三上山山頂にて
近江富士(三上山)〜十二坊温泉
2001年6月16日 友歩会 21ウオーク
野洲駅〜三上山〜野洲駅 十二坊温泉
 
 近江富士・三上山は、昔東海道や中山道を歩く旅人の指標となり、この山を見ると京が近いことを知ったと言われています。俵藤太が三上山にとぐろを巻いたムカデを、瀬田の唐橋から射止めたと言う伝説もあります。

 JR野洲駅に10時集合と余裕をもって集合した。今日は目の前に見える近江富士に、約一時間で登れるからだ。近江富士・三上山に登る前に、御上神社へお参りする。御上神社はこんもりした森に囲まれた神社だ。ここにやぶさん兄弟が参加、総勢13名になる。やぶさんは地元なので、彼の案内で三上山に登ることにした。

 国道8号線を越えたところに、登山口の看板があり、民家の横から登り始める。石段を上り詰めると、妙見堂跡に、さらに上がると、割石の間を抜ける。ここから低い山なのに岩場が続く。危険箇所には柵がもうけられていて安全だ。

三上山

御上神社 山門
 登りつめると、御上神社の奥宮があり山頂になる。標高は432mで展望台もあり、琵琶湖や比叡山、比良山など景色は万点だ。今は梅雨の最中では、そのわずかな晴れ間にこんなところにこれてすばらしい限りだ。

 頂上で楽しい昼食。和やかな一時を過ごせた。展望台から瀬田の唐橋が見えるかどうか、無理のようである。唐橋からこの三上山は見えるのであろうか。藤原鎌足の子孫にあたる俵藤太がこの三上山で暴れまくっているムカデを退治するために、瀬田の唐橋から矢を放ち見事退治したというお話。唐橋に住む竜神に褒美でもらった米俵がいつまでも減らなかったので俵藤太と言う名前になったそうです。ちなみに俵藤太の名前は藤原秀郷というそうです。

三上山 頂上近くの岩場

三上山頂上での昼食
 下りは、裏道を降りる。あまり急ではないが、ほの暗い樹林帯に光が差し込み、生命の息吹が感じられる。鎖にぶら下がったりして、何とか下山した。下山した場所には天保義民碑がある。江戸時代の末期に厳しい年貢政策に対して一揆を起こしたときの犠牲者の顕彰碑だそうだ。

三上山頂上からの眺め

裏道の下り

裏道の下り

十二坊温泉
 やがて御上神社に戻ってきた。ここで野洲駅まで戻って、電車で温泉に行くかどうか迷ったが、タクシーに変更した。30分ほどで十二坊温泉へ到着。当初計画では宮乃温泉だったが近いほうに変更した。

 十二坊温泉ゆららは、平成11年4月にオープンした温泉で、森に囲まれた潤いの温泉。甲西町の北部にそびえる岩根山(通称十二坊)の中腹に湧き、「修験の湯」と「百伝の湯」があり、1週ごとに男女入れ替わります。今日は女性が勝利で露天風呂あり、男性は断念ながら露天風呂なしでした。
 
コ ー ス :
 JR大阪駅駅(9:00発)=(新快速)=京都駅(9:28/9:29)=(新快速)=
野洲駅(9:56/10:00)〜御上神社(10:50)〜表道登山口(11:00)〜妙見堂跡(11:10)
〜三上山・雄山(11:50/13:00)〜雌山〜天保義民碑〜御上神社(14:00頃)
=(タクシー)=十二坊温泉ゆらら(14:30/入浴/16:30)=(送迎バス)=甲西駅=
大阪駅

天 候  快晴
参加者 13名 
実施日 2001.6.16