塩見岳 西峰
MRC主催 アルプス例会 Vol.4
北荒川岳 標高2697.6m 塩見岳 標高3052m
熊ノ平小屋〜安倍荒倉岳〜小岩峰〜新蛇抜山〜北荒川岳〜塩見岳〜塩見小屋

 
 昨夜半は雨が降ったり止んだりしていたが、起きてみると何とか一日もちそうな雰囲気だ。熊ノ平小屋を5時10分に出発、尾根からかなり下がっているのでまだ薄暗い。ほとんど森林の中を歩く。少し上がったところで樹林が低くなりちょうど太陽が雲間から射してきた。登りきったところが安倍荒倉岳だと思うが団体のため確認できず先に進む。

 2時間足らずを黙々と歩くと岩場に出た。小岩峰で展望台になっているが景色は期待できない。少し行くとピークが新蛇抜山だが少し巻いているので山頂を同様に確認できなかった。樹林帯を抜け顔を出すとそこは北荒川岳の山頂だ。

 北荒川岳は火山のような形になっていて山頂の淵を残し北西面がカールのようになっている。また浸食が進んでいるのか真新しい崩壊の後がうかがわれる。火口を回るような感じで先に進むと少し巻き道になっていてお花畑になり安らいだ気分になる。回り込むと北荒川岳はかなり大きい山として見えてくる。もっと先の塩見岳の取り付きの縦走路から見た北荒川岳は美しい山容をしていた。

 塩見岳への取り付きで昼食休憩にした。ここからひたすら山頂まで登りが続く。天気が芳しくないので景色も望めずただひたすら歩き続ける。小一時間で蝙蝠岳の分岐につく。後半時間ほどで山頂に到着だ。

 12時30分塩見岳東峰に登頂。標高は3052mだ。周りは何も見えないがとにかく記念写真を撮る。しばらくして西峰も見え始めたので西峰に移動。西峰には二等三角点があり標高は3046.9mで東峰より低い。少しはなれたところに御料局の三角点がここにもあった。展望がまったく望めないので下山を開始した。

 全員ストックをしまって急勾配のガレ場を落石に気をつけて下る。急なガラ場を下り終えて前方の丸い山の山頂近くが塩見小屋だ。元気を出して歩く。

 昨日同様夕立が降り始めた。今日はぎりぎりセーフで小屋に到着した。夕暮れまでの時間ガスの切れ間に塩見岳を見ようとしたが結局見れなかった。北岳、間ノ岳から今回の縦走で歩いた足跡が一望でき楽しく歓談できた。雨も時々降り始め明日の天気は期待できないようだ。

小岩峰(手前のピーク)へ

小岩峰(奥のピーク)と新蛇抜山

小岩峰(奥のピーク)

小岩峰の鞍部から新蛇抜山(奥)を望む

北荒川岳山頂

北荒川岳 三等三角点

北荒川岳のカールの周囲を歩く

北荒川岳 山頂を望む

北荒川岳南端崩壊部手前のお花畑を歩く

一面に咲いていたお花

北荒川岳 縦走路より

塩見岳に向かって(塩見岳はガスの中)

北荒川岳 縦走路より

塩見岳への険しい登り

塩見岳への険しい登り

塩見岳東峰にて(後方は西峰)

塩見岳西峰 東峰より

塩見岳東峰 西峰より

塩見岳西峰にて

塩見岳西峰山頂

塩見岳西峰 二等三角点

塩見岳西峰 御料局三角点

塩見岳の急なガラ場を下る

塩見岳の急なガラ場を下る

天狗岩付近

塩見岳の急なガラ場を下る

中央の山頂に塩見小屋がある

塩見小屋

奥   仙丈ヶ岳     木曽駒ヶ岳    北岳   間ノ岳    西農鳥岳 農鳥岳   広河内岳
前                          安倍荒倉岳  新蛇抜山  北荒川岳 
塩見小屋からのパノラマ  縦走してきた軌跡が見える

間ノ岳(右)北岳(間ノ岳の左肩に見える)

塩見岳は相変わらずガスの中 残念!
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コース
8/21
  熊ノ平小屋(5:10)〜安部荒倉山〜小岩峰(6:57)〜新蛇抜山〜北荒川岳(9:00/9:08)〜
  キャンプ地の尾根(10:10/昼食/10:35)〜蝙蝠岳分岐(11:27)〜塩見岳東峰(12:23/12:38)〜
  塩見岳西峰(12:48/13:00)〜塩見小屋(14:10)     塩見小屋(泊) 

天 候  曇り一時雨(軽い夕立) 
参加者 16名 
実施日 2005.08.19〜08.22 3日目(8/21)