|
||
槍穂高展望(前穂高岳より) | ||
紅葉の涸沢から穂高岳 1994年10月8日〜10日 上高地〜横尾〜涸沢〜奥穂高岳〜前穂高岳〜岳沢〜上高地 |
||
10月7日、大阪を松本電鉄バスの「さわやか信州号」で上高地に向けて出発。 10月8日、早朝上高地に到着。今回は友人と2人で紅葉の涸沢を楽しみにやってきた。バスターミナルで登山準備をして歩き始める。横尾までは何度も歩いている道だ。友人は初めてなので、明神池に立ち寄り神秘な池の雰囲気を楽しむ。川原で朝食をとる。 徳沢へと進むと前穂高岳の雄姿が頭上に見えてくる。横尾で橋を渡り横尾谷に入る。左手にロッククライミングで有名な屏風岩が勇ましく見え隠れする。本谷橋を少し過ぎたところで昼食にした。ここまでくると紅葉がすばらしい。中年の女性がしきりにスケッチをしていた。これから行く涸沢の紅葉はもっとすばらしいのではないかと期待が大きく膨らむ。 やがて涸沢に到着。すばらしい光景に言葉もない。あまりすばらしい光景で写真を撮っていなかった。涸沢ヒュッテも涸沢小屋の満員とのことだ。詰め込みで泊まるかどうか思案したが穂高岳山荘まで行くことにした。1時間ほど遅いので無理な行動となったが、夕暮れぎりぎりで到着することができた。山荘から見る夕日は、今日の疲れを解消してくれるくらい気持ちのいい夕日だ。 |
||
横尾谷 |
涸沢 |
|
涸沢 |
涸沢 |
|
涸沢 |
涸沢 |
|
10月9日、夜明けとともに穂高の山々も、シュリエットからごつごつした岩の山に変貌していく。穂高岳山荘からいきなり岩場を登る。登りきったところで後ろを振り返ると、涸沢岳・北穂高岳から槍ヶ岳とすばらしい光景が飛び込んでくる。ここまでくるとなにか誇らしげな達成感がえられる。ちっぽけな自分が天空の主人公になった気分になる。 やがて奥穂高岳山頂に着く。山頂は鈴なりの人でいっぱいだ。今まで見えていた涸沢岳・北 穂高岳・槍ヶ岳に加えて、前穂高岳北尾根・西穂高岳・ジャンダルムなど目を見張る光景が飛び込んでくる。歓声が湧き上がる瞬間だ。奥穂高岳は標高3190m、富士山・北岳に次ぐ3番目に高い山だ。最高の気分に後ろ髪を引かれながら、前穂高岳への吊尾根を進むことにした。 |
||
穂高岳山荘 |
穂高岳山荘前にて |
|
涸沢岳 (奥穂高岳取っ付きより) |
北穂高岳 |
|
槍ヶ岳 |
奥穂高岳山頂付近で |
|
大奥穂高岳山頂付近で |
奥穂高岳山頂付近で |
|
奥穂高岳山頂で |
奥穂高岳山頂で(ジャンダルム) |
|
奥穂高岳山頂で |
吊尾根で |
|
吊尾根をどんどん進む。この吊尾根は上高地の河童橋から見たとき一度渡ってみたいと思っていた尾根だ。上高地からこの吊尾根を渡っている姿が見えればすばらしいだろうと思いながら歩く。 前穂高岳直下の紀美子平に到着。ザックをおろして空荷で前穂高岳に上がる。ごろごろした石と岩の山だ。山頂からは、今まで歩いてきた跡が一望できる。ここからの景色もすばらしい。紀美子平へ戻り、昼食にした。午後は岳沢ヒュッテまでの行程だ。 紀美子平からの降り口は混雑している。いきなり大きな大きな一枚岩の急斜面があるからだ。順番を待ってそこを降りる。岳沢まではかなりの急な下りである。足を諤々にしながら降りる。2時間ほどで岳沢ヒュッテに到着。紅葉がとてもすばらしい。ゆっくり紅葉を楽しむ。 |
||
吊尾根で |
紀美子平で |
|
前穂高岳山頂にて |
前穂高岳山頂にて |
|
岳沢の朝 |
上高地にて |
|
10月10日、岳沢ヒュッテを早朝出発。上高地で温泉につかって帰阪しようとしたためだ。上高地温泉の入浴時間の9時に何とか間に合って入浴ができた。露天風呂でゆっくり汗を流し、帰途に着いた。 日頃の精進がいいのか天気に恵まれ、涸沢・岳沢の紅葉と穂高の頂に立ち槍穂高連峰を堪能できた。 |
||
コース 10月 7日 大阪(21:30)=<さわやか信州号>= 10月 8日 上高地(5:30/6:00)〜明神(7:00/明神池散策・朝食/8:00)〜徳沢(9:00)〜 横尾(10:10)〜本谷橋(11:30/昼食/12:00)〜涸沢(14:20)〜穂高岳山荘(17:00)(泊) 10月 9日 穂高岳山荘(7:00)〜奥穂高岳(7:50/8:20)〜紀美子平(9:50)〜前穂高岳(10:20/10:40) 〜紀美子平(11:00/昼食/11:40)〜岳沢ヒュッテ(14:00)(泊) 10月10日 岳沢ヒュッテ(6:10)〜上高地(8:40/上高地温泉入浴/9:30)=<バス>=新島々=松本= 大阪 |