和佐又山 国見岳付近にて
友歩会 準例会
和佐又山 標高1344m 大普賢岳 標高1779.9m Vol.1
和佐又ヒュッテ〜和佐又山〜笙ノ窟〜大普賢岳
 
 友歩会2005年5月準例会として和佐叉山から大普賢岳に行った。
昨日は大台ケ原を歩いたが今日は難所も多くかなり厳しい行程だ。昨日もいい天気だったが今日もすばらしい天気のようだ。4時16分大台ケ原の連山からのご来光を拝む。和佐叉山は七変化のように色が変わっていく。朝日を浴びる和佐叉山はすばらしいの一言に尽きるだろう。
 ヒュッテで朝食を摂り登山支度して6時過ぎに大普賢岳に向けて出発した。ヒュッテから少し上がったところの碑が建っている辺りから大普賢岳が朝日に輝いて美しい。大普賢岳に向かう前に和佐叉山に足慣らしを兼ねて登る。和佐叉のコルから15分ほどで登れる。山頂は標高1344mで三等三角点になっている。大普賢岳を見ようと思ったが展望は望めなかった。和佐叉のコルに戻り、いよいよ大普賢岳へ期待が大きく膨らむ。しばらく尾根道を歩くとやがて絶壁の壁の道を歩くようになる。上も下も絶壁が続くが日本岳の中腹を巻いているようだ。「シタンの窟」と呼ばれる行場の前を通り、先に進むと「笙ノ窟(しょうのいわや)」に着く。笙ノ窟は役の行者が修行した場として一番知られている。上はすごい絶壁で岩清水が頭上に落ちてくる。少し休憩して先に進むと「鷲の窟」があり、急坂を登り切って尾根に出ると日本岳の標識がある。
 この上に少し上がったところが日本岳の山頂のようだ。山頂に向かわず尾根を先に進む。急な尾根を登り鉄梯子を登り切ると石楠花が迎えてくれる。そこは石ノ鼻と呼ばれるところで大きな岩がある。この岩から大峯の山々の眺望を堪能することができる。しばらく休憩して景色を楽しむ。
小普賢岳を巻くように急坂、梯子を登りつめると、小普賢岳のコルに着く。この小普賢岳も登らず先に進む。
 本峰の大普賢岳が目の前に迫ってくる。見上げるてっぺんまで厳しい登りと梯子、階段、鎖の連続だ。梯子や絶壁の下を見ると足がすくむ。喉を枯らしながら登りつめると大普賢岳の肩に到着した。
山頂はすぐこの左上だ。右の尾根を行くと山上ヶ岳へと続いている。9時大普賢岳の山頂に到着。山頂は細長くあまり広くはない。標高は1779.9mで三等三角点になっている。展望は少し雑木があるものの十分楽しめる。しばらく景色を楽しみながら達成感をかみしめた。
 
ご来光 和佐又ヒュッテにて                 朝日を浴びる和佐又山 
 
大普賢岳登山口                        大普賢岳 和佐又ヒュッテ上の丘より 
 
和佐又山 山頂にて                      和佐又山 三等三角点(標高1344m) 
 
和佐又のコル                          笙ノ窟手前まで来ると絶壁横に岩道になる 
 
笙ノ窟                              笙ノ窟の絶壁 
 
日本岳のコル                          石楠花 

 
石ノ鼻への登り                         石ノ鼻から下界を見る 
 
石ノ鼻からの展望 
 
小普賢岳への登り                      小普賢岳のコル 
 
大普賢岳山頂近くのハシゴ場から下を覗く        大普賢岳への最後の難所 

 
大普賢岳山頂にて                      大普賢岳 三等三角点(標高1779.9m) 
 
弥山の山々 山頂より                     稲村ヶ岳・山上ヶ岳の山々 山頂より  
和佐又山・大普賢岳 後半Vol.2 (次ページへ)
コース   
  和佐又ヒュッテ(6:05)〜和佐又のコル(6:23)〜和佐又山(6:35/6:41)〜和佐又のコル(6:52)〜
  シタンの窟(7:24)〜笙ノ窟(7:36)〜鷲ノ窟(7:46)〜日本岳の肩(7:54)〜石ノ鼻(8:09/8:16)〜
  小普賢岳の肩(8:25)〜大普賢岳(9:02/9:10)〜水太覗(9:26)〜弥勒岳(9:45)〜サツマコロビ
  〜国見岳(10:46)〜屏風横駈〜稚児泊〜七ツ池〜七曜岳(11:05/昼食/11:36)〜
  無双洞(12:50/13:01)〜底無井戸(13:45)〜笙ノ窟分岐(14:08)〜和佐又のコル(14:31)〜
  和佐又ヒュッテ(14:48/15:10)=<車>=ふれあいの郷かみきた(15:40)   ●約10km

天 候  晴れ 
参加者 3名 
実施日 2005.05.20