太郎平小屋への登り
MRC アルプス例会
北アルプス西銀座縦走
(折立〜太郎兵衛平)

 
 MRCが例年行っているアルプス例会に参加した。今年は当初南アルプスの塩見岳の予定だったが道路不通で急遽北アルプスになった。昨年折立から太郎兵衛平を経由、薬師沢小屋へ、雲ノ平から高天原小屋へ、鷲羽岳・三俣蓮華岳・双六岳小屋へ、鏡平を経て新穂高温泉へのコースだった。

 今年は雲ノ平に行かず、太郎平小屋で1泊し黒部五郎岳をメインにして黒部五郎小舎で2泊目、三俣蓮華岳・双六岳そして鏡平小屋で3泊目、4日目は新穂高温泉に下山というコースだった。

 前日の7月29日、阪急の夜行高速バスで富山駅に出る。ここから集合場所の折立まで1時間半ほど地鉄バスで山岳道路を走る。険しい山道を登りきると有峰湖になりこの辺りから台地のような緩やかなり折立に到着する。

 折立に到着すると休憩所前で出発準備をして登山に備える。8時30分折立を出発。いきなり急な登りになる。太郎坂で、ほぼ三角点近くまで急登が続く。昨年も歩いているので今回は余裕がある感じだ。

 三角点を過ぎると、富山平野や有峰湖がきれいに見える。さらに進むと立山連峰特に剱岳の特徴ある姿が和ませてくれる。正面には北ノ俣岳が見える。丁度太郎平小屋への荷物運搬のヘリコプタ数回北ノ俣岳の前を横切っていた。

 太郎平小屋に近づくにつれ薬師岳の雄姿も整ってきた。登山道の両脇はお花畑で高山植物が花を咲かせている。今年は花の開花が例年より早いらしい。ニッコウキスゲやコバイケイソウの群生地は生りを潜めていた。ニッコウキスゲは何輪か咲いていた程度でキリンソウは多く見られた。チングルマの白い花は見られなかった。

 そうこうするうちに太郎平小屋に到着した。無事到着の乾杯をして夕刻までの自由時間をすごした。明日太郎山山頂へは行くだろうが三角点が見つかるか心配だったので行ってみた。10分ほどで山頂に到着。山頂へは道がつけられていて、三角点の周りにはケルンなどがあった。ここからの展望はすばらしく薬師岳はもちろん明日から行く北ノ俣岳から黒部五郎岳はもちろん360度の大パノラマだ。

 明るい内に夕食をいただき、夕日が沈むまで雄大な景色を堪能して夢の中へ。

折立休憩所で出発準備(1350m)

巨大桧の木

有峰 三等三角点(1870.6m)

剱岳と立山の連峰が見えてくる

振返ると有峰湖が大きく見える

前方に北ノ俣岳と太郎平小屋へのヘリが飛ぶ

薬師岳の全容が見えてくる

太郎平小屋はもうすぐだ

ニッコウキスゲ
キンコウカ
キリンソウ

チングルマ

薬師岳 太郎平小屋から(2330m)

太郎山 太郎平小屋から

太郎山 山頂にて(2372.9m)

太郎山 三等三角点

太郎山から望む薬師岳・太郎兵衛平と太郎平小屋
太郎平小屋〜赤木岳へ
 
コース
7/29
  大阪(21:40)=<阪急高速バス>=
7/30
  富山(5:00/6:00)=<地鉄バス>=折立(8:10) 
  折立休憩所[集合](8:30)〜三角点(10:17)〜五光岩ベンチ〜太郎平小屋(13:40) 

天 候  7/30晴れ 7/31晴れ 8/1晴れ 8/2晴れ 
参加者 15名 
実施日 2004.07.30−08.02