高御位山 山頂にて
友歩会 定例会
高御位山(播磨富士) 標高304m
鷹ノ巣山
 標高264m 小高御位山 標高185m 中塚山 標高170m
 
 3月29日、定例会で高御位山に行った。高御位山は昨年雨天の日にチャレンジしたが百間岩の登りで、ルートの登り下りに恐怖を感じギブアップした。今回はそのリベンジも念頭においた実施になった。今日は天気の心配はなさそうだ。
 大阪駅を8時15分の新快速で出発した。加古川で乗換え曽根駅に9時17分到着。さっそくタクシーで鹿島神社のチタンの大鳥居のある駐車場に向かった。大鳥居を眺めて鹿島神社に参拝した。鹿島神社は一願成就の神として参拝者が絶えない。高御位山への登山道は神社の右横からつけられている。しばらく歩くと展望台になるが、展望台直前の10メートルほどの岩道がこれから始まるプロローグに思える。展望台から百間岩を望むと多くのハイカーが思い思いに登っている。百間岩は長さが約200m、高度差150mの岩場だ。平均斜度は30度ぐらいになるのだろうか。昨年は雨が降っていて滑りそうな感じが先行してビビッてしまったが今回は楽勝だ。ガイドブックには滑りにくい岩だとの記述があったが正にその通りで滑りそうな雰囲気は全く感じられない。雨で水が流れているのと乾燥した岩とではこんなに精神的に違うのだ。こんな岩登りが初めてのメンバーも難なく完登した。登り切ったところで背景にこれから登る高御位山をして写真をとり景色を楽しんだ。鉄塔を過ぎ反射板のあるピークへ。鷹ノ巣山は双耳峰(そうじほう)でここから眺める山容は美しい。一旦下って鷹ノ巣山の西峰に登り返す。西峰で小休止、展望はすばらしい。反射板の辺りからパンパンと音がしている。クレー射撃場の射撃の音だと分かり、尾根を歩きながら撃たれているような気になり景色とは裏腹に好い気になれなく残念だ。再び下って登り返すと東峰の三角点に着く。三角点は道路の真ん中にありかなり痛んでいてかわいそうだ。四等三角点で標高264.2mだ。少し先が東峰で南に下ると馬ノ背になる。昨年この尾根を下って滑りそうな岩で悲鳴を上げたことが思い出される。今回は直進して高御位山へと快適に進めている。少し下り登り返すとまた急坂になる。今度はだらだら登りになり、百間岩の小型版を登りきるとほどなく高御位山山頂に到着する。高御位山の山頂は大きな岩で標高は304m、大岩の下に高御位神社がお祀りしてある。この高御位山は山岳崇拝の聖地として信仰を集めてきたそうだ。山頂巨岩には神霊が宿るとして信仰されている。神社の横に三等三角点があり、標高299.8mだ。山頂に広場で昼食にし眼下に見えるすばらしい景色を楽しんだ。
 下山は縦走コースを下った。山頂から少し下ると分岐になっていて3方向の標識がある。左が成井に下る階段で整備された参道。中央の岩の真ん中を行くのが縦走コース。右が南面の岩峰を登るルートにつながっているようだ。縦走コースはここも百間岩の小型版で大岩の下りが続く。滑らないとわかって安心した足取りでみんな下っている。下りきって登り返すと山頂から見えていた小高御位山だ。少し脇道に入ると山頂に着く。分岐に戻り、また大岩を下る。この辺りの地形は大岩が多く特異な地形なのだろうか。大きく登り返すと中塚山を経て鉄塔のある北山分岐に着く。北山はどこだと言っていたがどうも阿弥陀町北山の地名らしい。尾根道を進む予定だったが疲れたとのことで縦走をやめ沢に下った。辻という地名の集落に下り、お地蔵さんにお参りして宝殿駅にひたすら歩いた。宝殿駅近くの途中で一等水準点を見て駅に戻った。
駅前に「尉と姥」発祥の地の像があった。
 宝殿駅から加古川を経て厄神駅へと電車に乗った。厄神駅でタクシー乗場を聞いたら地元の人がこの先にタクシー会社がありたくさん停まっているよと教えてくれた。行って見ると数台のタクシーと埃のかぶったタクシーがあったが係員や乗務員がいなく残念して温泉まで約2km歩くことになった。
約30分で加古川温泉みとろ荘に到着。温泉につかってゆっくり疲れを癒した。帰路は別のタクシーを呼んで厄神駅へ。厄神駅は3月31日で廃止になる三木鉄道が賑わっていた。鉄道マニアが廃止になる電車に乗ろうと押しかけていた。夕方なので人数は余りいなかったが昼間はすごい人だっただろう。加古川に戻って反省会が盛り上がって大阪に着いたのはかなり遅くなってしまった。皆さんお疲れ様でした。(歩行約10km プラス 2km)
 
高御位山 笹池辺りから                    チタンの大鳥居と高御位山 
 
鹿島神社                              百間岩へのプロローグ 
 
百間岩 展望台より                        百間岩を登る 
 
百間岩を登る                           百間岩を登る 
 
百間岩を登りきり一息(後方は高御位山)          反射板ピーク 鉄塔ピークより 
 
高御位山と馬ノ背 反射板ピークより             鷹ノ巣山西峰と東峰 反射板ピークより 
 
鷹ノ巣山西峰と東峰 反射板ピークより            鷹ノ巣山への登り 
 
鷹ノ巣山西峰にて                         東峰へ向かう 後方は西峰 
 
東峰へ向かう 後方は西峰                   鷹ノ巣山東峰の四等三角点にて 

 
鷹ノ巣山東峰の四等三角点(標高264.2m)       高御位山へ縦走が続く 
 
高御位山へ最後の岩場を登る                高御位神社 
 
高御位山三等三角点                      高御位山三等三角点(標高299.8m) 
 
高御位山山頂にて                       山頂から望む高砂市街 
 
小高御位山 高御位山より                   小高御位山山頂にて 
 
小高御位山から岩場の下り                  高御位山と小高御位山 縦走路から 
 
一等水準点(429)                        一等水準点(429) 

尉と姥 発祥の地                        三木鉄道廃止まであと3日(2008.3.31廃止) 
コース  
  JR京都(7:44)=[姫路行き新快速]=高槻(7:57)=大阪(8:15)=加古川(9:07/乗換/9:09)=
  曽根(9:17)
  曽根(9:20)=[タクシー]=鹿島神社駐車場(9:30)〜鹿島神社(9:40/参拝・準備/9:50)〜
  鹿島神社分岐・展望台(10:07)〜[百間岩]〜鉄塔(10:32)〜鷹ノ巣山西峰(10:52/11:00)〜
  鷹ノ巣山三角点(11:06/11:10)〜鷹ノ巣山東峰・馬ノ背分岐(11:13)〜
  高御位山(11:59/昼食/12:50)〜小高御位山(13:30)〜中塚山(14:00)〜北山分岐(14:04)〜
  辻(14:40)〜一等水準点(15:04)〜宝殿(15:17/15:31)=加古川(15:35/乗換/15:41)=
  厄神(15:52)〜みとろ荘(16:22/入浴/17:30)=[タクシー]=厄神(17:40/18:03)=
  加古川(18:14)
  加古川=[新快速]=大阪

天 候  晴れ 
参加者 10名 
実施日 2008.03.29