歌垣山 登山口近くより
摂津の山
歌 垣 山 標高553.5m
歌垣山登り口〜歌垣山〜堀越峠・・・(妙見山へ)

 
今までに行った山の山容を写真に撮ろうと思い立った。理由は登った山の名前や山頂の状況などは記憶にあるのだが、果して山の形はどんなのだったかは分かっていない。富士山のように有名であれば誰でも分かるのだが。また単独峰であればいいのであるが、連山の場合又難しい。近くの山からチャレンジをしようと試みた。今回試みた山は、歌垣山である。

この方面はバスの便があまりないので難しい。
時刻表を見ていると日曜日祝日は比較的運行していることに気がついた。
早速、日曜日なので出かけてみた。阪急梅田駅から川西能勢口へ、ここから能勢電鉄で妙見口駅まで行く。
ここから休日のみ運用の9時55分発の本陣車庫行きのバスに乗る。
面白いことに今日は京都交通バスは半額の日だ。バス代が半額奉仕とは面白い。
それでも乗客は6人ほどで歌垣山で最後の3人が降りた。2人に女性は歌垣山に登って行った。
私は歌垣山の写真をとりに山と反対の平地に下りてみた。田んぼのあたりから歌垣山の写真を取った。
歌垣山のピークを撮影するためにはもっと下がって反対側の山裾まで行くといいみたいだ。
午前中は逆光なのでこれ以上はあきらめて、歌垣山に登ることにした。
バス停まで戻り摂津歌垣山登り口の標識のところから登りはじめる。
しばらく杉桧の樹林地帯を登る。滝という程ではない小さな滝が迎えてくれる。
雑木林になりさらにいくと杉の樹林になる。35分程で広い尾根道に出る。
左に1分ほど行くと歌垣山の歌碑がある北峰(男山山頂)につく。しばらく歌碑や頂上の様子を伺う。
昔、未婚の若者は定められた日に山の頂などの集まり、即興の歌を交わし結婚の相手を決めたそうだ。
これを歌垣と言うそうです。
また歌垣は歌う人の囲いつまり、垣をつくって和歌の歌合せに興じたものと思われる。
歌碑は薄くなって分かりませんが、次の歌が刻んであるとのことだ。
「くらかきの 里に波よる秋の田は としなかひこの 稲にぞありける」
この歌垣山は、日本三大歌垣山に数えられる名山だそうだ。
佐賀の杵島山、茨城の筑波山とこの歌垣山で、歌垣山サミットも行われたそうでその碑もある。
六甲山などが遠望できる。男山山頂を後に2分ほど南に行くと女山山頂に着く。
ここには、二等三角点がある。標高は553.5mで三角点は大理石で囲いがなされよく管理されている。
しばらく休憩して堀越峠に降りる。
途中鉄塔があるところで寄り道してみたが、鉄塔から妙見の方向がよく見える。
堀越峠からさらに進んで妙見奥の院へ行ける。
またここから車道を右に行き蔵垣のバス停に行き妙見口に戻ることができる。
時間が早いので妙見奥の院の方に進めることにした。・・・妙見山に続く

歌垣山 登山口近くより

登山口の標識

歌垣山碑

歌碑

歌垣サミット記念碑

歌垣山碑前にて

歌垣山 二等三角点

三角点にて
 
コース
  能勢電鉄妙見口駅(9:40)/吉川バス停(9:55)=<京都交通バス本陣車庫行き>=
  歌垣山登山口バス停(10:18/撮影/10:40)〜歌垣山北峰(歌垣歌碑)(11:20/11:35)〜
  歌垣山南峰(三角点)(11:37/昼食/12:00)〜堀越峠(12:21)・・・(妙見山に続く)

天 候 晴れ

参加者 1名
実施日 2003.3.30