紅葉の笠ヶ岳 2000年10月9日〜11日
鏡平小屋〜弓折岳〜笠ケ岳〜(笠新道)〜新穂高温泉
笠ヶ岳
10月9日、昨夜からの雨はまだやむ気配はない。今日は尾根歩きなので晴れてくれれば楽しいのだが天気には勝てない。
6時50分に鏡平小屋を小雨のなか出発。弓折岳まではずっとのぼりが続く。弓折岳に7時40分到着。
大ノマ岳は確認できないまま通過、秩父平を10時に通過し、抜戸岳に11時20分到着。
笠新道の道が変わっており帰りはここまで戻って下りることになる。
晴れていればこの辺りから笠ヶ岳と笠ヶ岳山荘が見えるはずなのだかあいにくの天気で全く見えない。
弓折岳 大ノマ乗越
雷鳥 雷鳥
こんなガスの中で唯一よかったのは多くの雷鳥に出会えたことだ。
ここまで来る間にも3箇所ぐらいで十数羽ほんの近くで見ることができた。
全行程で20羽ぐらいは見ただろう。見事な保護色で岩の色と模様にそっくりで感心した。
抜戸岩がガスの中にあったが間をくぐり抜けて進む。
ガスでわからないが笠ヶ岳への登り道を行くとキャンプ場になり、やっとのことで笠ヶ岳山荘に到着した。
目の前にあるはずの山荘も笠ヶ岳のピークも全く確認できない。
笠ヶ岳山荘到着13時15分。終日雨だった。夜1時過ぎに小屋から出て見ると、すばらしい星空に変わっていた。
10月10日、今日は昨年までの体育の日で例年にもれず晴れのいい天気となった。5時過ぎに起床ご来光を待つ。
5時50分頃ご来光だ。ご来光は穂高連峰の大キレット付近からあがってきた。雲海がとてもきれいだ。
朝食の後、笠ヶ岳山頂に登頂。雲海の中に浮かぶ連山はすばらしい。
山荘に戻り抜戸岳まで戻りだ。昨日とは異なりすばらしい眺めだが、時折ガスが上がってきて何も見えなくなる。
しかし昨日見られなかった笠ヶ岳や穂高の山々をゆっくり見ることができた。
笠ヶ岳からのご来光 笠ヶ岳山頂
笠ヶ岳山頂 笠ヶ岳からの雲海
笠ヶ岳(笠ヶ岳山荘付近より) 笠が岳からの雲海
抜戸岩 笠ヶ岳
抜戸岳の頂上に3分ほどで行けるので往復した。9時50分笠ヶ岳や穂高の眺めを惜しみながら笠新道を下山開始。
抜戸岳のほぼ頂上から杓子平へと下る。下りは少しきついが新道になってゆるくなったのだろう。
杓子平は黄金がちりばめた感じでとても印象的だった。
笠ヶ岳 杓子平
杓子平 杓子平
笠新道 笠新道の紅葉
杓子平を過ぎると後は一気に登山口まで急降下。ちょっと下りがいやになるがひたすら下りる。
所々で穂高が見えるが残念ながらガスできれいには見えなかった。穂高の雄姿をま横から見るにはここが一番ではなかろうか。
再度トライしてみたい気にさせられた。しかしここの紅葉もすばらしく、時間が許せばいつまでもいたいような雰囲気をかもし出していた。
なんだかんだで笠新道の登山口に14時45分到着。
時間があるので最初の小屋わさび平小屋に少し林道を登り無事下山をビールで乾杯。
林道を新穂高に下り新穂高到着が16時30分。これで全行程無事終了。
常宿にしている笠山荘にて温泉に浸かり、豪華料理でお腹いっぱい。すばらしい旅だった。
コースタイム
10月 9日(月) 鏡平小屋(6:50)〜弓折岳(7:40/8:00)〜大ノマ乗越〜大ノマ岳〜秩父平(10:00)
〜抜戸岳・笠新道分岐(11:20/11:40)〜笠ケ岳山荘(13:15) (泊)
10月10日(火) 笠ケ岳山荘(7:15)〜笠ケ岳(7:30/7:45)〜笠ケ岳山荘(7:55/8:00)
〜抜戸岳・笠新道分岐(9:30/10:05)〜笠新道登山口(14:45/15:30)〜新穂高温泉(16:30) (泊)
10月11日(水) 新穂高温泉=高山=大阪(夕方)