和泉葛城山山頂にて
和泉葛城山 ほの字の里
 
和泉葛城山は、和泉山脈の中心的な山で大阪と和歌山県の県境にある。
和泉葛城山のブナ林は標高の低い(700〜800m)所にある貴重なものとして天然記念物に指定されている。
大阪みどりの百選で「和泉葛城山のブナ林」が選ばれている。
幾度か登っているが今回は、蕎原から宿ノ谷から登るコースを行った。
蕎原バス停からそぶら山荘方面に車道を歩く。しばらく行くと和泉葛城山への登山標識がある。
バス停付近に標識を作ってもらえれば、登山口の心配をしないですむのだがちょっと不満が残る。
車道を30分ほど歩くと、春日橋に到着する。ここから林道を進む。
林道は沢沿いにつながっており、苔むした沢はとてもきれいだ。小さな魚も見られる。
ただつま先上がりの舗装した道が延々と続くので少し疲れる。
11時過ぎにハシカケノ滝に到着。この滝の少し手前から地道になる。
ハシカケノ滝は落差があるが水量が少ないので迫力に欠ける滝だ。
この道を下山コースにとったら、滝は多分やり過ごしてしまうだろう。
しばらく登ると林道がなくなり、右の山を巻いて上がる。ここから整備された登山道になっている。
階段がたくさんあり、ブナ林が広がってくる。ブナ林を楽しみながら上がると表参道の石段下に出る。
石段を一気に上がれば和泉葛城山の山頂、葛城神社である。
山頂は858mで雨の神八大竜王を祀る石の宝殿がある。
前回来たときなかったような気がするが、新しい展望台ができていた。
展望台からは、大阪湾・関空・淡路島・竜門岳など高野山・大台ケ原方面を見渡すことができた。
帰路は神社の表参道を下りることにした。しばらくブナ林を鑑賞しながら歩いた。
1、2週間後に来れば紅葉がきれいではないだろうか。燈籠のある枇杷平というところを通過し、
どんどん下る。搭原と蕎原に分かれる分岐で蕎原に下る。
車道に出て朝来た道を少し戻ると蕎原バス停に着く。ほの字の里は、蕎原口なので少し歩く。
ほの字の里は高台にあり、元小学校だそうだ。
貝塚温泉ほのぼの湯は、貝塚市市営で効能豊かな天然温泉、浴室は木をふんだんに使った桧風呂と
杉風呂でいずれも露天風呂もある。期間ごとに男女入れ替えとのことだが、今回は男性が桧風呂だった。
温泉以外にもバーベキューやスポーツ設備、宿泊設備などいろんな設備がありいいところだ。

春日橋を出発

ハシカケノ滝

ブナ林の紅葉を見上げる

紅葉が始まったブナ林

展望台から竜門山を遠望

ブナ林を後に下山
 
コース  
 なんば駅(8:37)=<空港急行>=貝塚駅(9:05/9:16)=<水間鉄道>=
水間駅(9:30)=<水間バス>=蕎原(9:50)
蕎原(そぶら)(9:53)〜春日橋(10:23)〜ハシカケノ滝(11:08)〜
和泉葛城山(11:45/昼食/12:50)〜枇杷平(13:20)〜蕎原分岐(13:40)〜
蕎原(14:00)〜蕎原口(14:10)〜ほの字の里(14:15//15:50)〜蕎原口(16:10)
=<水間バス>=水間駅=<水間鉄道>=貝塚駅=<急行>=なんば駅

天 候  曇り

参加者 7名 
実施日 2002.10.26