那岐山 山頂
MRC主催 
那 岐 山 標高1255m
 
MRC主催の那岐山(なぎさん)登山に参加した。
今回はかなりの遠距離になるので前日後山に登り、一泊して2日目に那岐山に登った。
愛の村を7時40分バスで出発し、那岐山登山口の第1駐車場に到着。登山準備をして8時35分登山開始。
歩き始めると蛇淵の滝の鳥居がある。さらに進むと右手に山へ入る登山口があり、案内に沿って登る。
やがてBCコースの分岐点に着く。今回はCコースを上がってBコースを下山コースにした。
30分ほどで林道の出会いに出る。この辺り迄来ると赤い檜の木が目に付いてくる。
最初は朱色を塗ったのかと思ったがそうでもない。よく見ると皮をむかれて赤くなっているのだ。
酷いことをする人がいるんだと思いながら登っていくと、疑問が解決した。
この辺りは「檜皮の森林(ひわだのもり)」で、岡山森林管理署の説明板によると、国宝・重要文化財等の歴史的建造物は、定期的に屋根の維持・補修が必要だ。「檜皮」はこれらの材料として昔から使われている。
この国有林はその「檜皮」を供給する森林に指定されていたのです。
登り始めて1時間半、五合目を過ぎ大神岩に着く。
ここから日本原高原の展望が期待されたが、あいにくのガスで視界は全くない。
大神岩から50分ほどでピークに到着。このピークは標高1240mで三等三角点になっている。
広々した高原状のピークで、休憩所やトイレもある。ここで昼食休憩にした。
残念ながらガスは晴れず、霧状のガスの中だ。那岐山の最高峰は北に15分ほど先にある。
山頂の手前には立派な非難小屋もある。登りきると山頂で標高は1255mだ。
この最高峰は平成13年に国土地理院の調査で1240mが1255mに変更された。
山頂には新旧の山頂標識がある。ガイドブックなどによると旧三角点と那岐山山頂を区別しているが、私の考察では三角点のあったピークを那岐山の山頂としていたが、すぐ近くの15m高いピークを
那岐山山頂と呼ぶようにしたものと思われる。国土地理院の地図では三角点位置は1240m地点で、ガイドブック等の旧三角点とは同位置だ。したがって旧三角点と呼ぶのはおかしいのではないだろうか。
つまり山頂と三角点位置は同一とは限らないからだ。
残念ながら相変わらずのガスの中で視界はない。早々にBコースから下山した。
下山後バスで帰途に着き、枚方に17時前に到着した。天気の良いときに再度登ってみたい山だ。

ツリフネソウ

登山道入口

BCコース分岐点

皮を剥がれた檜の木

林道出合

大神岩(標高1000m)

那岐山 三角点ピーク

那岐山 三等三角点 標高1240m

那岐山 山頂(標高1255m)にて

Bコースを下山
 
コース
  愛の村(7:40)=<貸切バス>=那岐山登山口・第1駐車場(8:20/8:35)〜B・C分岐点(8:53)
  〜<Cコース>〜林道分岐(9:10)〜五合目(9:57)〜大神岩(10:00)〜
  三角点(10:50/昼食/11:15)〜那岐山(11:30/11:40)〜A・B分岐点(11:52)〜<Bコース>〜
  五合目(12:54)〜B・C分岐点(13:28)〜那岐山登山口(13:45/14:15)=<貸切バス>=
  枚方(16:50) 

地 図  日本原
天 候  曇り時々霧雨 
参加者 26名 
実施日 2004.09.05