剣沢から剱岳を望む
室堂〜剣御前〜剣沢〜仙人池〜阿曾原温泉〜欅平
友歩会 特別企画  2001年10月5日〜9日
<剣沢から仙人池>
 
 剣沢小屋、8時30分頃出発し、剣沢大雪渓へ向かう。 剣沢キャンプ場近くの池は、薄氷がはって、そこに剱岳が映し出されていた。 沢に入る頃から紅葉がきれいに山肌を染め出してきた。 岩と紅葉と雪渓のバランスが調和している。巻き道が沢の流れに近寄ったところで、顔を洗う。

剣沢から剱岳を望む

剣沢への下り

剱岳の尾根

剣沢雪渓の上端付近
 雪渓を巻き道で進んで来たが、ここから雪渓を歩くことになる。アイゼンを装着して雪渓を下る。 剣沢大雪渓は3大雪渓のひとつだ。雪渓を楽しく下りる。 真砂沢ロッジの手前で、雪渓は割れており、巻き道をすることにした。 無謀な人もいて、雪渓をそのまま進んでいる人、また登ってくる人を見かけたが、 もし雪渓のブリッジが壊れたらどうなるのだろうか。恐ろしい気がする。 真砂沢ロッジに11時20分到着。ここで昼食にした。

紅葉

剣沢雪渓

紅葉と雪渓

紅葉
 昼食を済ませ、真砂沢ロッジを12時に出発。目的地の仙人池に向かう。 真砂沢の沢道をどんどん下る。13時10分二股に到着。 ここから仙人峠まで登りが続く。最初のきつい登りを行けばあとは尾根道と思っていたが、期待外れになった。 急坂のあとも登りが続いた。とは言っても仙人池ヒュッテまでは1時間50分ぐらいで行ける予定だった。

 急登の途中で、ハプニング発生。Hさんが進めなくなった。 何度も休憩を繰り返しながら進むしかなく、やっとも思いで仙人池ヒュッテに、15時50分到着した。 先頭の3名は、ほぼ予定通り15時に到着してくつろいでいた。

二股の手前の沢にて

二股の吊り橋にて

紅葉

仙人峠への稜線から

仙人峠への稜線

真っ赤に色づいたナナカマド

仙人峠から望む仙人池ヒュッテ

夕日がまばゆい 仙人池と八ツ峰
 仙人池に映る八ツ峰は、夕日で逆光だ。この逆光で八ツ峰は威圧的なまばゆさをかもしだしている。 暗くなり、シュリエットになっても、見つづけていたい感じであった。 真っ黒な八ツ峰が、仙人池に映し出され、空には満点の星が輝いたいるさまは、忘れ得ない光景だった。 この景色の良さに加え、山小屋が家庭的でまたすばらしい。

 この仙人池ヒュッテの女将さんは、山小屋生活47年だそうで、名物女将として知られている。 おりしもNHKがこの女将を取材に来ている。9月末から10月16日の小屋終いまでを取材するそうだ。 なんでも11月に、放送するとかの話であった。 名物女将の食事は、すばらしく山小屋と思えない食事を出してくれる。 てきぱきと動くさまは、なかなかなもんで宿泊者には最大を尽くしてくれる。 また、こんな高所なのにお風呂があるのも格別だ。ゆっくりくつろげる。 もし、もっと近ければ幾度も来たい山小屋だ。
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コ ー ス :
10月 5日
 大阪駅発(7:12)=(特急サンダーバード1号)=富山(10:21/10:29)=(地鉄)=立山(11:30)
立山(11:40)=(ケーブル)=美女平(11:47/12:40)=(バス)=室堂(13:30)室堂(13:40)〜
雷鳥平(14:30)〜別山乗越(16:15) 剣御前小舎(泊)
10月 6日
 別山乗越(7:40)〜剣沢小屋(8:20)〜真砂沢ロッジ(11:20/昼食/12:00)〜二股(13:10)〜
仙人峠(15:20)〜仙人池(15:50) (先着15:00) 仙人池ヒュッテ(泊)
10月 7日
 仙人池(7:50)〜仙人温泉(10:00//10:00)〜阿曾原峠〜
阿曾原温泉(14:05) (先着13:15) 阿曾原温泉小屋(泊)
10月 8日
 阿曾原温泉(6:45)〜オリオ谷出合(8:45)〜志合谷出合(10:45)〜
欅平(13:40) (先着13:00)
欅平(14:58)=(黒部峡谷鉄道)=宇奈月温泉(16:14) 蝶仙閣(泊)
10月 9日
 宇奈月温泉(10:09)=(地鉄)=富山駅(11:38//13:09)=(特急サンダーバード号)=
大阪駅(16:32)=
富山駅(13:13//14:16)=(特急サンダーバード32号)=大阪駅(17:32)

天 候:10/5 曇りのち雨 10/6 晴れ
参加者: 6名