南葛城山 林道分岐あたりから
河内の山
南 葛 城 山 標高922m
滝畑ダム〜関電道分岐〜ノゾキ平〜南葛城山〜岩湧山分岐〜根古峰〜紀見峠駅

 
今までに行った山の山容を写真に撮ろうと思い立った。理由は登った山の名前や山頂の状況などは記憶にあるのだが、果して山の形はどんなのだったかは分かっていない。富士山のように有名であれば誰でも分かるのだが。また単独峰であればいいのであるが、連山の場合又難しい。近くの山からチャレンジをしようと試みた。今回試みた山は、南葛城山である。

南葛城山は山深い感じを受ける山で登山者が少ないようである。手前の岩湧山があまりにも
有名で私も何回となく上がっている。冬になり日暮れも早くなってきた今日、こんな深い山に挑戦するのは
無謀かと思われた。また道もヤブコギが必要とかいろいろ良くない情報が入っていた。
だめなら途中から引き返すことにして決行した。
いつもの通り河内長野駅からコミニティーバスで滝畑ダムに向かう。平日とあって地の人が数名とダムまで
行く登山者数名で走っている。土日はいっぱいで地元の人に迷惑をかけているが平日は楽勝だ。
定刻に滝畑ダムに到着。登山口まで行き用を済ませて登山開始する。
登山口から少し行ったところで降りてくる人と出会う。南葛城山に行きたいが迷ったとかで戻ってきたのだ。
地図で道を説明したが納得いかない様子だ。取りあえず前進する。
岩湧山への登り口を右に見て林道を左手に行く。
先ほどの人が着いてきていたが上から来たトラックに道を聞いていた。
東京から来たのだそうで標識がないので困っていた。
私も初めてなのでお誘いがこちらからできずそのままにおいてきた。私もこれから未知の世界が始まるのだ。
林道をまっすぐ進みやわらカーブした先に関電道分岐の標識があった。まずは入口がわかり一安心。
右の谷に降り幅の狭い橋を渡る。これから延々とのぼりが続く。関電の保守用の道なのでよく整備されている。
坂道はほとんどプラスチックの階段でジグザグの登りで一挙に疲れるが、コースがはっきりしていて安心だ。
鉄塔からしばらくは急であるがそのうちに通常の登りになる。左手に岩湧山への登山道が見えてくる。
岩湧山登山道でカキサゴから少し上のところが見え隠れする。さらに登ると岩湧山の雄姿が飛び込んでくる。
頂上付近は手前が黒っぽい緑の桧か杉の樹林で、奥は褐色のススキ原だ。
これが稜線でくっきりしているから面白い。関電道に入って1時間ほどでノゾキ平に到着。
ここからは樹林帯に入っていく。しばらくいくとまた雑木林になり岩湧山や周囲の山が見える。
だれか虎刈りしたのであろうか。する筈はないが阪神タイガースのロゴ似た模様が紅葉している。
やがて左側が伐採地になり景色はすばらしく良くなる。
南葛城山山頂は景色は望めないがすぐのところからすばらしい景色が眺められるのもいい。
クマ笹を過ぎれば一本杉だ。少し弱った一本杉がありその下に祠がお祀りしてある。
右に少し上がれば山頂だ。ガイドブックなどでは山頂が分かりにくいとあったが案外すんなり山頂に着いた。
多分クマ笹が刈られて道を作ってあったからだろう。刈り取っていなかったら多分迷うだろう。
山頂は広く、ベンチなどが作られている。木も伐採してかなりの広場を作っていた。これからPRするのだろうか。
昼食にしたがみぞれ交じりの風が吹き始めて寒くなってきた。早速下山することにした。
下山道は尾根道を歩き紀見峠駅に降りることにした。道はほとんどが林道でひたすら歩くだけになってしまった。
帰路は登ってきた道をノゾキ平まで引き返し、ここから左手に降り鉄塔71から中ノ茶屋橋へ降り、
ちょっと足を伸ばして滝見物をするのもいいのではないかと思った。
また、南葛城山に三角点があるような情報を得たので探しにいってみても面白そうだ。

関電道入口

関電道を入るとすぐ橋を渡る

橋を渡ると急な階段状の登りが続く

岩湧山が左手に見える

ノゾキ平から桧の植林帯を行く

右下に阪神タイガースのロゴに似た紅葉が見える

岩湧山 山頂付近の伐採地より

クマ笹を過ぎればまもなく山頂だ

一本杉

南葛城山 山頂にて

南葛城山 山頂

山頂付近の伐採地より望む
 
コース
  南海難波駅(8:19)=河内長野駅(8:52/9:04)=<コミニティーバス>=滝畑ダム(9:35)
  滝畑ダム(9:40)〜登山口(9:45)〜関電道分岐(10:08)〜鉄塔(10:27)〜ノゾキ平(11:00)
  林道分岐(11:25)〜一本杉(11:43)〜南葛城山(11:52/昼食/12:30)〜一本松〜
  御所台ノ森(13:05)〜岩湧山分岐(13:37)〜根古峰(13:52)〜三合目(14:00)〜
  越ヶ滝分岐(14:22/14:30)〜紀見峠駅(14:55)=難波駅

天 候  曇り

参加者 1名 
実施日 2003.12.02