11月3日、京都バス三角点トレックに本年初めて参加した。主催者になるグループの山歩き会と重複したためで最後の最後に参加できた。
出町柳を8時20分出発、今日は三十三間山ということでバス時間が長い。補助椅子なしで少しはゆったりしている。しかし今日乗った場所が悪かった。後部非常口席に座ったため隙間風で身体半分が冷え冷えだ。我慢しながら登山口まで乗車。途中朽木本陣で休憩がありなんとかしのげた。
倉見に10時20分到着、軽く体操してすぐに出発。しばらく林道を歩くがピッチが早い。1年来ない間にメンバー、参加者が若返ったようだ。後でバテないように適当に付いて歩いた。三十三間山登山道の標識があり登山口になる。山頂まで3kmと記してあった。ガラ場道を15分ほど登ると沢を渡る。沢に架かった橋は駆逐していて沢を渡る。渡ったところに最後の水場という標識が建っていた。ここからいきなり急登になる。最初はジグザグ道になるがその後急登になる。約20分で夫婦松に着く。夫婦松は枯れて、代替わりは出来ないのだろうか。夫婦松の辺りは切り開かれて展望台になっている。若狭方面の景色が美しい特に三方五湖が輝いて見える。少し休憩して汗が引いたところで山頂目指して登る。ほどなく中間点を通過する。この辺りから紅葉が少しきれいになってくる。紅葉自身はあまりきれいではないが晩秋の雰囲気が美しい。依然として急登が続く。夫婦松から約30分で風神に到着。この辺りは日本海からの北風がまともに受けることから風害を祈願したようだ。ここから一息で尾根に出る。尾根に出ると正面に三十三間山の山頂が見えてくる。尾根はクマササやススキで覆われていて一面草原になっている。大草原というそうだ。大草原でMRCのHさん夫婦に偶然であった。私にきっと会うと思っていたらしいがどこで知ったのだろうか。奇遇だ。ここから10分で山頂に到着した。
三十三間山は標高842.3mで三等三角点になっている。山頂は雑木林になっていて展望は望めない。三十三間山は福井県と滋賀県の県境の山で南北に長い大きな尾根のある山だ。山名の由来は京都三十三間堂の棟木をこの山から切出したことからこの名が付いたそうだ。三十三間山の展望は少し下がった大草原がすばらしい。ここで昼食にした。ここからの眺めは一級品だ。琵琶湖、今津の武奈ヶ嶽、武奈ヶ岳と比良の山々、皆子山、百里ヶ岳、青葉山、久須夜ヶ岳、三方五湖などなど実にすばらしい。
ゆっくりしていたいが山上の雲行きが余りよくない。三方方面では陽が射しているのだが山頂は風もあり今にも降りだしそうな雰囲気だ。予定より少し早めに下山開始した。朝喘ぎながら登ってきた急登を下るのであるからかなり厳しい。特にこの山は粘土質の土壌で非常に滑りやすい。十分気をつけながら下るがあちこちで滑って転んでいるようだ。夫婦松を過ぎしばらく下ったところで数人後の女性が滑って転倒3mほど落ちた。崖の上で止まっりホッとした。無事下山し、倉見から三十三間山を振り返ってみた。本当に長い尾根の大きな山だ。
3号車のバスに揺られて出町柳に戻った。京都バススタッフの皆さんお疲れ様でした。来年度の計画も頂き、楽しい三角点トレックがいつまでも続くことを期待し楽しみにしています。
ありがとうございました。
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