槍ヶ岳 |
MRC主催 定例会 |
裏銀座縦走 樅沢岳 標高2755m 左俣岳 標高2674.1m 槍ヶ岳 標高3180m |
8月20日、今日は三俣山荘から双六小屋を経て樅沢岳、左俣岳から西鎌尾根を登り槍ヶ岳までの行程だ。今日のハイライトは西鎌尾根ということになるのだが生憎のガスで残念だったが槍ヶ岳はすばらしかった。三俣山荘の朝、朝日は鷲羽岳の向こうから昇るので日の出は見られない。三俣蓮華岳の山頂が朝日に輝いてきれいだ。高瀬川に沿って発生した雲海に陽があたって美しい。雲海と槍ヶ岳がすばらしくマッチしている。この雲海は三俣峠辺りまで行ってもまだきれいだった。 三俣山荘を6時前に出発。太陽に照らされながらすばらしい山登りだ。ハイマツが過ぎるとお花畑がきれいだ。チングルマ、クルマユリそしていっぱいのお花の道を歩く。お花畑から見る三俣蓮華岳もすばらしい。行く先に見える槍ヶ岳に向かって今日は精一杯歩こう。後を振り返ると水晶岳、鷲羽岳など実に美しい。双六小屋巻道を通って双六小屋へと快適な歩きだ。きれいな双六小屋が下に見え正面に樅沢岳が横たわっている。 双六小屋で小休止、と思っていたがリーダーはなかなか出発しない。何か起きたのか気になる。昨日靴底が外れたメンバーは双六小屋でスニーカーを借用し新穂高に付き添いメンバーと下山することに。ところがなぜか半数のメンバーが下山するという。一体このパーティーはどうなっているんだろう。疑問が飛び出してきたがよく理解できない。私明日中に返らねばならないからここから下山しますとか!昔々の団体登山のようにがんじがらめにしばる必要はないが途中でここに予定変更するのは如何なものか。リーダーから予備日を確保して参加するよう言われているはずで急に下山すつと言うのは考えれらない。怪我人が出て救援のため救援グループをつくり下山するといった話なら当然のことだろうと思うのだが。なんだかよく分からないが9名新穂高に下山し、11名で当初計画を遂行した。 |
双六小屋で約20分休憩、なかだるみになりビシッとしないまま樅沢岳の急な登りをいきなり登り始めた。登り始めてすぐ笠ヶ岳の雄姿と抜戸岳の連山が双六池の向こうに見えて目を楽しませてくれる。双六岳の山頂を見たく振り返りながら登る。大きな山だがピークがコブのようにくっついている感じだ。この並びの連山双六岳、丸山、そして三俣蓮華岳が美しい。見方によっては三俣蓮華岳より丸山がきれいだ。約40分で樅沢岳山頂に着く。三俣蓮華方面はきれいに見え、鷲羽岳は少しガスの中にに入ってきた。一番すっきりしてほしい槍ヶ岳方向の縦走路、西鎌尾根は生憎のガスの中に見え隠れしている。 |
西鎌尾根に入る手前の左俣岳のピークを踏みたかったが通過してしまった。山頂は本の先で標高2674.1m、三等三角点になっているが残念だった。またの機会にしよう。左俣岳の下りは少し厳しく注意しながら下る。千丈沢乗越手前の巻道でハプニング発生。学生のパーティーが巻道に入らず尾根を進んで行き止まりになったようだ。ふと見上げた瞬間落石が起きた。間一髪難を逃れた。。落石は他人事ではないから注意が必要だ。西鎌尾根の厳しい道を登る。千丈沢乗越を過ぎると登りの勾配の急になり落石を起こしそうだ。先程の学生が休憩時通過する際、落石を起こしすみませんと全員最敬礼して謝っていた。我々のメンバーにも何人かに注意したがストックを不用意について落石を起こしている。小石をばらばら落としながら無神経に歩いているなど、それほど言える柄ではないが言わせてもらった。最後の急斜面をあえぎながら登る。あれは孫槍だもうすぐ小槍が槍がと楽しみながら登る。 14時50分槍の肩に到着。思いがけずYさんが迎えてくれた。なんでも西鎌尾根から槍ヶ岳を踏破したかったとのことで熟達者と2人で来たとのことだった。しばらくしてガスが抜け槍ヶ岳が姿を現した。早速全員山頂にアタックした。少し渋滞していたがゆっくり楽しみながら登れた。槍ヶ岳は標高3180mで日本で5番目に高い山だ。二等三角点があったが現在は石柱と台座らしきものがあるが現在三角点は亡失になっている。山頂で写真を撮ったりして下山した。本の限られた時間ガスが抜けて槍ヶ岳を楽しみことができた。槍岳山荘ではフルートコンサートが開かれ多くの人がフルートの演奏を魅了していたとのことだった。残念ながら疲れで寝てしまって聞けなく後で聞いて後悔した。就寝。 |
8月21日、下山の日。今日中にそれぞれ家路に着きたいとのことで、早朝3時45分の出立となった。辺りは真っ暗で一寸先も見えない。ヘッドランプを頼りに槍沢を下る。坊主岩屋辺りで少し白みかけてきた。5時15分水場に到着し、おいしい水をいただき空のペットボトルにつめる。天狗原分岐、槍沢大曲りと下山。途中坊主岩屋辺りから雨が降り始めたが大曲り手前で雨具を着けた。 槍沢ロッジに7時30分到着。ここで朝食をとりしばらくすると雨もやんだ。ここでまた何か起きているようでよく分からないがここで解散ということになった。解散ともなればマイペースで下山すれば早く帰れそうなので健脚の人は先に下山した。上高地バスターミナルに13時40分の予定だったが11時50分に到着。バスも予定の14時より早く12時40分上高地を出発。途中寄り道などして大阪に22時過ぎに帰った。 |
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(雑感) 初日は寝不足等でスローペースの人がいたが小屋に着いた後は通常と思われる行動をしていた。 2日目水晶岳に行く班をつくり2班に分けるとのことだった。計画書にそんな話は載っていなかったのにそんなに簡単にリーダーがいいと言っているからという。当初計画にない以上はあくまで行動にブレーキがかかったり怪我をした時などで班分けをすべきだろう。 3日目途中から第三者的に見て好き勝手にコースを変更するのはいかがなものだろうか。 4日目一部のいらいらしたメンバーから先に下山したい。それではここで解散だ。これも問題だ。私の懺悔、生意気なことを書きましたが実は2日目、三ツ岳で巻道を行っているのに単独で山頂を踏んできました。安易に行ってしまったこと後悔しています。そのあと水晶岳の三角点がる北峰、そして西鎌尾根手前の左俣岳は自制して行くのを断念しました。何はともあれ同族会社が不祥事を起こしているように、仲良しクラブの節度のない行動は慎みたいものです。リーダーはリーダーとして確固たる信念で行動し、メンバーはリーダーを信頼して行動すべきだと思います。メンバーはいろんな意見を主張したり、リーダーに余分の負担をかけたりしないようにしましょう。 |
コース 8/17 大阪(10:00)=[青春18切符]=米原(11:20/換/11:44)=大垣(12:15/換/12:25)= 名古屋(12:55/換/13:03)=中津川(14:14/換/14:23)=松本(16:38/換/16:45)= 信濃大町(17:55) 竹之屋旅館(泊) 8/18 信濃大町(5:40)=[貸切タクシー]=七倉(6:10/開門時間待ち/7:32)=高瀬ダム(7:45) 高瀬ダム(7:55)〜K水場(7:25/7:35)〜E(11:05/11:15)〜 EDの中間点(11:37/昼食/11:55)〜三角点(12:25)〜@(13:45/13:55)〜烏帽子小屋(14:10) 烏帽子小屋(14:30)〜烏帽子岳(15:30)〜分岐(16:00)〜烏帽子小屋(16:28) (泊) 8/19 烏帽子小屋(5:17)〜三ツ岳(6:43)〜野口五郎小屋(8:05)〜野口五郎岳(8:25/8:35)〜 真砂岳分岐(9:00)〜東沢乗越(10:23)〜水晶小屋(11:10/昼食/11:40)〜 水晶岳(12:15/12:25)〜水晶小屋(13:15/13:20)〜ワリモ北分岐(13:49)〜ワリモ岳(14:10)〜 鷲羽岳(14:54/15:00)〜三俣山荘(16:04) (泊) 8/20 三俣山荘(5:44)〜三俣峠(6:37)〜双六岳分岐(8:13)〜双六小屋(8:30) [一次解散] 双六小屋(8:52)〜樅沢岳(9:30/9:40)〜左俣岳〜[西鎌尾根]〜千丈沢乗越(13:19)〜 槍岳山荘(14:50) 槍岳山荘(15:15)〜槍ヶ岳(15:45/15:55)〜槍岳山荘(16:25) (泊) 8/21 槍岳山荘(3:45)〜殺生分岐(4:25)〜坊主岩屋(4:42)〜水沢・水場(5:15/5:20)〜 天狗原分岐(5:44)〜槍沢大曲り(6:37)〜槍沢キャンプ地(7:05)〜 槍沢ロッジ(7:36/朝食/8:00) [解散] 槍沢ロッジ(8:00)〜二ノ俣(8:20)〜一ノ俣(8:27)〜槍見河原(8:35)〜横尾(9:13)〜 徳沢(10:04/10:15)〜明神(10:53)〜河童橋(11:40)〜上高地バスターミナル(11:50) 上高地バスターミナル(12:40)=[バス]=新島々(13:45/14:08)=[松本電鉄]=松本(14:37) 松本(15:48)=[青春18切符]=中津川(17:50/18:07)=金山(19:15/19:25)= 米原(20:43/20:57)=大阪(22:18) 地 図 烏帽子岳 薬師岳 槍ヶ岳 穂高岳 上高地 天 候 8/17 曇りのち雨 8/18 晴れのち曇り 8/19 晴れ 8/20 晴れのち曇り 8/21 雨のち晴れ 参加者 20名 実施日 2006.08.17−21 |