三岳 山頂にて
友歩会定例会
多紀アルプス 三 岳(御嶽)
 
 梅雨の真っ只中、雨降りの中での登山になった。なんでも6月28日は特異日ということでこの日は大雨になっているらしい。そんな中、多紀アルプスの三岳に行った。
 多紀アルプスは、小金ヶ岳・三岳・西ヶ岳が主峰で、最高峰は三岳で標高793mある。篠山口からタクシーで三岳登山口に向かう。以前はバスがあったが採算割れで廃止になったそうだ。
 登山開始、そんなに激しい雨ではないが依然降り続けている。民家の間から登山道に入る。杉の樹林帯でかなり急な登りになるがしばらくの時間ですぐ尾根道歩きになる。尾根道を行くと鳥居堂跡、大岳寺跡に着く。岩が露出したところを過ぎると山頂に近い。雨が降っていなければこのあたりがビューポイントなのだろう。あいにくの雨で何も見えない。上がりきると屋根のある休憩所につく。早速昼食にする。午後の予定と天候を考え早めに出発する。休憩所の上に祠があり、不動明王がお祀りしてある。左上に三岳の山頂がある。
 山頂には放送局の中継アンテナが立っている。山頂中央に大きな根っ子の形をした方向指示板がある。そして三角点がある。三角点は一等三角点だ。西ヶ岳を目指して下山するが下りはかなりきつい。西ヶ岳への分岐で西ヶ岳への縦走をあきらめ、栗柄口へ下山することにした。とはいっても登り道では考えられない急勾配だ。鎖があちこちにあり足元もすべりやすい。西の覗に着くがここからの展望も当然望めない。晴れていたらどうも様子からして絶景のようである。足元に注意しながらゆっくり降りる。急斜面が終わるころに愛染屈という自然にできた洞窟がある。ここを過ぎしばらくすると林道に出る。しばらく行くと車道に出る。
 予定変更もあってバスの発車時刻まで1時間待ちになった。近くのガラス工房さんの軒下で雨宿り。1時間後バスに乗って草山温泉へ。温泉で疲れを癒してほっとする。雨のため多紀アルプスを堪能することができなかったが、再度チャレンジしたい山だ。
 
御嶽登山口 火打岩にて                   登山開始
 
三岳 登山道より                        鳥居堂跡 
 
休憩所で昼食                          不動明王を祀る石室
 
三岳 山頂                            三岳 一等三角点
 
西の覗                              西の覗にて
 
下山時の展望                          栗柄に下山
コース  
  JR篠山口駅(9:41/9:50)=<タクシー>=火打岩登山口(10:15/10:25)〜分岐(10:45)〜
  鳥居堂跡(11:07)〜大岳寺跡(11:26)〜休憩所(12:05/昼食/12:25)〜石室〜
  三岳(12:30/12:40)〜西ヶ岳分岐(13:03)〜西の覗(13:11)〜愛染屈(13:35)〜
  林道分岐(13:50)〜栗柄奥(14:00/時間待ち/15:03)=<バス>=
  草山温泉(15:15/入浴/16:10)=<タクシー>=篠山口駅 ●約6キロ

天 候  雨
参加者 5名 
実施日 2003.6.28