三好山 下の口塚脇橋より |
三好山 標高180m 摂津峡 |
低山シリーズが続いているが、今日も標高180mの三好山に行った。 三好山は幾度となく行く摂津峡の川から見上げていた山である。地図に山名が出ているので調べてみたら山頂から中腹にかけてお城があったとのことだ。 三好山は北側、西側そして南側が芥川で絶壁になっており山城としては好条件だったのだろう。塚脇バス停から出発し、民家の間を北方に登る。登りきると黄金の里ホームがある。ホーム左手を少し行くと右上に細い田んぼ道のような道があるのでそれを登っていく。左手は段々畑になっていて野菜などが日曜菜園のように作られている。少し登ったところで後ろを振返ると段々畑と高槻市街が一望できる。この道は大手道と呼ばれているそうで、あっという間に峠のような感じのピークになる。小さな池があり蛙が盛んに泣いていた。この辺りが城の街道で左右に城の建屋があったと思われる。いよいよ本丸があった左側(西)の道を登る。石垣などなんとなく城跡を感じさせてくれる。しばらく行くと「史跡 城山城址」が小さい広場に立っている。さらに登ると本丸、三好山の山頂に着く。登ってきた後を振返ると段々畑のような感じになっているので段の部分には建物が建っていたのだろう。山頂はかなり広く平らで祠があり、「城山城址」の碑が建っている。本丸跡は広く天気のいい日にはファミリーで弁当を食べるのもいいだろう。南側は少し開けていて高槻市街を展望することができる。高槻市教育委員会の解説板によれば、戦国時代摂津峡は天然の要害として険しい地形が利用され、三好山に芥川山城が築かれていた。本丸や二の丸、出丸などを備えた東西約400m・南北約450mの大城郭で天文22年(1553)から7年間、畿内に勢力を誇った三好長慶が在城している。城跡には、今も当時の偉容をしのばせる本丸大手門の石垣や濠跡などが残っているとのことだが現場には解説がないので特定ができなくなんとなく見るしかない。帰路は分岐まで戻り、東側の山にチャレンジしようと思ったが途中でやめて、分岐から北側に下山した。 登りと同じような道をしばらく行くと、巻道になり足元には摂津峡の芥川が流れている。道なりに行くと原集落の建設会社の横から車道に出た。この車道を左に行けば摂津峡に行ける。摂津峡に足を伸ばし、摂津峡を見ながら下の口へと下る。桜公園の道沿いから三好山が望める。下の口の塚脇橋から登って来た三好山が見渡せる。塚脇のバス停に戻るが時間があれば温泉につかって帰るのもいいだろう。ちょっとしたファミリーハイキングに山あり川あり滝あり岩ありうってつけではないだろうか。少し難をいえば登山道に竹が何ヶ所も倒れていて道をふさいでいるのは断念だ。 |
コース 塚脇バス停(11:40)〜黄金の里ホーム(11:47)〜<大手道>〜分岐(11:57)〜 三好山(12:10/12:21)〜分岐(12:33)〜摂津峡大橋近く・原集落(12:45)〜<摂津峡>〜 桜公園(13:15)〜塚脇バス停(13:25) 地 図 高槻 天 候 曇り 参加者 1名 実施日 2005.01.26 |