雲取山山頂
MRC主催 定例会
雲 取 山 標高911.1m
 
MRC主催の残雪登山で雲取山に登った。
樹氷登山の綿向山にも樹氷どころか雪もなかったが今回の雲取山も全く雪がなかった。出町柳に7時30分集合とかなり早朝の出発になることから参加者は8名と少し寂しい。7時50分広河原行きのバスに乗り約1時間、花脊高原前で下車する。準備体操をして出発、出発地点に小中学校がある。説明板によると、小さな学校は今年から花脊小中一貫校になる。別所小・八枡小・堰源小・花脊第一中・花脊第二中・堰源中を統合、9年間を見通した特色あるカリキュラムで、「確かな学力」と「豊かな人間性」を育む新たな学び舎をつくります。とあった。過疎化の中で精一杯がんばってほしいものだ。
 しばらく歩くと草ぼうぼうの花脊スキー場跡横を通過、この辺りから杉桧の植林の中を歩く。杉桧の大木に木漏れ日が射し、足元の苔を踏みながらの登山は中々気持ちの良いものだ。一登りすると寺山峠に到着し、一休み。ここから一ノ谷出合まで10分ほどの下りだ。ここから雲取峠まで登りが続く。途中に渓友クラブ山小屋があり、その横をやり過す。渡渉を数回して登りきると、広々したリョウブ群生地に着く、ここが雲取峠だ。植林へ入るように進み小ピークを越え登り返すと、雲取山山頂に着く。
 山頂は標高911.1mで三等三角点になっている。展望は雑木林で望めない。いつもより長めの昼食タイムにした。残雪登山ということでコースは短めで時間はたっぷりで計画したためだ。下りは二ノ谷を下る。少し急だが景色がすばらしい。新緑の頃だと目が覚めるような景色と思われる。少し急なところを過ぎると立命館大WV部山小屋に着く。その前にハプニング発生、少し急な場所で行き交ったパーティーの一人が追って来た。よく見ると私の防寒具だ。その人のとこまで引き返し、防寒具を受け取った。このパーティーは朝バスに同乗していた京都の中学生と先生だった。生徒が私のリュックのファスナーが開いていたのを見ていて先生が降りてきて下さったのだ。急斜面を労をいとわずピストンしていただき誠に有難うございました。お礼を申し上げます。
 立命館大の小屋前でしばらく休憩、この辺りの景色もすばらしい。さらに時々渡渉しながら下ると二ノ谷と一ノ谷出合に到着する。ここから一ノ谷を一ノ谷出合まで何回となく渡渉しながら遡上する。川の水と苔がすばらしい。渡渉を楽しみながら歩いているといつの間にか一ノ谷出合に到着小休止。ゆっくり歩いて20分で寺山峠に戻ってきた。先程の中学生パーティーに追いつかれ追い抜いていった。我々はゆっくり下山、花脊スキー場跡を眺めたあと花脊高原前に無事下山した。
 京都バスの発車時刻までに1時間もあるので別所の喫茶店で過ごすことにした。COWBELLという喫茶店で乾杯。雪がなかった分ゆったりした登山になった。リーダーさんの心遣いに感謝します。
 京都の中学生パーティーの皆さんに感謝申し上げます。有難うございました。
 
花脊スキー場跡を過ぎると杉桧の中を行く        寺山峠 
 
寺山峠から一ノ谷へ下る(残雪例会へプレゼントの雪)   一ノ谷出合 
 
雲取峠 辺り一面リョウブが群生している         雲取峠から雲取山へ 
 
雲取山山頂にて                        雲取山山頂にて 
 
雲取山 三等三角点                     二ノ谷を下山 
 
立命館大WV部山小屋前で休憩              一ノ谷を遡上 軽微な渡渉が延々続く 
 
花脊スキー場跡に戻る                    COWBELLさんで乾杯(バスの時間待ち) 
コース  
  出町柳駅前(7:50)=[京都バス]=花脊高原前(9:00)
  花脊高原前(9:05)〜花脊スキー場跡(9:23)〜寺山峠(9:59)〜一ノ谷出合(10:11)〜
  渓友クラブ山小屋(10:16)〜雲取峠(10:40)〜雲取山(11:08/昼食/11:54)〜
  立命館大WV部小屋(12:12)〜二ノ谷と一ノ谷の出合(12:35)〜一ノ谷出合(13:06)〜
  寺山峠(13:25)〜花脊スキー場跡(13:49)〜花脊高原前(13:56)〜
  KOWBELL(14:02/解散/15:00)=[京都バス]=出町柳駅前(16:13)

地 図  花脊 
天 候  晴れ 
参加者 8名 
実施日 2007.03.10