音羽山山頂(左) 高塚山山頂(右)
京都東山  音羽山 標高593.4m  高塚山 標高485.2m
大谷駅〜音羽山〜牛尾観音〜高塚山〜上醍醐〜三宝院〜醍醐駅
 
 以前音羽山に行ったが大谷駅付近の水準点や逢坂の関跡も見逃していたので改めていってみた。

 大津大谷の基準水準点は蝉丸神社の右下にある。いつもは三角点を探訪したりしていたが水準点は初めてだ。私のような素人は水準点の意味を三角点に考えている。三角点は位置情報なのだが標高の情報に置換えている。たとえば薬師岳の二等三角点は、緯度36°28′7″.8315 経度137°32′41″.2642と言った方が正しい。しかし素人にとっては、薬師岳には二等三角点があり標高2926.01mだ、と言った方が分かりやすい。専門家ではないのでこれからも標高で呼ぶことにしたいと思う。

 少し足を運ぶと逢坂の関跡碑がある。ここに逢坂の関所があった。峠でなんとなく往時をテレビの時代劇に重ねあわすことができる。

 ここが登山口で国道一号線に架かる東海自然歩道逢坂山歩道橋を渡る。少し急な階段を上がると杉林、雑木林になりシダがきれいだ。道はジグザグで少し急勾配だ。尾根道になり緩やかなところをしばらく行くと階段が延々と続きほぼ最初のピークまで続く。ほぼ階段を上がりきったところでうしろを振り返ると比叡山から比良山の山並みそして琵琶湖がきれいに見える。

 すばらしい光景で登りのきつかった階段を忘れさせてくれる。一息ついて少しあがるとピークに着く。ここのピークにはNTTの音羽無線中継所が右手に見える。一旦下り音羽山への尾根道を快適に歩く。音羽山路傍休憩地・公衆便所の標識があり行ってみたが、荒れ果てており使用可能な状態ではなかった。

 分岐に戻り快適に先に進む広場になりその向こうが音羽山の山頂だ。標高は593.4mだ。山頂には送電線鉄塔が場所を占めておりその脇に三等三角点がある。京都の大パノラマを見ることができる。折りしも今年初めての寒波が襲来とのこと山頂に着くや否や猛烈に寒い。大パノラマも程々にして先に進む。

 ここから牛尾観音、桜の馬場までは下り道だ。途中少し下ったところにパノラマ台がある。雑木が茂っていて見通しがあまりよくないが琵琶湖方向の景色だけは見ることができる。唯一見ることができる景色はすばらしい。特に近江大橋はきれいに見える。

 やがて牛尾観音に着く。お参りして桜の馬場まで下る。ここから鉄の細い橋を渡り醍醐方面に向かう。うっそうとした杉林には苔むした倒木がありそれらを眺めながら進む。石ころだらけの道やVカットされたえぐれた道や笹こぎ道やいろいろ変化に富んでいる。

 尾根に出ると高塚山への分岐だ。少し寄り道して高塚山の山頂に向かう。5分ほどで山頂に着く。
山頂は標高485.2mで三等三角点になっている。見通しは雑木林でよくない。

 分岐に戻り少し行くとゴルフ場の舗装道路に出る。ここからしばらく舗装道路を下る。10分ほどで横峰峠に着く。ここから上醍醐の参道に入っていく。

 上醍醐の五大堂にお参りし、少し下った西国三十三寺十一番上醍醐寺を経て不動の滝、三宝院へと下った。少し寒かったので飛ばし気味で歩いたがゆっくり歩くのもいいだろう。また、醍醐水の下に醍醐の案内があり、開山堂を経て山頂の案内があった。多分山頂とは本宮ノ峰(堂ヶ背)476.1m、三等三角点のことだと思うので機会があれば行ってみたい。

基準水準点20 大津大谷 161.8m

逢坂山関跡碑

東海自然歩道 逢坂山歩道橋

シダがきれいな道

階段道が延々続く

階段道を上がりきった所の比叡山・比良山・琵琶湖の展望

山頂手前の広場

音羽山山頂にて

音羽山 三等三角点

京都市街展望 音羽山山頂から

琵琶湖大津市街展望 パノラマ台から

牛尾観音

高塚山山頂にて

高塚山 三等三角点

上醍醐 五大堂

上醍醐寺
 
コース
  京阪大谷駅(10:08/10:10)〜一等水準点〜逢坂の関(10:18)〜NTT音羽無線中継所(11:03)
  〜路傍休憩地分岐(11:09)〜路傍休憩地(11:11)〜路傍休憩地分岐(11:14)〜
  音羽山(11:28/11:45)〜パノラマ台(11:59)〜牛尾観音(12:18)〜桜の馬場(12:30)〜
  高塚山分岐(12:58)〜高塚山(13:03/13:11)〜高塚山分岐(13:15)〜舗装道分岐(13:20)〜
  横嶺峠(13:31)〜上醍醐五大堂(13:44)〜上醍醐寺(13:53)〜不動の滝(14:15/14:25)〜
  三宝院(14:55)〜地下鉄醍醐駅(15:05)

天 候  晴れのち曇り

参加者 1名 
実施日 2003.12.19