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竜王岳付近にて | ||
回想 夏の立山・五色ヶ原・黒部湖・七倉岳 1966年8月5日〜8日 |
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1966年(昭和41年)8月、立山から五色ヶ原を経て黒部湖に降り、七倉岳に登り葛温泉への夏山登山をした。 この時は、参加者が大人数になり大きなパーティーとなった。5つの会社社員・銀行員・看護婦・先生・警察官といろんな業種の女性12名男性11名の23名のパーティーであった。事前のトレーニングで金剛山から二上山まで縦走し、全員の体力を把握して、本番に備えた。 |
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室堂に到着 |
8月4日20時6分の夜行で富山に向かった。富山到着は翌5日の5時8分。富山駅駅から富山地鉄で千寿ヶ原(現在の立山駅と思う)へ。ここからケーブルで美女平へ。バスに乗り換えて室堂に9時30分到着。バスは今ではほとんど見られないボンネット型。 室堂で登山準備をして10時、いよいよ出発。一の越に向かう。一の越でリュックを下ろし、雄山に登る。雄山11時30分到着。 山頂の雄山神社にお参りしてお神酒をいただく。しばらくまわりの景色を楽しむ。立山連山から剣岳、槍穂高連峰、薬師岳等すばらしい眺めだ。一の越に下りここで昼食。午後はザラ峠から五色小屋までの行程だ。 |
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雄山から槍穂高岳連峰の眺め |
雄山から望む剱岳 |
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雄山から望む薬師岳から笠ヶ岳 |
雄山山頂の雄山神社 |
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雄山からの下り |
一の越で昼食 |
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一の越を出発し、途中の竜王岳からの眺めもすばらしい。しばし足を止める。 | ||
竜王岳付近で |
竜王岳付近で |
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鬼岳、獅子岳、ザラ峠そして五色ヶ原へと、黙々と歩く。お花畑もきれいに咲いているが夜行の疲れか歩くだけで精一杯だ。今振り返ると、五色ヶ原の最高の魅力、お花畑がほとんど印象に残っていない。17時、五色小屋に到着。みんなへとへとになっている。ゆっくり2日分を寝る。 8月6日、五色小屋を6時15分に出発。今日は黒部湖まで下り、再び対岸の船窪小屋までの行程だ。 |
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五色小屋にて |
五色ヶ原を出発 |
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まだ眠そうな雰囲気の中の出発。五色ヶ原はガスがまだかかった状態ではっきりしない。刈安峠を過ぎ、平ノ小屋に到着。渡船場は長い長い階段になっており黒部湖の水位によって乗り場の高さが変わる。船は7、8人しか乗れないので3回のピストンで対岸の渡船場に渡る。山に来て船に乗るのもなんだか楽しい。 南沢出合まで沢沿いの針ノ木谷を上がる。ここで昼食にし、船窪乗越までのエネルギーを蓄える。 出合は広く沢になっていてここで疲れがなくなるように、童心に変えて河原で遊んだ。ここから道は整備されていないため、かなり難儀しながら登る。なんとか船窪分岐を過ぎ船窪乗越に着く。 小屋まであと1時間ほどだ。現在でも針ノ木谷のコースマップでは点線になっており難所だった。17時45分、船窪小屋にやっとの思いで到着。ご苦労様でした。 |
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五色ヶ原からの下り道途中で |
黒部の渡し |
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渡船場にて船待ち 先行組みがでて行く 針ノ木谷の急な登り |
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8月7日、船窪小屋を4時30分ご来光を楽しみに空荷で、七倉岳に登る。ご来光を拝んで、しばらく山頂で余韻を楽しむ。 | ||
七倉岳でのご来光 |
ご来光を眺める |
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遠くに見える穂高連峰 |
ご来光の後、記念写真 |
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船窪小屋に戻り、朝食をいただく。今日は葛温泉までの下りだけだ。9時に小屋を出発。途中平で昼食、七倉に14時20分下山。葛温泉に15時過ぎ到着。ここからバスで大町に向かい、ますや旅館で山旅の疲れを癒した。 | ||
不動岳?船窪小屋から |
船窪小屋にて |
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七倉への下山 |
七倉に下山 |
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コース 8月4日 国鉄大阪駅(20:06)= 8月5日 =富山駅駅(5:08/5:38)=千寿ヶ原=美女平(7:35/7:45)=室堂(9:30) 室堂(10:00)〜一の越(10:50/11:00)〜雄山(11:30/11:50)〜 一の越(12:20/昼食/13:30)〜ザラ峠(16:30/16:40)〜五色小 屋(17:00) (泊) 8月6日 五色小屋(6:15)〜刈安峠(7:15/7:20)〜平ノ小屋(8:40/10:00) =<平ノ渡 片道7分3回ピストン>=渡船場(10:45)〜南沢出合(11:40/昼食/13:00) 〜船窪分岐(15:05/15:20)〜船窪乗越(16:50)〜船窪小屋(17:45) (泊) 8月7日 船窪小屋(4:30)〜七倉岳(4:40/ご来光/6:00)〜船窪小屋(6:10/朝食/9:00) 〜平(12:20/昼食/13:00)〜七倉(14:20/14:45)〜葛温泉(15:05/16:15) =大町 ますや旅館(16:50)(泊) 8月8日 旅館(9:30)=大町(9:50/10:40)=松本(11:28/12:13)=大阪駅(18:30) <車中1泊・小屋2泊・旅館1泊> |