八王子山山頂にて |
友歩会 定例会 |
八王子山 標高381m 三石岳 標高675.7m |
友歩会定例会で八王子山から三石岳に登った。春の息吹をいっぱい感じながら歩くことができた。 JR比叡山坂本駅から山手に向かって歩き始める。京阪の坂本駅のシンプルな駅舎を過ぎると、日吉大社の参道らしくなる。右手に小さな山があり、山頂に社殿が見える。この山が八王子山だ。日吉大社の朱色の鳥居の少し手前左側に穴太衆積み石垣がある。穴太衆(あのうしゅう)は延暦寺の石垣普請など携わった人たちでこの地域に多くの石垣などがある。穴太という集落は今でも大津市穴太があり、京阪電車穴太駅もある。朱色の鳥居をくぐると日吉大社だ。日吉大社は通過するのでお気持ちを受付で納めて東本宮左手の石段を上がり急なジグザグ道を登る。 登りきると山頂に社殿が二棟あり間に大岩がある。ここから琵琶湖や坂本の町がきれいに見える。日吉大社について帰宅後調べると、西本宮と東本宮そして八王子山山頂社殿など日吉大社境内だ。山頂社殿左が三宮宮、右が牛尾宮で間の岩が金巌石だそうで、日吉大社の発祥の地とされている。4月の山王際にはここに御神輿を上げ、その後東本宮へ下っていくとのことだ。かなり勇壮なお祭りのようで一度見てみたいと思った。金巌石の右側から尾根に上がると山頂に立つ。 山頂は標高381m、雑木で展望は全くない。先に進み一旦下ると送電線鉄塔がある。鉄塔には6人ほどの作業員が登って作業していたが足元がスウスウしないのだろうか。林道に出るまで少し急な登りが続き、後はほぼ平坦な林道を歩き、三石岳のピークと思われる下を進む。途中琵琶湖がよく見える。左側が低くなり峠風になったところから、折り返し林道を登る。登りつめた辺りに広場があり、その左上が三石岳の山頂だ。 山頂の三角点に腰をかけて食事している人がいたので直下の広場で昼ご飯にした。日差しも強くぽかぽかの場所で楽しく食事、予定時間もオーバー気味で盛り上がったよかった。先客が降りてきたので山頂に立った。山頂は標高675.7mで三等三角点になっている。展望は植林した木が大きくなり少ししか望めない。折り返した場所まで戻り横川(よかわ)中堂に向かった。 道は平坦でぶらぶら歩く。元三大師堂から横川中堂を廻り、元に戻って通過した日本生命慰霊宝塔から元三大師道を下った。道は急坂、九十九折でかなりの時間歩いた。感覚的にはいやになるほど長い下りだ。やっと飯室不動堂横を通過し、安楽律院へ行こうと歩き出したが四倍ほど回り道をしてしまった。安楽律院は放火にあったとのことだが大きなお寺だったようだ。一般道を延々と歩き、西教寺前から日吉大社前を歩いて比叡山坂本駅に戻った。西大津まで電車で移動し大津やまとの湯でゆっくりくつろいだ後、駅前で打ち上げ。お疲れ様でした。 |
コース 比叡山坂本駅(8:55)〜日吉大社鳥居(9:20)〜東本宮〜八王子山山頂社殿(9:55/10:06)〜 八王子山(10:13/10:22)〜送電線鉄塔(10:30)〜伐採地(10:52/11:08)〜三石岳分岐(11:34) 〜三石岳(11:50/昼食/12:45)〜三石岳分岐(12:54)〜横川中堂(13:30/13:40)〜 下山口(13:48)〜飯室不動堂(14:36)〜安楽律院(14:58/15:05)〜西教寺前(15:41)〜 比叡山坂本駅(16:25/16:34)=[湖西線]=西大津(16:39)〜大津やまとの湯〜西大津 =[湖西線]=京都駅 [解散] 地 図 大原 京都東北部 天 候 晴れ 参加者 10名 実施日 2006.02.25 |