雪彦山山頂にて
雪 彦 山 標高915m  雪彦温泉
登山口〜展望岩〜出雲岩〜大天井岳〜雪彦山(三角点)〜鉾立山〜虹ヶ滝〜登山口
 
 雪彦山は英彦山(ひこさん:福岡県).弥彦山(やひこさん:新潟県)とともに、日本3彦山として古くから修験者の道場で知られています。雪彦山へのバスの便が悪く、朝の1本しかない。大阪からだと相当早く出発しないとバスに乗れない。

 今回は新幹線を利用することにし、新大阪駅を7時35分の<ひかりレールスター359号>で行った。
神姫バス姫路バスターミナルを8時45分に乗り雪彦山に向かった。雪彦山バス停の9時50分到着。登山準備をしてバス停を9時54分に出発。

 登山口あたりから、雪彦山の岩肌が見える。登山届けを提出していよいよ出発。いきなりの急な登りになる。不動岩を過ぎてしばらく行く、展望岩に10時21分到着。

 展望岩からこれから行く雪彦山の雄姿が目の前に迫ってくる。この山はロッククライミングも盛んに行われており、目の前の岩場にもアタックしている状況が見える。小休止をして先に進む

登山口から望む雪彦山

展望岩から望む雪彦山

展望岩で小休止

展望岩で小休止

展望岩から見えるクライマー

急な登りをちょっと疲れて
 10時57分、出雲岩に到着。巨岩の下を巻くように登る。圧巻だ。岩場が続く、小学生2人を連れた家族の子供たちは腕白をおおいに楽しんでいる。でもおじさん達にとっては、セリ岩の幅が狭く太目の人は厳しい。

 覗岩からの眺めはスリルがあってしかも景色が最高だ。馬の背を過ぎる頭を上げるとそこは雪彦山の頂上だ。11時40分到着。

 午後に行く三角点のあるところが国土地理院の地図では雪彦山となっている。今登ってきた雪彦山山頂は、大天井岳(800m)で周囲の不行岳・地蔵岳・三峰岳などとあわせて洞ガ岳(ほらがだけ)とよび、これを雪彦山と一般に言われているようです。また、この洞ガ岳と鉾館山・三辻山の三山の総称でもあるそうです。

 昼食をとり12時24分、三角点に向かって歩き始める。まもなく山頂から見えていた大きな岩・天狗岩を過ぎる。この天狗岩や山頂の岩間にイワツツジがきれいに咲き誇っていた。

 三角点の雪彦山(915m)に13時2分到着。三角点手前から杉の樹林帯になっている。登山道は杉の絨毯をひいたようでふんわりした道だ。

 鉾立山(960m)に13時32分到着。展望がよく大山や氷ノ山の山並みが見えるとのこと、パノラマの案内板が設置してある。あいにくの曇りでそう遠くまでは見えなかった。ここまでの道沿いに、コガクウツギが白い花をつけて咲いている。ムシカリに似た花だか木は小さくひだ下ぐらいしかない。
鉾立山頂上付近には、ヤマボウシが咲いていた。本当は丸い実についている粒々が花だということだ。秋になったら赤い実になるとのこと。

 小休止して、虹の滝と峰山への分岐案内板がある。ここで道を間違えた。長老は、雪彦山は洞ガ岳・鉾館山・三辻山の総称であることを思い込んでいたらしく、虹の滝に下りずに先の三辻山方向に進んだ。道は踏んだ形跡があまりなく、道はいいがあまり行っていないらしい。案の定、林道に出てしまった。林道を右手にあがれば三辻山らしいが、ここまで来れば虹の滝とはかけはなれた状況になる。意を決して、鉾立山の分岐点まで戻ることにした。

 鉾立山の分岐に14時55分到着。約1時間のロスタイムとなった。虹の滝・出合までの道はかなり急な坂道で、滝の付近は岩場もある。慎重に下る。

 16時20分雪彦山バス停に到着。ほっとする。32分のバスで河原口へ向かい。雪彦温泉で疲れを癒す。少し、はらはらどきどきの行程であったが、無事温泉につかり帰阪できてよかったと思う。

出雲岩
 

長老の腕の見せどころ
(無理しないで鎖のところを登れば!)

セリ岩(おなかがつかえて?!)

雪彦山で昼食

雪彦山・三角点

鉾立山山頂にて

イワツツジ

コガクウツギ

ヤマボウシ
 
コース
   姫路バスターミナル(8:45)=<神姫バス・雪彦山行>=雪彦山バス停(9:50)
   登山口(9:54)〜不動岩(10:09)〜展望岩(10:21/10:29)〜出雲岩(10:57)
   〜大天井岳(11:40/昼食/12:24)〜天狗岩(12:30)〜雪彦山(三角点)(13:02/13:10)〜
   鉾立山(13:32/13:45)〜分岐(13:50/*/14:55)〜虹ヶ滝〜出合(16:02)〜
   雪彦山バス停(16:20/16:32)=<神姫バス・姫路行>=河原口バス停(16:45)〜
   雪彦温泉(16:45/入浴/18:35)=<神姫バス・姫路行>=姫路駅=大阪駅

    (*印は、迷い道で約1時間ロスタイム)

天 候  曇り

参加者 8名
実施日 2002.6.15