三十三間山 大草原より
京都バス三角点トレック
三十三間山 標高842.3m
倉見〜登山口〜夫婦松〜風神〜大草原〜三十三間山〜往路下山
 
 京都バス主催の三角点トレックで今年最終回の三十三間山コースに行った。出町柳駅からバスで倉見に向かう。途中朽木本陣で休憩して倉見に10時過ぎに到着した。

 倉見には三方町の三十三間山登山道入り口が整備されていてトイレや駐車場がある。しばらく林道を歩くと登山口に着く。「三十三間山登山道 山頂まで3km」の標識が立っている。この登山口から道が少し狭くなり石ころの沢沿いの道を上がる。

 沢を渡ったところが最後の水場で山頂まで2.4kmの標識がある。ここからが本日のメインで尾根筋にある夫婦杉まで急斜面を登る。斜面は九十九折りの道で、ゆっくり上がり約40分で尾根に出る。

 尾根に出ると左側が開け三方五湖から三方町の町が一望できる。夫婦杉からの眺めがいちばん開けていてすばらしい。夫婦杉は残念ながら枯れていて寂しそうだ。元気だった夫婦杉は三方五湖を眺めていたのだろう。

 尾根を30分ほど登ると風神に着く。登山道から10mほど入ったところに風神様がお祀りしてある。
少し上がると山頂へと天増川への分岐に出る。当初下山コースに天増川へ計画されていたが悪路と歩行時間の関係で、往路を下山に変更された。

 県境線沿いにススキの原を山頂目指して進む。やがて広々した大草原に着く。ここから山頂まで10分歩で登りつく。

 山頂は広いが雑木が茂っていて展望はそれほど望めない。標高は842.3mで三等三角点になっている。山頂から少し下ると展望はすばらしい。左側には三重嶽の稜線から武奈ヶ嶽そして今登ってきた大草原、さらに遠くには比良山系の武奈ヶ岳などが望める。右側には三方五湖から三方の町、小浜の海から久須夜ヶ岳、小浜市街さらに遠く青葉山、百里ヶ岳などまでくっきり見える。

 三十三間山は近江と若狭にまたがり、京都の三十三間堂の棟木にこの山の木を使ったのが山名の由来といわれている。山頂付近の大草原はススキと熊笹で美しく、すばらしい展望だった。

 昼食後は往路コースを下山した。少し遠方だったがすばらしい景色にあえて大満足だった。本年1年間多くの三角点トレックに参加できてよかった。来年もすばらしい計画を期待しています。京都バスのスタッフの皆さんに感謝申し上げます。ありがとうございました。

登山口の駐車場

最後の水場の沢を渡る

夫婦杉

三方五湖・三方の集落 夫婦杉より

風 神

武奈ヶ嶽 大草原より

三十三間山山頂にて

三十三間山 三等三角点

三方五湖・三方方面 大草原より

武奈ヶ嶽と大草原 大草原にて

山頂付近から望む大草原

紅 葉
 
コース
  出町柳駅(8:20)=[バス]=倉見駐車場(10:05/10:18)〜登山口(10:34)〜
  最後の水場(10:50)〜夫婦松(11:27)〜風神(11:56)〜大草原(12:05)〜
  三十三間山(12:18/12:24)〜大草原(12:34/昼食/13:00)〜風神〜夫婦松(13:38)〜
  最後の水場(14:02)〜登山口〜倉見駐車場(14:30/14:35)=[バス]=出町柳駅(16:20)
   ●約8キロ 

地 図  熊川北西
天 候  11/6 曇り 11/13 晴れ 
参加者 11/6 1名 トレック参加者 推定280名 11/13 1名 トレック参加者 推定190名 
実施日 2004.11.6 2004.11.13