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回想 春の上高地と幻の蝶ヶ岳 1969年4月26日〜27日 |
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1969年(昭和44年)、上高地散策と蝶ヶ岳を登山を計画した。メンバーは7名だ。 4月25日、新大阪駅20時45分こだまで名古屋へ向かい、ここから普通列車で木曽福島に行く。 4月26日、木曽福島に1時41分到着。2時30分発のバスで上高地へ入る。上高地の散策に出かける。田代橋から林間コースを散策し田代池へ。田代池からの穂高の景色は最高にきれいだ。湿原に倒木や立ち枯れの木々が景観を引き立てていある。さらに下ると、大正池に着く。大正池のバックに焼岳が美しくそびえている。 大正池と立ち枯れの木々と焼岳、見るところを変えると穂高岳が調和して景観を整えている。忘れがたい光景だ。大正池を後にして徳沢に向かう。 途中、明神池に立ち寄る。明神池はこれまた神秘的な池で、ほんとうに美しい。徳沢園に到着、村営徳沢ロッジで一夜を過ごす。 4月27日、今日は蝶ヶ岳に登る予定だ。朝起きると頭痛がひどい、リーダーに伝えた。リーダーは即刻、蝶ヶ岳登山は中止にすると言った。7名ものメンバーが蝶ヶ岳に登るために、はるばるここにやって来た。私の健康管理が悪く、メンバーに多大の迷惑をかけてしまった。痛恨の極みだ。数時間で回復したが、この時間から当然行くことはできない。 昨日と同じように、上高地の散策をすることになった。みんな不満も言わず状況を把握していただいて、回復後は楽しく過ごすことができた。 そのようなことで、蝶ヶ岳登山は幻になってしまった。すごく残念なことになってしまった。健康管理の大切さと、リーダーの判断力を身をもって体験した。参加者の皆さん、本当にごめんなさい。そんなわけで日程を1日繰り上げて帰阪した。 |
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大正池と焼岳 |
焼岳 |
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田代池付近から望む穂高岳 |
西穂高岳 |
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河童橋から望む穂高岳 |
西穂高岳 |
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河童橋と焼岳 |
田代橋にて |
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大正池にて |
帝国ホテル前にて |
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明神池にて |
明神池 |
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田代橋にて |
焼岳をバックに |
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コース 4月25日 新大阪駅(20:45)=<こだま>=名古屋(22:00/22:35)= 4月26日 木曽福島(1:41/2:30)=<バス>=上高地(5:30) 上高地〜<上高地散策>〜徳沢園 村営徳沢ロッジ (泊) 4月27日 (蝶ヶ岳登山中止) 徳沢園〜<上高地散策>〜 上高地(16:50)=<バス>=島々=<松本電鉄>=松本(23:10)=<ちくま3号>= 4月28日 =大阪(6:34) <車中2泊・小屋1泊> 4月29日 |