岩阿沙利山 山頂にて
友歩会定例会
リ  ト ル 比 良 
楊梅の滝〜涼峠〜寒風峠〜鵜川越〜岩阿沙利山〜オーム岩〜岳山〜大炊神社
 
 比良山系のミニ版で一番高い、岩阿沙利山(いわじゃりやま)が686m、そしてピークが何ヶ所もあり縦走の気分を十分楽しみました。
 北小松駅を出発して、楊梅の滝へ。春ごろは滝周辺工事中だったがすっかり整備されていた。まず雌滝で落差15m水量も多くすばらしい滝だ。雌滝の左奥から雄滝への登山道がある。かなり急な道、当然雌滝の上に行くのだから厳しい。長いはしごなどを経て雄滝の滝壷近くに行く。この滝は落差45mと圧巻だ。この滝は尾根道から見ることができる。尾根道には滝見台もある。ここにくるとき電車の車窓からも見ることができるすばらしい滝だ。
 尾根道に戻り縦走のコースに入る。Vカットの削り取られた山道を過ぎると涼峠に着く。琵琶湖がきれいに見える。ここからシシガ谷の源流を進む。道はところどころぬかるんでいるがおもしろい。寒風峠に到着。ここから左に行けばヤケ山から釈迦岳方面への道だ。リトル比良は右に行く。多数のアップダウンを繰り返し、三角点のある岩阿沙利山からオーム岩、岳山へと続く。寒風峠から急な登りを登りきるとしばらく緩やかなアップダウンが続く。ここがピークの滝山かと思いながらいくつかのピークを越えて行く。
 滝山は縦走路から1分ほど登ったところにあった。今度は降り気味でアップダウンを繰り返すとやがて車道を横切る。車の走っていない立派な道路だ。横切ったところが鵜川越である。ここから約30分かなりの急勾配を空腹の中必死で上がる。
 上がりきるとそこは岩阿沙利山でまず三角点が目を引く。早速昼食にする。三角点の奥には仏岩があり、ここからの景色はすばらしい。午後1時間ほど歩くと鳥越峰に着く。この峰も縦走路から1分ほど上にある。
 鳥越峰から5分ほどでこのコースで有名なオーム岩に着く。ここからの眺めは蛇谷ヶ峰を中心に大パノラマを提供してくれる。オーム岩を後に下りきると、鳥越峰、オーム岩そして鳥越峰にある関電の反射板を見ることができる。またアップダウンを繰り返し、最後のピーク岳山に着く。
 岳山には石室があり石仏が祀られている。少し下ると岳山観音のお寺跡がることから石仏は観音様と思われる。
 白坂を延々下る。途中からマッタケ山になり縄張がしてある。やがて登山口の大炊神社に到着。白坂の途中から降り始めた雨が少しきつくなってきた。予定していた宝船温泉はかなり先なので今回はパスして近江高島駅から帰途についた。
 
楊梅の滝(雌滝)                        楊梅の滝(雄滝)滝壷付近で 

                            岩沙利山山頂仏岩より 
 
オーム岩より                          白坂にて 
コース  
  JR京都駅(8:14)=北小松駅(8:47/8:55)〜楊梅の滝(9:23/9:50)〜尾根(9:57)〜涼峠(10:18)
  〜寒風峠(10:55)〜滝山(11:22)〜鵜川越(11:50)〜岩阿沙利山(12:10/昼食/12:42)〜
  鳥越峰〜オーム岩(13:30)〜岳山(14:06)〜大炊神社(15:20)〜音羽バス停〜
  JR近江高島駅(15:40/15:46)=京都駅(16:35)  ●約15km

天 候  曇り 風強し 下山途中から雨
参加者 9名 
実施日 2003.9.27