前剱より望む剣岳 | |
立山〜剱岳〜大日岳縦走
2000年8月6日〜11日 友歩会 夏の特別企画 Vol.3 (剣山荘〜剱岳〜剣山荘〜剱御前小舎〜雷鳥平〜みくりが池温泉) |
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8月8日 4時50分頃ご来光を拝む。雲が多くご来光はあいにくだったが雲がきれいに輝いていた。小屋の人の話だと今日の朝焼けは少ないので、雨は一日大丈夫だろうとのことであった。 5時剣山荘を出発し剣岳のアタックを始める。一服剣(2618m)に5時25分到着し、ここで朝食をとる。20分ほど留まり、5時45分いよいよ剱岳へ進む。 |
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ご来光(剣山荘から右橋針ノ木岳) |
一服剣 |
一服剣 |
一服剣 |
一服剣を過ぎると高低差があり、剣岳の厳しい表情が伝わってくる。鎖場が何ヶ所かあり、6時30分、前剱(2813m)に到着。ここから眺める景色はすばらしい。さらに鎖場を何ヶ所か上ったり下ったりすると、スパッと切れ落ちた平蔵谷の切れ落ちた門と呼ばれるところに出る。 ここが剱岳の最初の関門だ。滑落事故もこの当りで起きているとのこと鎖を利用して慎重に登る。アップダウンを繰返し平蔵のコルにつく。 |
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前剣から別山・剱御前・一服剱 |
前剣ピーク手前大岩 |
前剣 |
前剣 |
平蔵の門 |
カニのタテバイ(写真中央) |
ここから剱岳登山で有名なカニのタテバイで一番の難所となる。17mの垂直に近い岩場を登る。登り切りしばらく進むと稜線出る。ここから頂上まではわずかで剱岳神社が見えればそこは頂上だ。 8時、剱岳山頂(2998m)に立つ。山頂からの展望はすばらしく360度見渡すことが出きた。北側には富山湾、毛勝三山。東に後立山連峰が南には薬師岳・笠が岳、乗鞍岳方面まで望める。いつまでいてても飽きないので30分ほどで切り上げ、8時35分カニのヨコバイを楽しみに下山開始。 |
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剣岳 カニのタテバイを通過ホッと一息 |
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剣岳神社 |
剣岳神社 |
剣岳山頂 |
剣岳山頂 |
しばらく山頂付近の景色を眺めながらゆっくり下りる。とっても名残惜しい風景だ。カニのヨコバイにさしかかる。カニのヨコバイは下り専用で、その名の通り手足をカニのように順送りして進む。10mほどの鎖場を過ぎ、5mほどの垂直の 壁を下りる。さらにはしご2箇所を下ると、15mほどの鎖場になり突き進むと平蔵のコルに出る。これで難所の岩場は終りだ。 ここから来た道を景色を楽しみながら下る。今日は天気に恵まれ絶好のアッタク日和となった。雨だとアッタクしないといっていたメンバーも、このすばらしい天気でしかも難関を突破し大喜びだ。前剱通過8時、一服剱10時40分、剣山荘に11時5分無事到着。 |
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カニのヨコバイ |
カニのヨコバイ |
カニのヨコバイ |
カニのヨコバイ |
一服剱に戻り一服 |
剣山荘 |
剣山荘で軽く昼食をとり、11時55分B班の待つみくりが池温泉に向かう。剱御前までは雪渓のトラバースが十数カ所ダラダラの登り道を歩く。 剱御前小舎に13時20分到着。雷鳥平に14時30分、ここからみくりが池温泉までかなりの登り道疲れが襲ってくるが何とかして15時30分無事みくりが池温泉に到着。 B班の女性2名は、すでに下山し残ったメンバーは温泉に浸かってくつろいでいた。我々A班が下山後、明日からの大日岳縦走に参加する男性2名が到着。温泉に浸かりゆったりと疲れをいやした。 |
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