愛宕山 山上ヶ峰より
MRC主催 定例会
山上ヶ峰 標高482.6m 烏ヶ岳 標高398m
嵐山
 標高382m 松尾山
 標高276.1m

 
MRC主催の定例会で京都一周トレイル西山コースのアレンジ版を行った。
京都市観光企画課発行の地図では清滝から保津峡に出て嵯峨野を通り嵐山に通じるコースだが、
山歩きの会なのでお寺参りコースは少し遠慮して、保津川の西の嵐山の尾根筋を歩くことにした。
京都駅に集合し保津峡駅に向かう。
紅葉シーズン真っ盛りとあっていつもの倍と思われる八両編成の亀岡行きに乗ったがほぼ満席だ。
ほとんどの乗客は嵯峨嵐山駅で降りたが我々は保津峡駅で降りた。
駅前は紅葉真っ盛りですばらしい光景をかもし出していた。
山間に立ち込めた霧に太陽がまぶしく照らされ実に美しい。
左岸に渡り車道をしばらく歩くと右岸にトロッコ保津峡駅が見える。
細い橋の袂に毎年納会でお世話になる丸源の茶店があり、渡りきるとトロッコ保津峡駅だ。
無人駅だが若い二人がいた。
この下を保津川下りの船が来たとき写真を撮って下船時に間に合わせるのだろう。
昔は大変だっただろうが今ではすぐ写真をインターネットなどで電送できるので便利になったものだ。
駅のホームにはたぬきの置物が大小たくさんある。
説明によると「たぬき」は「他を抜く」という縁起があり、ここに置かれているとのことだ。
信楽のたぬきも保津峡の寂しいところへ来て、時々来るトロッコ列車に振舞っているのだろうか。
ホームの下には保津川が流れていて時々保津川下りの船が通過して行くが笹舟が流れていくようだ。
ホーム歩端から線路に降り、少し歩くとトンネルになる。
トンネルの手前に登山口があり、いよいよ山登りだ。フェンス脇から入るといきなり急斜面の登りになる。
約1時間ジグザグの急登が続く。1ヶ所かなり急なところがあるがロープが張ってある。
登りきると木が伐採された広場に出る。最近林道が作られたようで終点のロータリーになっている。
ここで少し早い昼食にした。ここからは愛宕山が正面に見える。
手前にピーク745があり、鉢巻上に見えるのが表参道で奥の鶏冠の形が愛宕山山頂だ。
左には牛松山が見える。地蔵山と言っていた人もいたが地蔵山は愛宕山の向こうに重なって見えない。
振り返るとこれから登る山上ヶ峰が見える。
昼食後山上ヶ峰に登るが巻いて先に進んだため山頂を踏めなかった。団体行動なので仕方がない。
少しのアップダウンを繰り返しながら尾根道を快適にある。尾根道はよく整備されていて歩きやすい。
やがて烏ヶ岳に到着、標高は398mだ。
山頂は雑木林で展望もなく山頂の雰囲気もあまりないが大きな松の木が数本あった。
さらに尾根を歩いて嵐山に到着。
標高は382mで雑木林で展望はないが城跡だったということで山頂の雰囲気はある。
また尾根道を快適に歩き続けると今度は京都一周トレイルに標識33に着く。
ここに今までなかった展望所が作られていて京都市街を一望できる。
京都一周トレイルの西山コースを作るにあたって展望所を作ったのであろう。
京都市街から北山、足元には岩田山野猿園、渡月橋とすばらしい展望だ。
そして松尾山山頂に着く。標高は276.1mで三等三角点になっている。
東側が少し開けていて三連山の雙ヶ岡が見える。
ここから苔寺へと下るがトレイルの標識が整備され、最後の竹やぶの道も階段になっていて公園のようだ。
苔寺横を通りバスターミナルから上桂駅へと歩きここで解散した。お疲れ様でした。

紅葉 保津峡駅にて

赤い橋と紅葉 保津峡駅にて

丸源さんの茶店

たぬきの置物 トロッコ保津峡駅にて

保津川下りが行く トロッコ保津峡駅にて

トロッコ保津峡駅南側のトンネル(トンネル手前が登山口)

急斜面を登ってほっと一息

山上ヶ峰直下の林道終点で昼食

山上ヶ峰 林道終点より

牛松山 林道終点より

烏ヶ岳山頂にて

烏ヶ岳山頂

嵐山山頂にて

京都市街を望む 松尾山展望所より

京都市街を望む 松尾山展望所より

岩田山野猿園 松尾山展望所より

渡月橋と紅葉 松尾山展望所より

雙ヶ岡 松尾山山頂より

松尾山山頂にて
 
コース
  JR京都駅(8:40)=JR保津峡駅(9:01)
  保津峡駅(9:30)〜トロッコ保津峡駅(9:50)〜登山口(9:55)〜
  尾根林道終点(10:58/昼食/11:35)〜山上ヶ峰分岐(12:00)〜烏ヶ岳(12:30)〜嵐山(13:00)
  〜松尾山(13:50)〜登山口(14:50)〜西芳寺バス停(15:00)〜阪急上桂駅(15:25)

天 候  晴れのち曇り 
参加者 23名 
実施日 2005.11.26