鷲峰山行場・平等岩上よりの展望 |
MRC主催 岳修例会 |
鷲 峰 山 標高682m |
MRC主催の岳修例会で鷲峰山に参加した。昨年実施したがあいにくの雨で行場巡りをすることができなかった。今回も少し怪しげな空模様だが何とかもってほしいと祈りながら登った。 岩場の登下降の実技を鷲峰山の行場をお借りして行った。 京阪宇治駅に集合し、京阪宇治交通バスで維中前へ。維中前で参加者全員集合し鷲峰山へ歩き始める。大道寺、信西塚で小休止をとり、登山口から五丁へ。ここから少し急な林道になり古い小屋で休憩。さらに林道を上がると休憩小屋に着く。舗装道路をどんどん上がると広い林道に出会う。林道をしばらく行くと金胎寺への細い道になり登りつめると金胎寺の門に着く。寺務所の休憩所をおかりして昼食休憩にする。 数人で鷲峰山山頂の空鉢ノ峰に向かう。寺務所から少し上がると本堂、多宝塔、行者堂などお堂が点在する。多宝塔は鎌倉時代のもので重要文化財に指定されている。さらに登ると山頂になり、重要文化財の宝篋印塔と天狗の握り石がある。三角点は北東の釈迦岳にあるが今日は行く時間はない。寺務所に戻ると行場巡りに出発しようとしていた。 あいにく、雨がポツポツ降り始めた。雨具を着ての行場巡りになった。しばらく起伏の少ない道を進むと迎え行者が迎えてくれる。無事を祈願して先に進む。行場の辻でリーダーから岩場の昇り降りについての教習を受け下り始める。東覗から崖道をトラバースしながら進むと西覗になりここからは急な下りのコースになる。最新の注意をしながら下る。先頭の初心者はリーダーから指導を受けながら下る。黄色い岩に降り立つと足元も悪いので胎内潜をパスし、千手の滝に下りる。さらに下り、五光の滝で記念写真を撮った。どちらの滝も美しい滝だ。少し下り沢を渡り返すと登りになる。先ず護摩壇へ進み、鐘掛、小鐘掛に挑戦する。鐘掛は直接登らず巻いて登る。小鐘掛はかなり苦労しながら岩にしがみついて登ることになる。小雨が降り続いていて岩も濡れていてかなり厳しい。リーダーが一人ひとり手足のホールド位置を指示しながらそれに沿って行動し、無事通過した。通過したメンバーは少し広くなったところで引きつっていた顔も笑顔になって安堵していた。平等岩、蟻の戸渡りと続くが小鐘掛通過でで少し勇気が出てきたのか心なしか早くなった。行場の辻に戻り思わずみんなで喜んだ。迎え行者に無事を報告して寺務所に戻る。 寺務所に戻ると86歳の元気な仙人?らがドラム缶で火を焚いて迎えてくれていた。小雨の中の行場巡りになったが全員無事行場を巡ることができた。寺務所の方々に歓迎されバックアップしていただきご好意に感謝の意を表したい。原山に下山予定だったが維中前に往路を戻ることに変更した。下山を始めるころより雨脚も少し強くなってきたが全員無事維中前に下山。バスで京阪宇治駅に戻り、中書島で反省会。少し厳しい緊張した行場も無事通過、リーダーに感謝。ありがとうございました。 |
コース 京阪宇治駅(8:00/8:17)=[バス]=維中前(8:45) 維中前(9:00)〜大道神社(9:45)〜古い小屋(10:15)〜休憩小屋(10:55)〜 鷲峰山金胎寺(11:17/昼食・行場巡り/15:25)〜維中前(16:50/16:53)=[バス]=京阪宇治駅 行場巡り <寺務所(11:55)〜迎え行者〜行場の辻〜東覗〜西覗〜千手の滝〜五光の滝(13:20)〜 護摩壇〜鐘掛〜小鐘掛〜平等岩〜蟻の戸渡り〜行場の辻〜迎え行者〜寺務所(15:00)> 地 図 笠置山 天 候 曇りのち雨 参加者 17名 実施日 2006.03.18 |