京都バス三角点トレックに参加した。今年2回目だが1回目の蛇谷ヶ峰が大雪で中止になり実質今年初めてだ。
桜便りも例年より一週間は早いとの情報だったがここにきて、例年より一週間遅い開花情報になっている。
途中町にはいると昨夜来の雪で山は真っ白になって雪景色に変わってきた。平でバスを降り、367号線を少し戻る。
花折峠道入口の看板があり左の峠道に入る。春なのに真冬並みの景色になり時々足をとられながら歩く。
権現山、蓬莱山へと続くアラキ峠への分岐を過ぎやがて花折峠に着く。
ここから山道に入るが道が狭く滑りやすいので渋滞になる。渋滞なので花折峠について解説版を見た。
旧若狭街道の伊香立途中町と葛川坂下町の間の峠で、むかし葛川の明王院へお参りする際この峠でお供えの
花、樒を手折ってお参りするのが常となっていてその名が付いたと伝えられているそうだ。
渋滞も解消してきたので登り始める。峠から比叡山の連山がきれいに見える。
やがて琵琶湖が見え始め急な登りが2箇所ありP762に着く。この辺りから皆子山が雑木の御簾越しに見える。
皆子山は方向的に尾根続きのピークとしてしか見えないので京都で一番高い山標高972mの感覚は受けない。
尾根道を琵琶湖や権現山、霊山山の景色を楽しみながら歩く。急な登りを登りきるとP812に着く。
急な下りを降りるとミタニ峠と思ったら勘違いで、また急な登りを登り返し下ったところがミタニ峠だ。
この時期雪景色を楽しみながら歩くので何の苦もなくすばらしい。ミタニ峠で標高680m、130mの登り返しだ。
急な登りを一段落すると鹿避けネットに入る。この辺りで比叡の連山を眺めながら半時間遅れの昼食にした。
急登が続き山頂手前で振返ると比良の連山がよく見える。登りつめるとナッチョの山頂に着く。
国土地理院の地図には山名が載っていないのにこの山にはなんと三つの山名が付いている。
最近は「ナッチョ」と呼ばれているとのことだが、「天ヶ森」「高谷山」とも呼ばれている。
ナッチョは標高812.6mで三等三角点になっている。山頂から琵琶湖を眺めることができる。
山頂近くからは琵琶湖の加えて比良山系、比叡山の連山が見える。比良の武奈ヶ岳は白銀に輝いていた。
下山は百井分岐から小出石に一時間少し、所々急な所もあるが快適な下り道を歩く。
自動車道が見え始めるとゴールだ。バスはかなり上まで来てくれているのでラッキーだ。
バスに乗り小石出の集落を抜け出町柳への帰途に着いた。
今日は思わぬ雪山になり、用意周到のアイゼン持参以外の人は滑りながらの山登りとなった。
リーダーは決行の判断で迷ったようだが無事登頂、下山きてよかった。スタッフの皆さんに感謝します。 |