がなく蒸し暑い。途中墨絵のような山々を眺めながらの行進である。

 吉野水分神社(よしのみくまりじんじゃ)は、上千本にあり水を司る神様で社殿は桃山期の建築だそうだ。

如意輪寺

吉野水分(みくまり)神社
 さらに坂道を進む。12時ごろ金峯神社(かみのみたけじんじゃ)に到着。山上ヶ岳に登る登山道が続くそうだ。霧が立ち込めうっそうとした雰囲気だ。

金峯神社

上千本から霧の向こうに見える蔵王堂
 ひたすら車道を歩いて吉野駅に戻る。行きとは裏腹に木漏れ日がさし、そよ風が頬に気持ちがいい。

 金峰山蔵王堂では、役行者神変大菩薩 千三百年大遠忌法要が行われ15年ぶりに、日本最大の秘仏・三体のご本尊ご開帳にされていた。秘仏金剛蔵王権現は、吉野大峯修験道のシンボルで、役行者によって感得され1300年の歴史を伝えている。お坊さんのお話では、身の丈7mで厳しい社会情勢の中で大自然の霊威そのもの具現で、悪魔降伏の慈悲のお姿だとか。蔵王堂を後に帰路についた。
 
コ ー ス
  近鉄吉野駅<受付>〜如意輪寺〜花矢倉〜吉野水分神社〜(葛城山展望台)〜
  金峯神社(昼食)〜竹林院〜桜本坊〜喜蔵院〜善福寺〜大日寺〜吉水神社〜
  東南院〜金峰山寺蔵王堂(秘仏見学)〜吉野駅<ゴール> 

天 候  曇り
参加者 1名
実施日 2000.5.28