貴船山山頂にて
友歩会 定例会
貴 船 山  標高699.8m
二ノ瀬駅〜夜泣峠〜貴船山〜滝谷峠〜貴船神社〜貴船口駅
 
 友歩会の11月定例会は「貴船川源流と紅葉を訪ねて」と題して貴船山に行った。
紅葉の最盛期で叡山電鉄は行きも帰りも超満員だった。叡電の二ノ瀬駅手前の紅葉はびっくりするほどではなかったが電車は徐行して楽しませてくれる。二ノ瀬駅の駅舎付近の紅葉、駅から眺める周囲の紅葉は美しい。そんな楽しい感じを覚えながら富士神社横から急な階段を上がり夜泣峠に向かう。夜泣峠までは少し急なジグザグの道を行く。しばらくして汗が出はじめ30分ほどで夜泣峠に到着。
 夜泣峠の西側は展望が開けるが紅葉はあまり見られない。しばらく休憩して尾根道を先に進む。尾根道は登りがあったり平坦部があったりで比較的楽なコースだ。右手が開けてきて尾根を少し下ると大岩分岐に出る。ここから二ノ瀬ユリと呼ばれる道になる。この道は昔、京都北部の集落から荷を運ぶのに使用されていたとのことだそうだ。道は広いが少しガレ場の道で登りが続く。やがて道幅も狭くなり、樋ノ水峠への分岐を過ぎるころから、かなり急峻でガレ場道の登りになる。貴船山が左上に感じられるところで赤マークのところから、左に少し下り山頂までかなり急な斜面を登りきる。道ははっきりしないが杉の植林の作業道と思われるところを上がる。登りきると雑木林になり、トップは道を見失って、道なき道を山頂目指して上がる。
 やっと道を見つけて山頂に到着。ここで昼食にした。熊笹が茂っていてここからの展望はない。山頂は700m足らずで、二等三角点になっている。午後は二ノ瀬ユリ道まで急坂を下り、滝谷峠に向かう。少しで上りきった感じになりここから二ノ瀬ユリ展望コースがある。
 見晴台があるとのことなので尾根を少し戻ると、比叡山から水井山が一番奥にあり、手前の山が一望できる。分岐に戻り先に進むと巻き道になっていて山を越える感じで進む。小高いピークには誰かが小石を積んで作ったケルンがあるが学生のパーティーで一杯だったのでパスして進む。滝谷峠まで数百メートルに地点で右側が開け秋色のパッチワークがきれいに見える。やがて少し登り道を進むと滝谷峠に到着。ここから滝谷の急な下り道を降りる。V字道を降りると滝谷の源流と思われる水の流れを確認。このあたりが源流なんだろう。滑りやすく泥とガラ場の沢を足元に気をつけながら下る。下から普段の町歩きの格好をした家族連れや、山登りの装備でないような格好の団体が上がってくる。行き先はほとんど自覚していないパーティーだ。時間的にも下山時間に上がってくるのでかなり無謀な団体だった。沢の終わりごろには岩場があり、慎重に折りる。車道に出て奥宮から貴船神社へと歩く。紅葉を期待していたが枯れ落ちた感じで期待外れに終わった。貴船口まで歩き、帰途に着いた。
 
二ノ瀬駅の紅葉                         夜泣峠にて 
 
鞍馬山 大岩分岐より                     大岩分岐にて 
 
貴船山 山頂                           貴船山 二等三角点 
 
見晴台からの展望 (右奥は比叡山)            秋色のパッチワーク 滝谷峠手前より 
 
滝谷峠より貴船川源流滝谷を下る              ちょっと岩場を慎重に下る 

コース  
  叡電出町柳(9:30)=
ニノ瀬駅(9:54)〜富士神社(10:06)〜夜泣峠(10:30)〜
  大岩分岐(11:06)〜<ニノ瀬ユリ>〜樋ノ水峠分岐(11:29)〜貴船山取付(11:40)〜
  貴船山(11:56/昼食/12:35)〜滝谷峠(13:32)〜奥貴船橋分岐(14:21)〜
  奥宮(14:30)〜貴船神社(14:50)〜貴船口駅(15:15)
  貴船口駅(15:27)=出町柳駅(16:07) 

地 図  大原南西
天 候  晴れ 
参加者 14名 
実施日 2004.11.20