太神山 山頂にて |
友歩会定例会 |
湖南アルプス 太神山 |
新緑の湖南アルプスに行った。湖南アルプスの主峰は太神山(たなかみやま)で標高600mとあまり高くないが花崗岩が風化して岩肌が露出し、アルペンムードをかもし出してくれる。今回は露出した岩肌の歩行を少なくして太神山の往復コースを行った。 帝産バスでアルプス登山口へ。ここから歩き始める。川の流れの音を聞きながら時々赤茶けた岩肌が見える。30分ほどで迎え不動につく。すぐ川原になっていて大きな岩が目の前にある。あの岩の上に登ってみたい心境になる。早速、上がってみる。岩の裏に割れ目があって足場ができており誰でも簡単に上がれる。15分ほど車道をさらに歩くと突き当り気味になり、標識が現れる。ここから地道になり歩きやすくなる。湖南アルプスの露出した岩肌が右手に見え隠れする。左上には今にも落ちてきそうな大岩が頭上にたくさんある。時々茶褐色の山道を上がるが、比較的楽な道である。 ここを登りきると不動寺かと思うような箇所を何度も繰り返して上がる。山頂はそんなに近くないのだ! 登山口を出発して1時間少しで泣き不動に到着。しばらく歩くと不動寺の山門に到着した。山門を入ると一般に仁王像があるが、ここはユニークな石仏になっている。不動寺の信者が汗をかいてここまで上がってきてこの石仏でホッとしたのであろうか。信仰の中にもユーモアがある。最後ののぼりは急な階段だ。 登りきると頭上に本堂が岩に絡まるように建っている。本堂は清水寺で知られる舞台造りになっている。また屋根は巨大な岩に潜り込むようになっている。巨大な岩の上に本堂は建てられているとのことだ。また本堂は国の重要文化財だそうだ。本堂の大きな岩を過ぎると太神山の山頂なる。山頂は599.7mで二等三角点になっている。山頂はこの三角点と祠がある。ここからは木立で展望は望めない。山頂をクリアーした後、本堂下の広場で昼食にした。 |
帰路は往路を引き返した。予定より早く下山でき一時間速いバスに乗ることができた。温泉に行くため途中の黒津バス停で下車し、南郷洗堰まで歩いて南郷温泉の二葉屋に向かった。温泉にゆったりつかりゆっくりした。温泉から今日行ってきた太神山が瀬田川の向こうに見えていた。写真に写っている山並みを湖南アルプスというとのことだ。堂山はここから一番近く写真の左手前の大きく見える山で湖南アルプス独特の姿をしているようだ。 |
コース JR石山駅(9:25)=<帝産バス>=アルプス登山口(9:50) アルプス登山口(9:52)〜迎え不動(10:18)〜泣き不動(11:13)〜太神山(11:47/昼食/12:40)〜 泣き不動〜迎え不動(13:38)〜アルプス登山口(14:05) アルプス登山口(14:08)=<帝産バス>=黒津〜南郷洗堰〜南郷温泉(入浴) 南郷=<京阪バス>=石山駅 ●約8キロ 天 候 曇り時々晴れ 参加者 14名 実施日 2003.5.24 |