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三角点探訪 | ||
宮 之 浦 岳 標高1935m vol.2 |
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3月11日、いよいよ今日は日本百名山の宮之浦岳に登頂だ。夜明け前の5時ホテルをバスで出発、淀川登山口(標高1300m)に6時到着した。真っ暗な中で登山準備し8時15分出発。ヘッドランプを頼りに1kmほど歩くと次第に明るくなってきた。6時52分淀川小屋に到着、小休止して小屋裏の淀川歩道橋から透きとおった渓流を眺める。この辺りから登りが始まり、約1時間登り詰めになる。途中小屋から20分ほどに大杉があり触れてみたり、ヒメシャラや変形した古木を眺めて楽しみながら歩く。小花之江河近くのピーク辺りに来ると高盤岳(標高1711m)山頂に豆腐を切ったような奇岩を見ることができる。参加者は大喜びで眺めていた。ピークを下ると小花之江河で高層湿原だ。少し眺めて小ピークを越えた先が花之江河(はなのえごう:標高1640m)で日本最南端の高層湿原だそうだ。まだ雪が解けて間もないので枯れた湿原といったところだろう。しばらく休憩、高盤岳の豆腐岩も見え、正面には黒味岳(標高1831m)が見える。その黒味岳を巻くように沢伝いに登ると投石平(標高1690m)に着く。途中大きな岩登りなどあっておもしろい。 |
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淀川登山口で出発準備 |
淀川登山口で出発準備 |
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淀川登山口を出発して20分 |
淀川小屋 |
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淀川歩道橋 |
淀川歩道橋下の川 |
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急登を進む |
急登を進む |
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大杉 |
大杉 |
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ヒメシャラ |
曲がった木々の下を行く |
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高盤岳 |
高盤岳山頂の豆腐岩 |
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黒味岳 |
小花之江河 |
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花之江河・高盤岳 |
花之江河・黒味岳 |
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投石平への岩登り |
投石岳 投石平より |
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投石平の右上は投石岳、先の方には永田岳、これから登る宮之浦岳、左から後方にかけて黒味岳など展望は素晴らしい。投石平で休憩、亀さんチームがもうそろそろ到着だ。我々兎さんチームは投石平を後に投石岳(標高1830m)へと登り始める。少し登ると亀さんチームが投石平に到着したようだ。 登山コースは、投石岳、安房岳(標高1847m)、翁岳(標高1860m)の中腹を巻いて道がついている。標高1750m辺りをゆるやかに翁岳の西側まで登る。安房岳西側より西黒味岳山頂付近の岩がおもしろい。大きな大きな岩の上に大きなカバがいる。カバ岩だそうだ。翁岳を過ぎ、栗生岳(くりおだけ:標高1867m)にさしかかる右手にロボットが立っていて実におもしろい。 大きな岩が積み重なった栗生岳に到着。この辺りからの展望は最高だ。今巻きながら登ってきた翁岳、安房岳、投石岳、黒味岳が大パノラマを呈している。すぐ下にはしわが少し少ないが脳みそのような岩が珍しい。正面には宮之浦岳への最後の登りが待っている。急登を一歩一歩登り詰めると山頂に着く。 |
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永田岳(中央)・宮之浦岳(右奥) 投石平より |
兎さんチーム 投石平にて |
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投石平に亀さんチーム到着 |
投石平と黒味岳 |
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宮之浦岳 投石岳より |
安房岳 投石岳より |
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カバ岩のある西黒味岳 安房岳より |
カバ岩 |
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宮之浦岳 安房岳より |
巨大な奇岩 ロボット!? |
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翁岳・安房岳・投石山・黒味岳 栗生岳より |
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宮之浦岳への最後の登り |
脳みそ岩 |
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栗生岳 |
宮之浦岳 山頂に到着 |
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宮之浦岳に登頂成功、淀川登山口を6時15分に出発して、10時52分到着だ。宮之浦岳は標高1936mで一等三角点になっている。屋久島で一番高い山なので展望も正真正銘の360度の大大パノラマだ。また、宮之浦岳は洋上の屋久島にありながら九州の最高峰だ。西側に永田岳(標高1886m)が屋久笹の緑とマッチして素晴らしい。展望を楽しみながら昼食にした。帰路はパノラマを楽しみながらの下山になった。 気温の変化も実におもしろく、ホテルでは冷房、花之江河付近から上は氷が張ってかなり寒い。山頂は風が強く、防寒具をつけても寒い。日当たりの風のない山頂岩陰はぽかぽかしている。ただ帰る頃には朝滑りそうに凍っていた氷は溶けて水が流れていた。 屋久笹は山頂付近茂っていて、九州のクマササのように大きくなく小ぶりの笹だ。この笹は鹿の常食になっているようで、食料豊富だ。ガイドさん曰く、登山道の笹を刈らなければならないが、登山道に沿って食べてくれたら助かるんだがとか。 大きな奇岩を楽しみながら下る。色んな想像ができる奇岩がいたるところにあり、おもしろい。特に山頂には必ずといっていいほど奇岩が乗っているのが特徴のようだ。屋久島は火山島と思っていたがそうではなく、大部分は花崗岩だそうだ。その花崗岩が風化したりして、山頂に特に多くの奇岩が見られるのだと思う。 花之江河辺りまで奇岩を楽しみながら下山した。この辺りからシャクナゲが群生していて、開花の頃は美しいのだろう。花之江河では屋久鹿を見ることができた。 淀川小屋に下山、小休止をとり、淀川登山口へと歩く。登山口手前で、淀川大杉を眺め16時に下山した。雨が一月35日降るという屋久島で天気に恵まれて宮之浦岳に登頂できラッキーだった。お天道様に先ずもって感謝すると共に、山岳ガイドさん、リーダーさんに感謝いたします。 |
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宮之浦岳 山頂にて |
永田岳 宮之浦岳より |
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宮之浦岳 山頂(標高1936m) |
宮之浦岳 一等三角点(標高1935.0m) |
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永田岳・国割岳(左後方) 宮之浦岳より |
黒味岳・烏帽子岳(中央奥) 宮之浦岳より |
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西側の展望 宮之浦岳より |
翁岳・安房岳・投石岳・黒味岳・栗生岳(手前中央) |
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巨大な奇岩 |
栗生岳 |
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巨大な奇岩 |
巨大な奇岩 |
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栗生岳・翁岳(左奥) |
翁岳山頂の奇岩 |
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翁岳・安房岳 栗生岳より |
翁岳を下る亀さんチーム 安房岳より |
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屋久鹿 花之江河にて |
小花之江河 |
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木の根道 |
淀川小屋前にて |
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淀川大杉 |
淀川登山口にて |
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淀川登山口を後にホテルへの帰途に着いた。途中、紀元杉に立ち寄り紀元杉を眺めて触れて実感した。高さ19.5m、周囲8.1m、推定樹齢3000年だそうだ。標高1230mの車道横にあり、車で行けるもっとも大きな屋久杉だとのこと。 明日は、縄文杉登山、紀元杉のような大杉がたくさん見られるとあって楽しみだ。明日の天気もお天道様に祈りをこめて今日の宮之浦岳登山は無事終了した。 |
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紀元杉 紀元杉 |
紀元杉 |
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続き −縄文杉に行く− | ||
コース |