武奈ヶ岳 山頂にて
友歩会準例会
比良 武奈ヶ岳 標高1214.4m
比良ロープウエイ山上駅〜八雲ヶ原〜武奈ヶ岳〜八雲ヶ原〜ロープウエイ山上駅
 
 比良山のロープウエイと登山リフトがこの3月末で廃止になるので駆け込み登山になった。この比良索道ができたのが昭和37年竣工(リフト乗り場の石柱)とあったので、丁度私が社会人になった時期だ。以降この索道も40年余り登山者やスキーヤーに愛されてもうすぐ引退だ。私と同じ世代で活躍したんだと思うと懐かしさや寂しさが感じられる。
 さて、京都駅8時14分の新快速で比良駅へ。出かける人も多くバスは2台ともいっぱいだ。登山リフトに揺られながら、堂満岳や遠くに蓬莱山を眺めながら上がる。釈迦岳駅でロープウエイに乗り換へ山上駅に向かう。登山リフトとロープウエイの乗り継ぎを解消して一本のロープウエイの計画もあったが今ではそれもなくなった。ロープウエイから眼下の景色も最後だ。山上付近の天功磨崖佛も正面から見られないだろう。山上駅からはアイゼンを装着しての歩行になる。雪は硬くなっているので足を吸い込まれることはない。八雲ヶ原を過ぎ、回り込むようにイブルギのコバへ。ここから山頂まで急斜面を登る。夏道だとジグザグ道なのだが、雪で覆われているためほぼ直登になる。少しきついが雪山とあって面白い。林の中から山頂が見え隠れするところを過ぎると最後の登りだ。一気に登りきるとすばらしい眺めが迎えてくれた。白山までは見えなかったが、すばらしいパノラマを体感することができた。山頂は少し風があるので少し下った陽だまりで昼食にした。ぽかぽかしていい気持ちでしばらく過ごせた。
 帰路は林の中をスキー場目掛けて下った。リフト手前で少しきつい所があったが結構面白かった。
スキー場は雪がなくなり、クローズになっている。何人かは尻制動で下山した。子供心に帰っていたようだ。八雲ヶ原から山上駅へ戻り、ロープウエイと登山リフトで下山した。3月末で廃止されるので非常に残念だが、心残りを感じながら最後の搭乗になった。バスの発車時刻まで間があったので比良トピアまで歩いて、入浴し疲れを癒した。
 
廃止になる登山リフト                     雪の上を楽しく上る 
 
 
雪の急斜面を登る                        もうすぐ山頂だ 
 
武奈ヶ岳 三等三角点                    武奈ヶ岳山頂にて 

 
スキー場に下山                        シーズンオフになったスキー場を尻制動で降りる 
 
ロープウエイ比良山上前広場にて              ロープウエーから望む天功磨崖佛 

コース   
  JR比良駅(8:42/8:47)=<江若バス>=山麓リフト前(9:02/9:10)=<比良登山リフト>=
  釈迦岳駅=<比良ロープウエイ>=山上駅(9:50/10:10)〜八雲ヶ原〜イブルギのコバ(10:36)
  〜武奈ヶ岳(11:25/11:35)〜<昼食>〜スキーリフト上(12:53)〜八雲ヶ原(13:27)〜
  山上駅(13:40)=<比良ロープウエイ>=釈迦岳駅=<比良登山リフト>=山麓リフト前〜
  比良トピア(入浴)=<江若バス>=JR比良駅駅

天 候  晴れ  
参加者 5名 
実施日 2004.03.13