赤岳・中岳・阿弥陀岳 地蔵仏より
MRC主催 定例会
八ヶ岳 赤岳標高2899.2m 中岳標高2700m 阿弥陀岳標高2805m
 
 MRC主催の九州合同例会に参加した。今年は九州の山ではなく八ヶ岳に行った。
6月2日、大阪組は枚方から貸し切りバスで高速道路を乗り継ぎ諏訪南ICへと行った。名神高速道路の若返り工事で渋滞が心配されたが運転手の判断で予定通り駒ヶ岳SAで昼食、諏訪南ICで降りた。ICを降りてすぐのコンビニで九州組みと合流。ここから赤岳鉱泉の主人の案内で赤岳鉱泉に向かう。途中まで車で荷物を運んでもらって楽勝。堰堤広場から登山道になり、時々降る霧雨の中登る。4時過ぎに赤岳鉱泉に到着。頭上に大同心が異様な形をしてそびえている。大仏が鎮座しているかのようだ。
 夕暮れまで大同心と赤岳、阿弥陀岳の遠景を見て楽しむ。赤岳鉱泉にはお風呂がありくつろげる。夕食はステーキの豪華版だ。夕食後お酒もはいり山の歌を九州の藤井さんの指導で楽しく合唱した。
 
6月2日 赤岳鉱泉への沢道                 赤岳鉱泉 
 
夕暮れの大同心 赤岳鉱泉より               6月3日 夜明けの大同心 赤岳鉱泉より 
 6月3日5時起床、5時20分朝食で6時15分出発。歩き始めると雪が道の中央に残って楽しみながら登る。中山乗越で小休止、大同心が迫って見える。乗越を下ると行者小屋に着き、しばらく休憩する。ここから赤岳、中岳、阿弥陀岳がそして大同心も展望できる。休憩後、地蔵尾根を登り始める。ここからが本格的な登りになる。20分ほど登ると森林限界が近づき視界が開け、右後方に阿弥陀岳の美しい姿を眺めることができる。
 後ろを振り返れば槍穂高の北アルプス、白馬三山の後立山、乗鞍岳さらに御嶽山が見える。さらに15分ほど登ると森林限界になり、雪渓や鎖、梯子などを経てぐんぐん上がる。行者小屋から1時間15分ほどすばらしいし展望になりお地蔵さんがおまつりしてある地点に着く。中岳から阿弥陀岳、茅野方向を挟んで大同心から横岳のすばらしいパノラマを満喫できる。ここから15分で地蔵仏に到着し、尾根に出る。八ヶ岳の山容がすばらしい。赤岳の赤茶けたさまは火山そのものだし、横岳は溶岩の塊の様相を呈している。その先の硫黄岳は火口縁の火山特有の形をしている。赤岳の先に阿弥陀岳があり見る向きで全く違う。中岳は円錐形の火山形状そのものだ。八ヶ岳は南北30km東西15kmのフォッサマグナにあり大小火山活動によってできた山群だそうだ。古阿弥陀岳の崩壊で富士山に匹敵する山塊がなくなり現在の八ヶ岳になったと言われている。
 地蔵仏から10分ほど尾根を歩くと天望荘の到着する。ここでしばらく休憩し赤岳山頂までの急坂を登る。足元に天望荘がその先に横岳、硫黄岳が低く見えてくる。程なく頂点に達する有様が実感できる。最初のピークに赤岳頂上小屋がありその先のピークが赤岳の山頂だ。山頂は広く、岩がごろごろしていて、もちろん360度の全展開だ。標高2899.2mで一等三角点だ。
 
朝日に輝く阿弥陀岳  赤岳鉱泉より            赤岳の夜明け  赤岳鉱泉より
 
赤岳鉱泉にて                           中山乗越への登り 
 
大同心・小同心 行者小屋より                         赤岳 行者小屋より 
 
赤岳・中岳・阿弥陀岳 行者小屋より 
 
行者小屋にて休憩                       大同心・小同心 行者小屋より 
 
地蔵尾根の登り                         阿弥陀岳 地蔵尾根より 
 
地蔵尾根の登り                         中岳・阿弥陀岳 地蔵尾根より 
 
中岳・阿弥陀岳                  (お地蔵さん付近よりのパノラマ)                   大同心 
 
中岳・阿弥陀岳 お地蔵さん付近より           大同心・小同心、横岳 お地蔵さん付近より 
 
地蔵仏直下のお地蔵さん                   お地蔵さんからの崩壊地 
 
赤岳 地蔵仏より                        横岳 地蔵仏より 
 
中岳・阿弥陀岳 地蔵仏より                  横岳 地蔵仏より 
 
赤岳 地蔵仏より                         赤岳 地蔵仏より 
 
赤岳天望荘                            横岳 天望荘より 
 
天望荘前にて 後方は阿弥陀岳               天望荘から赤岳への登り 
 
横岳 赤岳への登りより                    赤岳頂上小屋 
 
硫黄岳・横岳 赤岳頂上小屋より              赤岳山頂 赤岳頂上小屋より 
 
赤岳 山頂にて                         赤岳 山頂にて 
 
赤岳 一等三角点                       赤岳下山開始 
 山頂でゆっくりし、下山にかかる。赤岳の荒々しい岩場をしばらく下るとガラ場道になり文三郎尾根分岐に着く。さらに鞍部まで下りここで昼食にした。権現岳がガスの向こうにぼんやり見えていた。昼食後、中岳を登り西側の鞍部に下る。
 鞍部にリュックを置いて空荷で阿弥陀岳のピストンをする。岩場もありかなりの急登で注意しないと落石になるが細心の注意で登りきる。山頂は広く標高は2805mで展望はすばらしいといいたいが少しガスがかかり始めてきた。下りはさらに注意しながら降りる。鞍部から行者小屋へ下山予定だったが雪解けの狭間で危険との行者小屋でのアドバイスもあり、赤岳裾の文三郎尾根を下るべく中岳を登り返し、さらに文三郎尾根分岐までさらに登り返した。
 ガラ場道を注意しながら下る。金網の階段が設けられているがぐらついて怖いところもある。当初予定の阿弥陀岳分岐に下ってきた。登り返しで約1時間余分にかかったことになる。行者小屋へ当初予定より15分遅れで到着。中山乗越を経て赤岳鉱泉にほぼ計画通り下山した。赤岳鉱泉で汗を流し、海老のてんぷら3尾の豪華夕食、疲れたのが皆早めの就寝。
 
赤岳の下り                           赤岳の下り 
 
中岳・阿弥陀岳 赤岳下りより                中岳 中岳東鞍部より 
 
権現岳 中岳東鞍部より                    中岳山頂 後方は阿弥陀岳 

 
阿弥陀岳へ空荷で登る                    阿弥陀岳山頂と赤岳(後方) 御料局四等三角点 
 
阿弥陀岳山頂にて                       阿弥陀岳山頂にて 
 
硫黄岳・横岳・赤岳 阿弥陀岳より 
 
赤岳・中岳 阿弥陀岳より                   横岳 中山東鞍部より 
 
文三郎尾根を下る                       大同心 中山乗越より 
 
中山乗越で大同心を眺める                  6月4日赤岳鉱泉で記念写真 
 6月4日、昨日と同じ時間に起床、朝食後6時下山開始、大同心、赤岳、阿弥陀岳が昨日よりきれいだ。山道を下り橋を渡る辺りで後を振り返ると大同心がお見送りしてくれているようだ。堰堤広場辺りに自動車がぎっしり駐車している。今日は開山際で地元の人がたくさん上がっている。美濃戸山荘で九州組とお別れして我々は歩いて美濃戸口に下りる。バスは八ヶ岳を後にして楽しかった山登りもハッピーエンドだ。
 幹事の皆さんお疲れ様でした。楽しい山旅に感謝します。ありがとうございました。
 
大同心・小同心をあとに                    堰堤広場に下山 
 
美濃戸 八ヶ岳看板                      美濃戸山荘前で九州組とお別れ 
 
美濃戸山荘                           美濃戸口 八ヶ岳山荘 
コース
6/2  
  枚方(7:30)=[貸切バス]=諏訪南IC(13:15)=美濃戸口=美濃戸山荘=
  堰堤広場(14:20/15:00)  赤岳鉱泉(16:12) (泊)
6/3  
  赤岳鉱泉(6:15)〜中山乗越(6:49)〜行者小屋(7:04/7:16)〜地蔵仏(8:44)〜
  赤岳天望荘(8:53/9:05)〜赤岳頂上小屋(9:46)〜赤岳(9:48/10:21)〜
  文三郎尾根分岐(11:00)〜中岳東鞍部(11:13/昼食/11:40)〜中岳(11:52)〜
  中岳西鞍部(12:04)〜阿弥陀岳(12:43/12:55)〜中岳西鞍部(13:23)〜中岳(13:44)〜
  中岳東鞍部(13:56/14:03)〜文三郎尾根分岐(14:22)〜阿弥陀岳分岐(15:07)〜
  行者小屋(15:25)〜中山乗越(15:40)〜赤岳鉱泉(16:06) (泊)
6/4  
  赤岳鉱泉(6:09)=堰堤広場(7:08)〜美濃戸山荘(7:39/7:55)[一次解散]〜
  美濃戸口(8:40/8:50)=[貸切バス]=諏訪南IC=枚方(14:10) [解散] 

地 図  八ヶ岳西部 
天 候  6/2 曇りのち一時霧雨 6/3 晴れ 6/4 晴れ
参加者 25名 
実施日 2006.06.02−04