鎧岳山頂にて
友歩会 定例会
鎧 岳 標高893.9m 兜 岳 標高920m
 
 友歩会の9月定例会は鎧岳と兜岳に行った。
鎧岳・兜岳と屏風岩の三つを総称して曽爾三山と云われている。そして国の天然記念物だそうだ。大阪を発つころは晴れていたが名張に近づくにつれ空模様は怪しくなってきた。名張駅からバスで葛バス停に降り立った。バス停前の郵便局の上空に鎧岳がガスで見え隠れしている。いきなり見上げるような山登りで圧巻だ。診療所の右手の登山口から歩き始める。しばらくして林道に入る案内が出るが、林道らしき道は草が覆い茂っていて行先を疑った。昨夜の雨で濡れた草むらをかき進むとやっと林道らしくなった。約30分で林道が終点だ。ここからジグザグの登りが始まるが少ししたところで新宅本店前からの道の分岐になる。以前はこの道が登山道だったそうだが、最近今の道ができたそうで昭文社地図にもない。約50分ジグザグのかなり急な登りが続く。1人が途中でリタイヤした。尾根道に11時頃到着し小休止にした。ここから約15分で鎧岳に到着した。
 鎧岳は標高893.9mで三等三角点になっている。山頂からの展望は曽爾高原が見える程度だ。ここで昼食を計画していたが、この山を下り兜岳に上り返さなければならないので兜山に変更した。来た道を分岐まで戻り左折して急な下り道を降りる。降りきると峠と思われるとこがあるが、さらに進むともっともらしい峠に着く。ここが峰坂峠だがどちらからも診療所の標識がある。兜岳へは先に進むが、標識には急斜面注意と書かれている。急斜面を張られたロープなどを使って20分ほど上がると景色が開け今登ってきた鎧岳の絶壁が見える。
 鎧岳の絶壁の向こうに曽爾高原がうっすらと見え、さらに古光山が右に見える。すばらしい光景だ。数回ピークをだまされて兜山に到着。兜山は標高920mで山頂は広く昼食に最適だ。早速昼食にした。展望は古光山が見える程度だ。昼食後下山開始、標識には「これより先急斜面注意」とある。注意標識通りかなりの急斜面だ。雨でも降れば事故を起こしそうな斜面で細心の注意で下山する。急斜面の500mを35分かけての下山になった。久々の急斜面だった。後は通常の山道でまもなく首無地蔵があり車道に出た。済浄坊の滝分岐まで来たとき突然大粒の雨が襲ってきた。
 バス時間に合わせて滝見物などと思っていたがこの雨ですっかり慌てて、大雨の中バス道まで下りてしまった。横輪バス停に14時35分到着。バスは16時10分までない。約1時間半の待ち時間だ。雨はたたきつけるように降って止みそうにない。バス停角の自販機でビールを飲んで時間調整。
15時半過ぎに雨が止んだ。一つ先のバス停まで行くことにした。そこは新岳見橋で鎧岳・兜岳のビューポイントだ。雨上がりの両山を眺めたり写真を撮ったりした。定刻のバスに揺られて帰途に着いた。雨が下山後だったので本当にラッキーだった。
 
鎧岳 登山口付近より                     鎧岳への登り 
 
鎧岳山頂                             鎧岳山頂より望む曽爾高原 
 
兜山の登り道より望む鎧岳                  兜山の登り道より望む古光山  
 
兜山の登り道より望む鎧岳断崖と曽爾高原        兜岳山頂にて 
 
兜岳の急斜面を下る                      兜岳巨岩を下る 
 
鎧岳 新岳見橋より                      兜岳と鎧岳 新岳見橋より 

コース  
  名張駅(9:00)=<三交バス山粕西行き>=葛(かずら)バス停(9:39/9:45)〜林道終点(10:12)
  〜新宅本店前分岐(10:19)〜尾根道(10:58)〜鎧岳(11:14/11:26)〜峰坂峠(11:55)〜
  兜岳(12:40/昼食/13:20)〜目無地蔵(14:05)〜済浄坊の滝分岐(14:11)〜
  曽爾横輪バス停(14:35/バス待ち・雨宿り/15:36)=
  新岳見橋バス停(15:40/ビュースポットで写真/16:10)=<三交バス>=名張駅(16:53)

地 図  倶留尊山
天 候  曇り、済浄坊の滝分岐からにわか雨 
参加者 7名 
実施日 2004.09.25