釈迦岳 山頂にて
友歩会 定例会
釈迦岳 標高1060.3m カラ岳 標高1030m
 
 友歩会定例会で低山が続いていたが久々に1000m級の釈迦岳に登った。梅雨の最中天候の不順が続いて九州などでは豪雨で被害が出ている。一週間連続して天気予報は傘マークが続いている。そんな状況でも友歩会の実施する土曜日は前日のは傘マークがなくなり悪くても雲マークになる。例に漏れずと前日には傘マークがなくなり雲マークになったが当日は晴れのち快晴とすばらしい天気だ。
 比良駅を9時過ぎに出発、天満宮右横から山へ入る。学生のグループ数組が大きなリュックを担いで歩き始めていた。湖西道路の高架をくぐりイン谷口からリフトさんろく駅まで約1時間、結構汗をかいた。ロープウエイ・リフトの営業が廃業になりここまで来ていたバスもなくなり小一時間の歩きは厳しい。リフト駅の待合室は工事事務所になっていてリフトもまだ運転しているような感じを受ける。
少し休憩してリフトに沿ってシャカ谷を登り始める。沢から離れリフトをくぐりさらに登ると神爾谷分岐に着く。この分岐手前にレスキューポイントを発見。この位置に携帯電話から119番通報すれば救急ヘリが来るとの説明だ。救難対策も進んでいるようでこの標識が要所に設置されていた。
神爾谷には神爾の滝があり機会があれば行ってみたいものだ。右の釈迦岳へのコースをとりリフトに出る。ややこしい標識に惑わせられながらリフト左側を上がる。さらに登ると監視小屋のあるリフト下をくぐり右側を登る。登りはかなり急登でお腹もすいてきて厳しい。リフトしゃかだけ駅に到着。ここから堂満岳や蓬莱山が美しい。リフトはまだ運転しているような感じを受ける。小休止の後右から巻くように登るとリフト駅上に出る。ここからの景色は琵琶湖を一望できすばらしい。放送があり、リフトが動き始めた。営業運転でないにしても少し力が抜けそうになる。カラ岳分岐を右にとり釈迦岳へと急登を登る。途中大津ワンゲル道の分岐を過ぎればまもなく釈迦岳山頂だ。釈迦岳山頂は広いが雑木で展望はない。標高1060.3mで三等三角点になっている。少し遅めの昼食にし、ゆっくりする。
 
釈迦岳 駐車場より                      釈迦岳 リフト乗場より 
 
廃業になったリフト乗場 さんろく駅            リフトに平行して登山開始 
 
リフトを見上げる                        よく整備された登山道 
 
レスキューポイント                       釈迦岳と神爾の分岐 
 
苔むした登山道                         堂満岳 リフトしゃかだけ駅より 
 
リフト しゃかだけ駅                      リフト・ロープウエー運賃表 
 
リフト しゃかだけ駅より下を見る               近江舞子・内湖 
 
釈迦岳とカラ岳の分岐                     釈迦岳への登り 
 
釈迦岳と大津ワンゲル道分岐                釈迦岳 山頂 
 
釈迦岳 三等三角点                      カラ岳へ 縦走路を快適に歩く 
 午後は多少のアップダウンはあるがほぼ下りのコースだ。少し下るとリフトしゃかだけ駅への分岐に着く。ここから登り返すとカラ岳に到着。山頂近くの木々の間から岩阿沙利山、岳山がきれいに見えていた。
 カラ岳は標高1030mで関電の比良無線中継所が占有していて、遠慮の塊のような標識がある。
武奈ヶ岳を見ようと思ったが雑木で山頂付近しか見えない。武奈の山頂には標識ポールが見え数人のハイカーがいるようだ。尾根道をどんどん行くと八淵の滝への分岐になり、左上には比良明神がありお参りする。登りきると比良ロッジに着く。比良ロッジは玄関が開いていて工事の人が出入りしているようだ。近くの看板には施設の解体工事と自然環境に戻す作業をしているので注意するようにと書いてある。やはり継続はなさそうだ。ロープウエイさんじょう駅前広場に到着。
 武奈ヶ岳はコヤマノ岳の右肩に小さく見える。前山に展望台があるので上がってみた。歩いてきた釈迦岳、カラ岳がすばらしい。眼下には琵琶湖が美しい。コヤマノ岳、武奈ヶ岳、釣瓶岳、遠くに蛇谷ヶ峰、その奥に近江今津の武奈ヶ嶽、三重嶽も見える。いよいよ下山、北比良峠へ。崩壊していて少し巻いて進む。ここからの展望もすばらしい。比良ロッジやループウエイ駅も程なく解体され自然に変えるのだろうか。ロープウエイが動きだした。工事関係者が乗っているのであるう。天巧磨崖佛をロープウエイから眺められないのが残念だ。北比良峠から少し斜めに見るが磨崖佛とはっきり認めれれるようには見えない。山頂近くに案内看板があってお参りくださいとあったが道が整備されているのだろうか。北比良峠を下るとあとは山の中ひたすら下る。途中カモシカ台で小休止の後、大山口からイン谷口に下る。
 イン谷口の出合山荘でビールで乾杯。山荘の主人の爺さんとの昔話に花が咲いた。天満宮から比良駅に戻った。傘マークの天気予報が雲マークになり、当日の今日は晴れから快晴とすばらしい一日に感謝。ありがとうございました。
 
カラ岳付近から望む岩阿沙利山              カラ岳 山頂の関電比良無線中継所 
 
カラ岳 遠慮した山頂標識                  前山 比良ロッジ付近より 
 
国定公園 比良山モニュメント                コヤマノ岳と武奈ヶ岳(右肩) 
 
武奈ヶ岳 前山より                       カラ岳と釈迦岳(奥) 前山より 
 
蛇谷ヶ峰と後方武奈ヶ嶽・三重嶽 前山より        釣瓶岳 前山より 
 
天巧磨崖佛とロープウエイゴンドラ 北比良峠より   天巧磨崖佛 ロープウエイより (撮影2004.03.13) 
 
釈迦岳 北比良峠より                    程なく姿を消すロープウエイさんじょう駅と比良ロッジ 
 
大山口に下山                          イン谷口 出合山荘 店主の爺さんと昔話で乾杯 
コース  
  大阪(7:45)=[湖西レジャー号]=高槻(8:01)=京都(8:15)=志賀(8:42/8:57)=[湖西線]=
  比良(9:00)
  比良駅(9:12)〜イン谷口(9:52)〜リフトさんろく駅(10:08/10:15)〜神爾谷分岐(10:37)〜
  リフトしゃかだけ駅(11:27/11:37)〜カラ岳分岐(11:49)〜大津ワンゲル道分岐(12:23)〜
  釈迦岳(12:33/昼食/13:15)〜カラ岳(13:33)〜八淵の滝分岐・比良明神(13:54)〜
  比良ロッジ(14:02)〜さんじゃう駅前広場(14:08)〜前山(14:18)〜
  さんじゃう駅前広場(14:22/14:30)〜北比良峠(14:35)〜カモシカ台(15:13)〜
  大山口(15:59)〜イン谷口(16:26/16:42)〜天満神社(17:11)〜比良駅(17:30) 
       比良(17:38)=[湖西線]=京都(18:20)   ●約13km

地 図  北小松 比良山 
天 候  晴れのち快晴 
参加者 8名 
実施日 2006.06.24