白馬岳山頂にて
夏の白馬岳登山   1993年8月8日〜11日
 
 1993年8月8日から8月11日の予定で白馬岳から朝日岳の登山に出かけた。

 8月7日夜行列車で大阪を出発し、8日早朝白馬駅に到着。バスに揺られて猿倉へ。少し上がった林道との出合で朝食だ。しばらく林道を歩くと、登山道になり樹林の中に入って行く。やがて岩がごろごろしたところになると白馬尻だ。このあたりから小雨が降り始める。小屋の軒下でカッパを着て、いよいよ出発。20分弱で雪渓に出る。

 ここから雪渓を登りはじめる。登りは多くの登山者で蟻の行列のようだ。
昨夜の夜行の疲れと睡魔が襲ってくる。時々歩きながら寝ている感じでズルッと滑るたびにハッとする。やっとの思いで、葱平に到着した。ここで昼食少し雨も切れてきた。今度は小雪渓をトラバースして登っていく。お花畑がとても綺麗だった。

 頂上付近にさしかかると、風雨が強くなってきてずぶぬれ状態になった。あえぎながらやっとのおもいで白馬山荘に到着した。

 山荘はホテル並みでレストランがあり3000メートル級の山と思えない。やっさんにご馳走になった1000円のラーメンで生き返った。

 8月9日朝、ガスが一面を覆い何も見えない頂上に立った。悪いことに台風が接近しているとのこと、朝日岳に向かうのをやめて、白馬大池から蓮華温泉に降りることにした。しかし、雨は降る気配もなく、台風はどこかへ行ってしまったようだった。

 三国境から小蓮華山を経て白馬大池へ。ここで昼食も兼ねてゆっくりくつろいだ。午後、蓮華温泉まで下りここで宿泊することにした。蓮華温泉は露天風呂がいくつもあり、それらを梯子して楽しんだ。前日の疲れはどこかへいってしまった。
 8月10日、相部屋だったマイカーのグループにJR平岩駅まで送ってもらってラッキーだった。平岩駅から一路大阪へと向かった。

 結果的に台風の影響は全くなく、晴天の中歩くことができた。こんなにい天気なら先にも進めたし、白馬岳山頂でもっと時間がとれたのだが、この点残念だった。しかし、天気予報には歯向かうことができないので結果的には良かったのではないかと思っている。
コース
8月 7日 大阪=<夜行>=
8月 8日 白馬駅=<バス>=猿倉〜白馬尻〜<大雪渓>〜葱平〜<小雪渓>〜お花畑〜頂上宿舎〜白馬山荘(泊)
8月 9日 白馬山荘〜白馬岳〜三国境〜鉢ヶ岳〜雪倉岳〜朝日岳〜朝日小屋(泊) (以降、大風接近でコース変更)
       白馬山荘〜白馬岳〜三国境〜小蓮華山〜白馬大池〜蓮華温泉(泊)
8月10日 朝日小屋〜北俣小屋〜小川温泉(泊)
       蓮華温泉=平岩駅=糸魚川=大阪
8月11日 小川温泉=JR泊=富山=大阪