釈迦ヶ岳 大日ヶ岳より |
MRC主催 九州例会 |
大日ヶ岳 標高829.8m 釈迦ヶ岳 標高844.2m |
MRC主催九州例会に参加した。今回は英彦山に登る計画だ。その前座として大日ヶ岳、釈迦ヶ岳に登った。大阪南港を5月6日20時に出航し翌7日8時に新門司港に入港した。チャーターした貸切バスで山に向かう。 大日ヶ岳、釈迦ヶ岳は英彦山の西につながる連山で福岡県添田町にあり山伏修験道であったそうです。現在は健脚向きの登山コースとして賑わっているそうです。我々も新門司港を8時20分過ぎに出発して、途中道の駅のような「歓遊舎ひこさん」に立寄り弁当を受取る。小型バスがぎりぎり通れる細い道(県道52号線)を峠までバスで上がる。道は工事中の所もあり2車線区間もあり継はぎだらけの道だ。峠の斫石(きりいし)トンネルは立派なトンネルだ。トンネルの南側に駐車スペースが少しあり、登山口があり、登山案内板や大日ヶ岳・釈迦ヶ岳の解説もある。 10時20分にトンネル南口に到着、地元九州のメンバーも勢揃いしている。支度して10時30分に歩き始める。登山口から10数分登ると、丁度トンネルの上に出る。トンネルの上は擬似岩のようでコンクリートが流されて、ホールドなどが付けれれていると思ったのだが、自然の岩だそうだ。九州にはこのような岩が多くあるとのことだ。なかでも大分の鹿嵐山(かならせやま:標高758m)には多くの奇岩があるとのお話でした。この奇岩の下は絶壁のようで緊張が走る。トンネルを渡ると急登で、しかも足元が滑るため中々ほねが折れる。1つ目のピークに着くと大岩が行く手をブロックしていて先に進むのに時間がかかる。この岩のあたりは修験道の名残だろうか。しばらく緩やかなところを歩き、2つ目のピークを過ぎ山頂に着く。山頂からは英彦山方向が開けているが確認はできなかった。 足元に今登ってきた円錐形のピークがあり、その先に今から登る釈迦ヶ岳がそびえている。山頂は標高829.8mで四等三角点になっている。山頂広場で昼食をとり、斫石トンネル上の斫石峠に下る。下りはこれまた大変だ。足元がツルツルで滑るすべる。木に掴まりながら何とか斫石峠に下山した。 |
今度は斫石峠から先ほど見えていた鋭いピークの釈迦ヶ岳への挑戦だ。登山道は先ほどの大日ヶ岳より厳しく踏み跡を頼りに斜面をよじ登る感じだ。大日ヶ岳より良かったのは雨上がりの時間のせいと思われるが滑りにくくなっていたことだ。メンバーの一人をフォローしながら上がると記念写真の最中だった。そこに割り込んで後続組みも皆で写真を撮った。 釈迦ヶ岳の山頂は標高844.2mで二等三角点になっている。展望は少し木が邪魔するがほとんど360度の展望だ。木の枝の間から今登った大日ヶ岳のピークも見える。下山は来た道を戻らず前に進む。と言っても一気に下る。一気に下ると岳滅鬼山(がくめきさん)への分岐だ。先に下ったメンバーが小さく見える。ここから巻き道であまり急な所もなく登山口まで戻った。登山口に一輪ホウチャクソウが咲いていて疲れを癒してくれた。バスに乗り、明日登る英彦山登山口近くのしゃくなげ荘に向かった。途中、深倉峡に立寄り、渓谷の珍岩、奇岩を鑑賞した。英彦山温泉につかり明日への鋭気を養った。 |
コース 5月6日 大阪南港(20:00)=<名門大洋フェリー>= 5月7日 新門司港(8:00/8:22)=<貸切バス>=斫石トンネル南口(10:20) 斫石トンネル南口(10:33)〜大日ヶ岳(12:05/昼食/12:53)〜斫石峠(13:55/14:04)〜 釈迦ヶ岳(14:38/14:55)〜岳滅鬼山分岐(15:03)〜斫石トンネル南口(15:41/15:44) =<貸切バス>=深倉峡(16:14/散策/16:35)=<貸切バス>=英彦山温泉しゃくなげ荘(16:58) 地 図 小石原 天 候 曇り 参加者 29名 実施日 2005.05.07 |