平成新山フィールドミュージアム総合案内板
MRC 九州合同例会
雲仙普賢岳 噴火災害
 
 5月24日から26日、MRC九州合同例会に参加した。今年は雲仙普賢岳と黒髪山がメインだ。5月23日大阪南港フェリーターミナルから名門大洋フェリーで17時出発した。船内で参加メンバーと一杯飲みながら懇親会。ゆったり朝まで就寝。
 5月24日5時20分小雨の降る中、新門司港に着いた。ここから貸切バスで九州合同例会の始まりだ。九州自動車道に入り、小倉南を過ぎると長いトンネルに入る。福知山トンネルだ。このトンネルの上は2005年に登った福知山なのだろう(後で調べてみると福知山はトンネルから南に7kmほどにあり、トンネルは裾野になっていた)。古賀SAで朝食をとる。8時40分大村湾PAで九州グループと合流、自家用車とバスに分乗して行動開始。諫早ICを降りて弁当を購入。相変わらず小雨が降り続いている。リーダーの苦悩が続いているようだ。午前に眉山登山、午後に雲仙普賢岳噴火災害の地を見学することにしていたが、入れ替えることに決定され、道の駅みずなし本陣に向かった。
 みずなし本陣に着いて先ず驚くのは土石流に埋まった民家だ。1990年11月噴火活動が始まり、1991(平成3)年6月3日溶岩ドームが成長して火砕流が発生し大惨事となった。その爪あとが土石流被災家屋保存公園に保存されている。また9月15日に発生した火砕流で一瞬にして廃墟と化した旧大野木場小学校も保存されている。併設して小野木場防災みらい館があり、雲仙普賢岳の噴火前後の様子や、噴火中の火砕流や土石流の様子、溶岩ドームなど写真で展示している。映像では火山雲仙普賢岳と雲仙市民の共生について学んだ。小学校のグランドにあった大きなイチョウの木も火砕流で焼失したが次の年の春鮮やかな緑の芽を吹いて、逞しい生命力を見せ、長引く噴火で沈みきった人々を励ましてくれたそうです。今日はその元気なイチョウの木に元気を頂いた。見学の後、平成新山ネーチャーセンターへ向かった。午後天気が回復してくれることを祈って。
 
道の駅みずなし本陣                       土石流被災家屋保存公園にて 
 
土石流被災家屋保存公園にて                土石流被災家屋保存公園にて 
 
改修された水無川                        水無川からの眉山 
 
火砕流被災の旧大野木場小学校               火砕流被災の旧大野木場小学校 
 
火砕流被災の旧大野木場小学校              火砕流被災のイチョウの木(緑を取り戻した根性のイチョウの木) 
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コース  
  5/23
   大阪フェリーターミナル(17:00)=[名門大洋フェリー]=
  5/24
   =新門司港(5:20)=[貸切バス]=古賀SA(朝食)=大村湾PA(8:40)=諫早IC(9:00)=
   道の駅・みずなし本陣・土石流災害家屋保存公園(10:17/10:50)=
   旧大野木場小・大野木場未来館(11:00/11:50)=
   平成新山ネーチャーセンター(12:05/昼食/12:50)=七面山登山口(12:55)〜
   七面山(13:50/14:10)〜登山口(14:53)=雲仙みかどホテル(15:25) (泊)

天 候  雨 
参加者 23名 
実施日 2008.05.24