比叡山参拝を終えて |
MRC主催 初詣登山 |
比 叡 山 標高848.3m |
MRC主催の初詣登山で比叡山に登った。大阪を発つときは雪の気配はなかったが京都に入るとさすが寒いのか小雪になった。集合時間に余裕があり寒いので地下で待機した。30分前に集合場所に行くと遅い遅いとブーイング。よくよく聞いてみると集合時間が30分早くなりコースも変わったそうだ。切符を買っていると電車は出てしまったので次の電車に乗った。30分も余裕をみて行っているのに出発が早くなりあわただしく出発準備をして後を追った。予定されていたコースは一乗寺から狸谷不動を経て瓜生山に登り、てん子山へ。そして谷を渡り雲母坂に合流する予定だった。しかし修学院から雲母坂を往復するコースに変わっていた。 修学院駅から音羽川に出て川沿いの道を歩く。しばらく歩くと道路にも積雪があり滑りやすい。きらら橋で登山準備で小休止。雲母坂のVカット道も雪の谷間になっていて雪は降り続けている。約1時間Vカット道を登ると広場に出、水飲対陣之跡石碑がある。この碑は延元元年(1336年)足利尊氏の攻撃で天皇が比叡山に逃れたときに天皇を守るための古戦場だそうだ。ここからしばらく緩やかな登りでケーブル駅近くになると傾斜がきつくなる。登りがきつくなり滑りやすくなってきたところで中高生の大団体と離合、学生さんは離合待ちで寒かったようだ。ケーブル駅付近の樹氷は美しく咲いていた。ケーブル駅で昼食にし、数名がケーブルで上がってくるのを待つ。 全員揃ったところで根本中堂に向け出発。積雪はかなりあるが新雪で滑らないのでアイゼンなど必要なく楽だ。樹氷を楽しみながらやがてスキー場跡を通過する。ピークを超えると展望のいい道が続き雪道が楽しい。四明岳の分岐を過ぎると下りになり、樹氷の回廊のようになり、実にすばらしい。ドライブウエイと平行してしばらく行くと延暦寺のお堂が見え始める。樹氷の向こうに阿弥陀堂が見え、朱色と雪の白のコントラストがすばらしい。雪の積もった戒壇院は以前中尊寺で見たような光景を思い起こしてくれた。大講堂から根本中堂に向かう。根本中堂は比叡山延暦寺の総本堂で、不滅の法灯が創建以来灯し続けられているという。根本中堂奥の高い高い杉木立に積もった雪が一斉に風で落下し幻想的な自然の有様を見せてくれた。大講堂の鐘楼は「平和の鐘」「開運の鐘」と呼ばれ、数人が撞いてくれたそのお相伴に与った。大講堂に戻り登山の安全祈願をして往路を引き返した。 帰路、横高山と水井山が見えていたが比良の方まで展望することはできなかった。ケーブル駅で1次解散し、数名はケーブルで下った。本体はアイゼンを装着して雲母坂を下った。きらら橋の袂に誰かさんが作ったか雪ダルマがあり、ほっとした気分になった。修学院駅に着くやいなや電車が入ってきて乗車し、初詣登山が終了した。本年も良いことがありますように。 |
コース 叡電出町柳駅(9:15)=修学院駅(9:29/9:35)〜きらら橋(9:52/19:56)〜<雲母坂>〜 水飲対陣之跡石碑(10:52/11:00)〜ケーブル比叡駅(11:50/昼食/12:45)〜 延暦寺根本中堂(13:30/13:50)〜ケーブル比叡駅(14:50/15:00)[1次解散]〜<雲母坂>〜 きらら橋(16:25)〜修学院駅(16:35)〜出町柳駅(16:50)[解散] 天 候 曇り時々雪 参加者 39名 実施日 2006.91.08 |