高見山頂上にて
第127回 <特別企画> 高見山・霧氷をたずねて
2000年2月19日 友歩会
高見登山口〜小峠〜大峠〜高見山頂〜高見平野
 厳しい寒波到来で北陸地方は大雪に見まわれているなか、今日は寒波が一休みそんな中での高見山登山となった。近鉄の鶴橋駅でコースマップを駅長室にもらいに行くと、高見山は積雪ゼロと聞かされた。現地まで行ってだめなら昨年行った三峰山に変更かとも思ったガ榛原駅に近づくと一面雪景色になった。

 近鉄榛原駅に9時過ぎ到着。ここから奈良交通の「高見山霧氷号」で高見山登山口へとバスに揺られる。

 登山口で準備を整え登山開始。高見山への登山道は昔「紀州街道」だったそうだ。途中説明板が設置されている。1kmほど歩くと「古市跡」がある。紀州・大和・伊勢の人々で塩・魚などの市が立ったと言われているそうだ。今では信じられない山中なのだ!しばらく行くと左前方に高見山の山容が目に入ってくる。このあたりで、アイゼンをつけることにした。始めての雪山になる人はアイゼンとつけ方から・・・。

高見山登山口

登山口から少し上がった樹林帯

前方に高見山が見える場所でアイゼン装着

前方に高見山が見える場所でアイゼン装着
 約1時間で小峠に到着。鳥居のある階段を登らず、大峠を目指すことに。開けたところでは台高山脈が一望できた。

黙々と小峠を目指して

アー小峠だ

小峠

大峠を目指して行軍
 約1時間で大峠に到着。高見山関が寄進した鳥居が見えた。ここから山頂まで3、40分で行けそうである。

小峠から少し行ったところでzy条に頭上の山に霧氷が!

大峠(高見峠)

大峠から山頂への急登

頂上を目指して(このあたりから霧氷がきれい)
 山頂までの中間点に展望広場がありここで昼食をとることにした。頂上はせまいので食後が少しきついがしかたない。昼食後、一気に山頂へ!?とはなかなか。あえぎながら登る。このあたりから霧氷の花がいっせいに咲き見ざれる。すばらしい光景だ。振りむけば国見山・台高山脈が足元の霧氷とマッチしてこれまたすばらしい。
 高見山山頂は標高1249mで高見神社がお祭りしてある。小休止してここから下り道、約500mほどが霧氷の通りぬけと言った感じだ。おりしも、太陽光が時々覗いて霧氷がきらめきはじめた。実にすばらしい光景だ。寒い中登ってきた甲斐があったといえよう。寒波の続いていた中、我々のために霧氷が待っていてくれていたように思える。感謝感激!

高見神社

 

 

 

 

高見杉
 霧氷の通りぬけも過ぎるころから、黙々と膝が笑いながらの下山。小峠と高見平野の分岐を右にとって高見平野に向かう。かなり歩くと高見杉に。「高見杉」は樹齢700年と伝えられている。

 やっと集落の見えるところに。集落に出たところでアイゼンをはずして、バス停まで歩く。バス発車時刻の5分前の15:25高見平野バス停に到着。バスは15:40頃発車。榛原駅に16:20頃到着。タクシーで今日のオプション温泉へと向かい旅の汗を流した。
 
コース
  近鉄榛原駅9:05集合=(奈良交通バス9:20発高見山霧氷号)=高見山登山口10:10着
  登山開始10:25〜小峠11:35〜大峠12:40〜展望広場<昼食>)〜高見山13:40〜
  高見平野バス停15:25着
  高見平野バス停(15:30発)=(奈良交通バス)=近鉄榛原駅16:20着=タクシー=みはる温泉

天 候  曇り
参加者 10名
実施日 2000.2.19