長老ヶ岳 山頂 [三角点(碑左奥)・長老ヶ岳山頂碑・岩・和知町火採火地]
三角点探訪 関西百名山 
長老ヶ岳 標高917m
 
 12月22日、長老ヶ岳に登った。梅田を8時に出発、阪神高速から国道423号で亀岡へ、ここから京都縦貫道を終点まで行って国道9号線を走った。途中、やまがた屋で休憩して国道27号から京丹波町の上乙見のバス停に着いた。ここに来るには町営バスがあるが、本数が少なく不便なのでツアーを利用した次第だ。

 上乙見バス停付近から、長老ヶ岳の山容をうかがうことができる。山頂はアンテナが見える辺りだろうが後方に小さく見える。バス停広場で登山準備をして出発だ。数日前からの寒波で路面が凍結していて、山は雪深くなっているだろう。約30分上乙見川に沿って林道を歩く。ほとんど杉林だが、川沿いの落葉樹は樹氷になっていて素晴らしく美しい。黒い杉林の間に満開の雪桜、気持ちの良い風景に満足だ。

 やがて林道も終点になり、小さな橋を渡りうっそうとした杉林に入っていく。やがて沢沿いの道になり、3回ほど渡渉する。岩には苔があり、さらに雪をかぶっているので慎重に渡渉した。渡渉が終わった頃より急斜面の登りになる。やがて斜面を巻きながらの緩斜面になるが、足を踏み外せばかなり落ちそうだ。尾根の肩に到着、山頂まで20分の表示があるが、雪の急登だ。また後を振り返ると林の向うに和知富士が見えていた。後方を歩いたので足が滑って歩きにくい。先頭を歩いている人は新雪で楽しそうだ。

 登り切るとアンテナが見えてくる。西側のピークで標高880mぐらいあり、アンテナが建っている。真正面の東側にピークがあり、長老ヶ岳の山頂だ。山頂まで標高差約40mの階段を登ることになるのだが、今日は白い絨毯が山頂まで続いていた。

長老ヶ岳(頂上は奥のアンテナ付近) 上乙見より

登山口の上乙見バス停付近

出発準備完了!

上乙見川に沿って登山開始

満開の雪桜のような樹氷

林道を行く

林道終点 長老ヶ岳へ120分

杉林の登山道を登りはじめる

渡渉

沢を登る

渡渉

渡渉

急斜面を登る

山頂近くの肩に到着 山頂まで20分地点

雑木林の向うに和知富士が見える

アンテナの建つ西ピークに到着

長老ヶ岳 山頂まで階段だが白い絨毯に!

長老ヶ岳 最後の登り
 長老ヶ岳は、標高917mで一等三角点になっていて、360度の展望だ。長老ヶ岳山頂は広く、中央に露出した岩があり、その北側に一等三角点が、北西に「長老ヶ岳山頂 916.9M」の標石が建っている。さらに南側には和知町火採火台がある。これは1988年京都国体のおり、「長老の火」を採火した台だそうだ。また南側の階段を上がってきた上がり口に、東屋の休憩所もある。山頂からの眺望は素晴らしく、三角の尖った弥仙山、双耳峰の青葉山、若狭丹後の山並みが美しい。

長老ヶ岳 山頂

長老ヶ岳 山頂にて

三角点と 南側の山々 長老ヶ岳山頂より

長老ヶ岳 一等三角点

北側の展望(弥仙山・青葉山) 長老ヶ岳山頂より

弥仙山

青葉山(中央奥の双耳峰)
 下山は、アンテナピークとの鞍部まで下り、右に折れて森林ふれあいロードを下った。しばらく雪の積もった舗装道路を行くと下りにかかり、この辺りから地道になる。先頭グループは新設を踏んでの行進だ。緩い下りの尾根道を軽快に歩く。やがて森林公園の東屋で小休止、ここから尾根の巻道を下る。休憩所や階段道を経て、壊れた展望台を過ぎさらに下ると、休憩所に着く。ここで小休止をとって少し下れば管理棟だ。ここからジグザグの車道を下ると林道に出る。林道を川沿いに下れば仏主(ほどす)バス停だ。川向こうにほどす水車小屋があり、現役のようだ。

 雪の長老ヶ岳登山も無事終わり、バスで下乙見を経て往路を戻った。ご案内いただいたリーダーさんに感謝いたします。ありがとうございました。

左:上乙見・手前:長老ヶ岳・右:森林ふれあいロード(仏主)

森林ふれあいロードを下る

快適な新雪の尾根

新雪の尾根

長老山森林公園案内板

森林公園休憩初に下山

仏主バス停

ほどす 水車小屋
 

コース
12/22
  梅田(8:00)=[バス 阪神・R423・京都縦貫・R9]=やまがた屋(9:23/9:40)=[R27・・・]=
  上乙見BS(10:05/10:15)〜林道終点(10:40)〜アンテナ・分岐(12:10)〜
  長老ヶ岳(12:17/昼食/12:48)〜分岐〜[森林ふれあいロード]〜東屋(13:24)〜
  管理棟(14:12)〜林道出合(14:37)〜仏主BS(14:54/15:05)=[バス]=
  やまがた屋(15:37/15:55)=[バス]=梅田(17:58)

天 候  12/22 晴れ 
参加者 23名
実施日 2009.12.22
ツアー  毎日新聞旅行