白髪岳山頂
白髪岳・松尾山
2001年3月10日 友歩会 21ウオーク
 美しい三角錐をした白髪岳は、丹波篠山の南西にあり住山集落から見ると富士山に似ているので「丹波富士」といわれている。「丹波富士」と呼ばれている山にはこの白髪岳と高城山・三尾山が代表的だ。

 今回は松尾山を経て白髪岳に向かうことにした。松尾山は高仙寺山ともいわれ、高仙寺は鎌倉時代山頂付近に25坊を擁したといわれるお寺だったとのこと。参道には石仏や寺跡の石垣などが残っている。

 JR福知山線古市駅から地域の村おこしと思われる道標にそって、住山に向かう。住山の集落を過ぎると二分して白髪岳への直登コースと松尾山へのコースに分かれる。松尾山へのコースをとりしばらく行くと茶畑が現われる。茶畑の途中から右手に穴地蔵への道標がありそちらへの予定をしていたが見失ったため、直接不動ノ滝に進んだ。不動の滝から滝の上まではかなりの急勾配だ。登りきると首無地蔵のところで尾根から来た道と合流する。

住山から松尾山に向かう

不動ノ滝
 しばらく進むと肩越ノ辻と寺院跡への道に分かれる。左にとり寺院跡などを経てかなりの急斜面を登りきると松尾山の山頂につく。

 山頂は広く、戦国時代に酒井氏冶の城が築かれていたが明智光秀に滅ぼされ跡形もない。
白髪岳まであと一時間程度かかるのでここで昼食にした。枝に積もった雪が落ちるなかで雪かけご飯となった人もいた。昼食後、頂上から急な下りを少し行くと、肩越ノ辻と白髪岳への分岐に出る。

 白髪岳への道はゆるやかな下りと登りを繰り返し進む。最後の数百メートルはかなり急な登りでロープなどを補助にして登る。最後に大きな岩を跨げば頂上だ。

松尾山頂上

小雪にかすむ白髪岳

白髪岳の急な登り

白髪岳山頂が見えた
 天気が良ければこの山頂からすばらしい景色が望めるはずだったが、あいにく小雪混じりの天気で視界は全く望めない。

 あきらめて下山開始。下山は元来た道を引き返し松尾山の北の斜面を通り、肩越ノ辻から左へとり文保寺へ下る。
 
コ ー ス
 京橋駅(8:25)=(快速)=古市(9:35/9:45)〜住山登山口(10:30)〜不動滝(11:00)〜
首無地蔵
〜松尾山(12:20/昼食/13:10)〜白髪岳(14:00/14:10)〜肩越ノ辻(15:00)〜
文保寺〜JR篠山口駅(17:00) 


天 候  曇りのち小雪のち小雨
参加者 7名
実施日 :2001.3.10