金剛山(左奥)、白雲岳(右手前)林集落にて
松愛会 交野支部主催 ヘルシーウオーク
金剛山 標高1125m かもきみの湯
鳥井戸〜橋本院〜高天彦神社〜金剛山〜伏見峠〜伏見〜かもきみの湯
 
 松愛会交野支部のO氏からお誘いがあり参加した。交野支部ではヘルシーウオークという事で色々計画されている。
 今回は金剛山に登るということと、私の故郷で子供のころよく登ったコースを行くというので、四十数年ぶりに行ってみることにした。近鉄御所駅から鳥井戸までバスで移動し、ここから山登りが始まる。私の通った中学校(現在は小学校)の横を通り、坂道をあがる。少し登ると右手に葛城山がきれいに見え、正面に金剛山とその手前に白雲岳がそびえている。極楽寺のある北窪集落から農道に入りしばらくして山道に入る。20分ほど登ると橋本院に着く。このあたりから葛城氏の祖神を祀る高天彦神社のあたりは高天原(たかまがはら)と呼ばれ、神々の里と呼ばれていた。
 ほぼ平坦な高天原の台地を歩くと高天の集落があり高天彦神社に着く。神社の鳥居横には「福蛙」があり、参道は巨大な大杉で年輪を感じる。ここで少し休憩し金剛山の登りに取り付く。ここからの登山コースは「郵便道」と言われている。金剛山山頂にポストが設置され、昭和10年から20年ごろまでの間山麓の長柄郵便局の郵便屋さんが通っていた道だそうで、「郵便道」と呼ばれていたとのことです。その郵便道を45分ほど上がると雪道になりかなり凍結している状態になってきた。ここでアイゼンを装着した。
 ここから雪道を楽しみながら1時間20分ぐらい登ると一の鳥居に到着。ここまでくると小学生から中高生の耐寒登山が盛んに実施されていてにぎやかだ。まず、ブナ林に行ってみるが山全体木々に雪が積もっていないので当然樹氷も見られなく残念だ。それでもブナ林から開けた先に見える葛城山は輝いてきれいだ。すばらしい葛城山を見ることができた。
 金剛山の最高峰である、葛木岳に登る。山頂には葛木神社がお祀りしてあり標高1125mの地点に行くことはできない。お参りして子供たちが滑ったり転んだり楽しく遊んでいる参道を下ると転法輪寺に着く。石段をくだり広場を過ぎると社務所がありその先に国見城址がある。ここから大阪富田林方面を眺めることができる。ここで遅い昼食にした。雪がなく吹雪いてもいないので暖かい。気温は3度ぐらいで日当たりではポカポカ状態だ。
 帰路は一の鳥居まで戻り、伏見峠から伏見に下山した。途中展望に立ち寄り金剛山や四方の山と景色を眺める。伏見峠からの下り道は郵便道のように整備されていないので足場も悪く倒木もあり暗い感じだ。約1時間で伏見の集落に下山した。ここからさらに30分ほど下ると船路集落につき2年前にできた葛城の里かもきみの湯につかって疲れを癒した、ビールで乾杯帰途に着いた。
 
西北窪集落から登山道に入る(正面は白雲岳)         高天原の橋本院と白雲岳 
 
高天原の日                                高天彦神社 
 
「福蛙」高天彦神社にて                        高天彦神社大杉が茂る参道 
 
高天滝                                   雪道を登る 

 
一ノ鳥居に到着                             ブナ林から葛城山を望む 
 
転法輪寺                                  雪の布団をかぶった金剛牛 
 
国見城址にて                               国見城址 
 
葛木岳(左)と湧出岳(右)展望台より                 黄昏の金剛連山 葛城の里にて 
コース  
  近鉄阿部野橋駅(8:50)=近鉄御所駅(9:37/9:45)=<バス>=鳥井戸バス停(10:05)〜
  極楽寺(10:27)〜橋本院(10:46)〜高天彦神社(11:00/11:13)〜高天滝(11:20)〜
  一ノ鳥居(13:02)〜ブナ林(13:07)〜金剛山・葛木神社(13:15)〜転法輪寺(13:22)〜
  国見城址(13:27/昼食/13:55)〜展望台(14:37)〜伏見峠(14:50)〜伏見登山口(15:52)〜
  葛城の里・かもきみの湯(16:25/入浴/18:00)=近鉄御所駅(18:25)

天 候  晴れ 
参加者 1名 総参加者 16名 
実施日 2005.01.28