飛鳥歴史公園・石舞台古墳にて |
朝日・五私鉄リレーウオーク |
近鉄 能発祥の土舞台から日本三文殊の 安倍文殊院そして飛鳥の里へ |
朝日・五私鉄リレーウオーク2006年の第3回目は近鉄で行われた。昭和公園で受付しウオーク出発。土舞台ある小さな丘に登る。登りきると安倍山城址で四等三角点になっている。その先に土舞台があり桜井公園として整備されている。土舞台の碑が建っているが聖徳太子が百済より帰化した味摩之に命じて少年達に伎楽舞を習わせた。日本初の国立劇場、演劇発祥の地とされている。土舞台を降り民家の間を抜けると安倍文殊院に着く。日本三文殊は安倍文殊院、天橋立切戸の文殊堂(宮津市)、亀岡文殊堂(山形県高畠町)と言われている。安倍文殊院は大化の改新の時、左大臣安倍倉梯麻呂の氏寺として建立され、本尊は鎌倉時代の文殊菩薩。次はみずし観音、御厨子観音妙法寺へ。小高い丘の上にあり、庭園と鐘楼が調和して美しい。この辺りから音羽三山が美しくそびえていてなかなか景色が良い。天香具山の麓万葉の森を抜け、飛鳥資料館へ。飛鳥資料館はキトラ古墳の白虎が特別展示で数時間待ちだ。飛鳥座神社へ石段を登る。目を引くのが陽石と呼ばれる性器の形をしたの数々だ。子宝に恵まれた人が奉納したものだそうだ。おまつりもユーモアがあっておもしろいそうだ。石段を下って次に行こうとしたら遅れてきた仲間にバッタリ遭遇。大人数のなか会えるのもほんの一瞬だ。万葉文化館で食事をしようと思ったが飲食禁止なので石舞台まで直行した。 石舞台古墳は飛鳥歴史公園になっていて芝生で昼食にした。広々していてゆったり時間が過ごせる。橘寺の途中、朴の木の花が美しく咲いていた。ほうばはよく見かけるがお花は始めてお目にかかった。塀越しに橘寺を見て亀石に向かう。橘寺辺りから多武峰の山々、龍王山、三輪山、巻向山がきれいだ。亀石は大売り出しか何かの旗が出て出店の感じがして寄らなかったがその辺りが亀石だった。最後の高松塚古墳は日本の歴史遺産がぶざまに破壊されていた。囲いの中を覗いてみると世界に冠たる日本の科学技術がなんとも情けない感じを受けた。素人ながら発掘後レプリカを作り終えたら元に埋め戻すべきではないだろうか。飛鳥駅前にゴールイン。お疲れ様でした。 |
ひとりごと 五私鉄リレーウオークと言うことで五つの私鉄を否応なしに比べることができる。 第1回の京阪は氷雨の中、ずぶ濡れになりながら要所をスタッフが案内していた。 第2回は阪急で女性スタッフが多く、疲れが目立つところで心の安らぎを与えてくれた。 第3回の今回の近鉄、スタートの昭和公園はなんだか暗く元気が出そうもなく、歓迎の意志が見えない。 要所の案内も不足気味で、ただたくさん集まった人をさばいているといった感じだ。帰途の電車はまた大変だ。飛鳥駅で乗車証明になる切符を渡しているが大阪行きホームは大混雑。構内整理も放置状態だ。やがて鶴橋駅に到着したかと思えば阿部野橋駅だ。乗り換えが分からなかったのは沿線を理解していなかったので仕方がないがもっとアナウンスすべきだ。阿部野橋駅はてんてこ舞い。飛鳥駅でもらった乗車切符とスルットKANSAIの2枚を入れる改札機は1台。その改札機は故障。駅員のいる出口に行列ができ精算機で精算してくれと一人一人が精算機に戻り並ぶ。しかし精算機も故障している。どうすればいいのか困ったものだ。駅員はたくさん改札近くにいるのだが現金での対応ができないらしい。あくまで機械でないと精算できないのだ。ただ駅員はうろうろしているだけで処置が全くなっていない。五私鉄の中でも一番大会社と思われるが大企業病の現れとしか思えない。イベントの係と運輸関係がアンマッチで連携できていない。改札口からホームへの誘導ができていない。下車駅での処理能力も考えずに乗車票を発行している。駅員は機械が壊れたら手作業で処理できない。何はともあれ事故もなく一日を過ごせたので由とするか・・・。 |
コース 桜井駅(9:37)〜昭和公園[受付](9:50)〜土舞台(10:12)〜安倍文殊院(10:20)〜 御厨子観音妙法寺(10:46)〜飛鳥資料館(11:10)〜飛鳥座神社(11:20/11:46)〜 県立万葉文化館(11:52)〜石舞台古墳(12:23/昼食/13:10)〜橘寺(13:28)〜亀石〜 高松塚古墳(14:05)〜飛鳥駅[ゴール](14:20) ●約13km 天 候 曇りのち晴れ 参加者 4名 ウオーク参加者 推定2500名 実施日 2006.05.14 |