雷鳥 三俣蓮華岳にて
鷲羽岳・三俣蓮華岳・双六岳 
高天原山荘〜水晶池〜岩苔乗越〜ワリモ岳〜鷲羽岳〜
三俣蓮華岳〜双六岳〜双六小屋

 
8月3日、今日は水晶池から岩苔乗越、鷲羽岳、三俣蓮華岳、双六岳を経て双六小屋までの行程だ。
昨夜の超満員で朝食は4時前から並んでとなり、大自然の動きの中に都会のラッシュが同居した感じだ。
高天原山荘を5時15分に出発。水晶岳の裾を岩苔小谷に沿って緩やかに登る。
1時間ほどで水晶池に到着。水晶池は登山道から少し外れ3分ほど下ったところにある。
水晶池には水晶岳が映っていてとてもきれいだ。
また池には名前はわからないがそうめんを流したような水草が池に漂っていてとても面白い。
水晶池を出て1時間ほど過ぎたあたりからお花畑が一面のすばらしい高原になる。
足を止めたりカメラのシャッターを押したり幸せな一瞬だ。
ハクサンフウロ、クルマユリ、トリカブト、ミヤマキンポウゲ、ハクサンイチゲ、ヨツバシオガマなどなど
数え切れないほどの種類のお花が咲き乱れている。
やがて岩苔乗越への取り付きになるとかなり急坂になる。
でもやはりここもお花が和ませてくれて喜びが先にやってくる。またここは黒部の源流である。
黒部の源流はここと岩苔乗越を超えた反対側の2箇所にある。
一般には反対側の鷲羽岳と祖父岳の間の沢を黒部源流と呼んでいる。
乗越からは薬師岳、三俣蓮華岳などの眺めがすばらしい。
またこのあたりから目立ちたがり屋の槍ヶ岳が顔を覗き始める。
ワリモ北分岐を過ぎやがてワリモ岳に着く。
この間の登りでイワギキョウ、イワツメクサ、タカネツメクサが疲れを癒してくれた。
ワリモ岳山頂は大きな岩を積んだような形で遠くから見ると烏帽子のようにも見える特徴ある山だ。
鷲羽岳へは一旦暗部まで下り、上り返すことになる。ガラバの道を注意しながら下り、上り返す。
鷲羽岳山頂は広く展望は最高だ。標高は2924mで三等三角点になっている。
当然この山頂から槍穂高連峰が勇ましく展望できる。
常念岳も大きな山でこんなに遠くからでも立派な山だ。表銀座の大天井岳の雄姿もすばらしい。
山頂から下を見ると鷲羽池が水を湛えている。
槍穂高の山を屏風になんともいえない美しさをかもしだしている。
少し長めに山頂での景色を楽しんだあと三俣山荘に下山した。
午後は三俣蓮華岳から双六岳の挑戦だ。
いつも山頂に行かず巻道ルートを通っていたので、いつかは行きたいと思っていた。
巻道ルートの三俣分岐から三俣蓮華岳山頂へは20分ほどで到着。
山頂は広く標高2841mで三等三角点だ。
残念ながら三俣分岐あたりからガスが出始め遠くの景色が望めなくなった。
次第に足元もガスが押し寄せ始めた。
遠くが見えないのならきっと雷鳥に会えるのではと期待しながら双六岳への道を急ぐ。
期待は現実になった。雷鳥の親子がいたのだ。
雷鳥はちょうど砂浴びをしていた。鶏ではよく見かけるが雷鳥では初めての光景だった。
1時間半ほど歩き続け16時双六岳に到着。依然ガスがかかった状態が続いていて気温も下がってきた。
双六岳の山頂も広く双六ができそうな広さだ。標高は2860mで三等三角点になっている。
17時30分少し遅めで双六小屋に到着。
到着予定は15時30分であったがメンバーにハプニングがあり2時間遅れの到着となってしまった。

高天原山荘

高天原を出発

高天原お花畑(湿原)の夜明け

水晶池

水晶池

薬師岳 岩苔乗越へ登り

ハクサンフウロとミヤマキンポウゲ

岩苔乗越へ登り

岩苔乗越へ登り

薬師岳 岩苔乗越付近にて

岩苔乗越への最後の登り

水晶岳 岩苔乗越付近にて

薬師岳 岩苔乗越付近にて

三俣蓮華岳 岩苔乗越にて

イワギキョウ

ワリモ岳 岩苔乗越付近にて

槍ヶ岳 ワリモ北分岐付近より

槍ヶ岳と北鎌尾根 ワリモ北分岐付近より

                                      大天井岳   常念岳              槍ヶ岳

黒部五郎岳 ワリモ北分岐より

ワリモ岳 ワリモ北分岐より

薬師岳と水晶岳 ワリモ岳山頂付近にて

野口五郎岳から蓮華岳方面 ワリモ岳山頂付近にて

三俣蓮華岳     黒部五郎岳               薬師岳    水晶岳            野口五郎岳

水晶岳                                                    野口五郎岳

槍ヶ岳と鷲羽岳 ワリモ岳にて

薬師岳・ワリモ岳・水晶岳 鷲羽岳より

槍ヶ岳 鷲羽岳より

槍ヶ岳と鷲羽池 鷲羽岳より

鷲羽岳山頂にて(標高2924m)

鷲羽岳 三等三角点

槍ヶ岳 鷲羽岳にて

槍ヶ岳・穂高岳 鷲羽岳にて

三俣蓮華岳 鷲羽岳下山途中にて

大天井岳 三俣山荘付近にて

大天井岳・北鎌尾根・槍ヶ岳 硫黄岳(手前赤い山)

水晶岳・ワリモ岳・鷲羽岳 三俣蓮華岳取っ付きより

三俣蓮華岳山頂にて(標高2841m)

三俣蓮華岳 三等三角点

雷鳥の砂浴び

雷鳥

双六岳にて(標高2860m)

双六岳 三等三角点
第5日目 双六小屋・鏡平へ
 
コース
8/ 3 
  高天原山荘(5:15)〜水晶池(6:20/観賞/6:35)〜岩苔乗越(8:52)〜ワリモ北分岐(9:18)〜
  ワリモ岳(9:37)〜鷲羽岳(10:40/11:00)〜三俣山荘(12:06/昼食/12:50)〜
  三俣分岐(13:46/13:55)〜三俣蓮華岳(14:12/14:25)〜双六岳(16:00/16:06)〜
  双六小屋(17:30)(泊)

天  候 晴れのち曇り

参加者 25名
実施日 2003.7.30〜8.4