天ヶ岳展望台にて
MRC例会 京都北山 紅葉登山ならず雪中登山
天 ヶ 岳 (788m)
大原〜寂光院〜<寂光院道>〜天ヶ岳〜P525〜鞍馬駅

 
MRC主催の、京都北山紅葉登山に参加した。しかし紅葉とは程遠いとんでもない事態が待ち受けていた。
出町柳に集合するころは、小雨で時々青空も見える程度の天気だった。
この状態は大原に着いても変わらない。バスを降りまわりを見渡すと、山は雪になっていた。
大原の集落の屋根は雪景色になっていた。
大原バス停で身支度をして出発。寂光院でミーティング、体操の後歩き始めた。
寂光院は紅葉が始まっていたがあと一息のところだ。朝早くから修学旅行生が雨の中見学に訪れていた。
登山口を歩き始めると、周りは雪で歩いた跡に道ができている。
依然雨が降っているので木立に積もった雪が雨で解けてボタボタ落ちてくる。
時々頭に雪が落ちてきて悲鳴を上げる状態だ。
雨の合間には上空に青空が覗いたりで、まるで冬の天気だ。
焼杉分岐まで来ると少し視界が広がり、天ヶ岳が遠くに雪をかぶって見える。
振り返れば翠黛山、金毘羅山も薄っすら雪化粧している。
しゃくなげ尾根からの小出石分岐を過ぎるころから、雪の状態もかなり変わってくる。
まるで雪山登山になる。雪は数センチ積もっており、木々は雪化粧している。
展望台からの景色も楽しみにしていたが、風もありとにかく寒くて展望台での昼食をあきらめ直下で立っての昼食にした。
手はかじかんで弁当を食べるのも一苦労だった。雨もみぞれに変わり、山頂では雪になった。
昼食後展望台で記念写真を撮り、早々に出発した。
少し道を引き返し、天ヶ岳を経て鞍馬に通ずる道を登り、天ヶ岳山頂に立った。
山頂は大木の中にあるので見通しは全く利かない。立ち止まって山頂を確認した後すぐ下山開始にした。
下り道は約2時間かけて尾根道を下るため、ゆるい勾配の道を時間をかけて行くことになる。
約1時間で、静原分岐 から三等三角点(525m)に着く。
この辺りまで来ると雪はほとんど解けていた。雨も止んできたようだ。
また1時間ほど歩くと薬王坂に合流し、鞍馬川を渡ると鞍馬神社の山門に着く。

寂光院参道にて

寂光院参道にて

寂光院前にて

寂光院前にて

寂光院から登山口へ

天ヶ岳遠望(焼杉分岐にて)

翠黛山・金毘羅山遠望(焼杉分岐にて)

小出石分岐付近

天ヶ岳山頂付近

天ヶ岳山頂付近

天ヶ岳展望台

天ヶ岳山頂
今回、紅葉登山として企画されたが、冬の天候で雪山登山に早代わりしてしまった。
近郊の山では例年より1ヶ月は早い雪だった。
帰宅後、新聞を見ると六甲山にも1ヶ月早く雪が降ったとの記事が掲載されていた。
近年の気象の変化に懸念しつつも、早々と雪山登山ができ、思い出の1ページが加わって嬉しい限りだ。
 
コース
  出町柳(9:00)=<バス>=大原(9:00)〜寂光院(9:50/10:00)〜焼杉分岐(10:32)〜
  小出石分岐(11:17)〜展望台(12:05/昼食/12:36)〜天ケ岳(12:46)〜静原分岐 (13:51)〜
  P525(13:57)〜薬王坂合流〜鞍馬神社前(15:00)〜鞍馬駅(15:05)=<電車>=出町柳駅

天 候  雨 山頂で雪 下山途中から曇り

参加者 1名 (MRC参加者:36名)
実施日 2002.11.9