肩の小屋直下の鎖場
MRC主催 アルプス例会 Vol.1
北  岳 標高3192.4m
広河原〜北岳肩の小屋
 
 MRC主催のアルプス例会が8月19日から22日で行われた。前日夜行バスで甲府駅に向かった。なんばOCATを21時33分に出発、夜行の高速バスは途中サービスエリアで下車できないとのことだ。運転手だけが1時間おきぐらいにサービスエリアで休憩している。道路が混んでいたわけでもないのに甲府には15分ほど遅れて6時45分ごろ到着した。

 
急いで、チャーターしたタクシーに乗車して広河原へ走る。途中夜叉神峠付近から先、交通規制で所定時間で通行止めになるので大変だ。夜行バスの影響で足止めをくらうところだったが、ぎりぎり通過できた。

 
広河原に到着し、アルペンプラザ前で登山準備をした。広場に皇太子徳仁親王殿下御登山記念碑が建っていた。

 
2002年10月広河原山荘を6時前に出発、白根御池コースを登られ13時頃肩の小屋、14時北岳登頂、16時前に北岳山荘に入られたとのことだった。

 
我々は8時53分広河原を出発、吊橋を渡り広河原山荘横から登山道に入る。9時24分白根御池コース分岐に到着。二俣を目指して大樺沢沿いに歩く。あいにくガスが出た状態で北岳のピークは見ることができないのでひたすら歩く。二俣の少し手前で昼食にし、二俣からの急坂を登る。お花の時期は過ぎているがそれでもいろんな花が目を楽しませてくれる。

 
14時過ぎになると霧雨から小雨に変わってきた。雨具をつけての登りは厳しい。白根御池コースの上側の分岐を過ぎるころが一番雨が厳しかった。やがて小太郎尾根分岐の到着。雨も上がり展望もよくなってきた。

 
小太郎尾根の右側には鳳凰三山が見え始め地蔵岳のオベリスクがくっきりしてきた。登るにつれて展望もよくなり、小太郎尾根の向こうに銀色に輝く甲斐駒ヶ岳がくっきり現れた。尾根の左側に仙丈ヶ岳が見えるのを楽しみに時々振り返りながら肩の小屋へと登る。ほんの少しだったが仙丈ヶ岳の山頂の雲が解け大きな山容を望むことができた。

 
鎖場のある最後の登りを登りきると高原状になり、肩の小屋や登山者の賑わいが伝わってくる。15時36分今日の宿泊地、肩の小屋の到着。少し時期が外れているためか奥の部屋を占有できゆっくり就寝できた。夜中に外の出てみると、満月に近いお月さんがアルプスの山々を照らしていた。

 
富士山の雄姿は格別だ。夜明けが益々楽しみになってきた。明日の大パノラマを期待して就寝。

アルペンプラザ広河原

出発準備

沢を渡る

二俣の少し下

二俣

小太郎尾根出合

鳳凰三山(地蔵岳・観音岳・薬師岳)

ガスの向こうの小屋を目指す

地蔵岳のオベリスク

甲斐駒ヶ岳

仙丈ヶ岳

小太郎尾根と甲斐駒ヶ岳

北岳 肩の小屋に到着

北岳 肩の小屋にて
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コース  
8/18
  なんばOCAT(21:33)=<高速バス>=
8/19
  甲府駅(6:34→遅れて6:45到着/6:50)=<タクシー>=広河原(8:25)
  広河原(8:53)=白根御池分岐(9:24)〜二俣(12:13)〜小太郎尾根分岐(14:40)〜
  肩の小屋(15:36) 肩の小屋(泊) 

天 候  曇り一時雨 
参加者 16名 
実施日 2005.08.19〜08.22 1日目(8/19)