猪ノ鼻ガ岳山頂にて
友歩会 干支例会
猪ノ鼻ガ岳 標高508m 馬見岡綿向神社
 
 友歩会2007年干支例会は猪ノ鼻ガ岳と馬見岡綿向神社に行った。本年の干支は猪で関西周辺ではこの猪ノ鼻ガ岳と湖南アルプスの奥にある亥背山、兵庫県の亥の口山、三重県尾鷲の亥谷山ぐらいで案外少ない。馬見岡綿向神社は正月のTV中継で紹介されていた。JR近江八幡駅から近江鉄道バスで小一時間終点の北畑の手前の上音羽で下車。同じバスに乗っていた15名ぐらいのグループも同じように下車した。猪ノ鼻ガ岳に行くのだろう。
 養仙寺前を通り、橋を渡り舗装された道路を歩く。左に大きく回りこむように歩くが回りこんだ上が音羽城跡だ。その先に用水池があり瓢箪池というらしい。この池に猪ノ鼻ガ岳が写って美しい。右手の近江富士CCゴルフ場を見ながら先に進むと鎌掛峠
(かいかけとうげ)に到着。小休止をとり、ここから宝殿林道を進むが峠脇にも池があり猪ノ鼻ガ岳が写って美しい。林道を進むと右に大きくカーブした広い場所に出る。左隅に直進できる少し林道があり猪ノ鼻ガ岳へのルートだ。道端の木に木の名前があちこちにぶら下がっているので道案内のようだ。しばらく林道を行くと少し広くなったところがあり右の山に入る案内がある。案内には宝殿ヶ岳と記されている。林道も宝殿林道という名前になっていた。猪ノ鼻ガ岳はこの地では宝殿ヶ岳、宝殿山と呼ばれているらしい。この取付から猪ノ鼻ガ岳を時計方向に巻くように急登がしばらく続く。山頂直前まで登ると巻道から離れて右上へ山頂まで直登する道を登る。先程よりさらに急登になる。胸突八丁というのだろう。登りきるとまもなく山頂に着く。少し遅れて出発したのでバスの別グループは大半が登っていた。猪ノ鼻ガ岳の山頂は508mで三等三角点になっている。山頂は雑木林で展望は望めない。ゆっくり昼食の後下山。胸突八丁の下りはかなり厳しい下りだ。途中綿向山が木々の間から綺麗に見える。林道から宝殿林道を経て一般道の往路を戻る。ちょうどバス時間に間に合った。正月番組で紹介されていた馬見岡綿向神社に立ち寄ることにし向町でバスを下車した。
 
綿向山 上音羽より                      分厚い氷で遊ぶ 上音羽にて 
 
瓢箪池に写る猪ノ鼻ガ岳                   鎌掛峠から宝殿林道に入る 
 
鎌掛峠の池に写る猪ノ鼻ガ岳                宝殿林道から宝殿ヶ岳(猪ノ鼻ガ岳)の登山口 
 
猪ノ鼻ガ岳山頂にて                      猪ノ鼻ガ岳 三等三角点 
 
山頂からの展望                        山頂にて楽しい昼食 
 
急斜面を下山する                        下山途中木の間より望む綿向山 
 
竜王山(左)綿向山(右) 上音羽より 
 向町でバスを下車すると長い長い参道の奥に拝殿が見える。馬見岡綿向神社はかなり大きな神社のようだ。お参りして猪の像を見る。猪はこの神社のつかいで話によると、蒲生の豪族が綿向山麓で狩中突然の大雪で岩陰に隠れ出てみると見たこともない大きな猪の足跡を見つけ夢中で追っているうちに綿向山頂に着いた。この頂に綿向大神さまの祠を建てて祀るようにとの沙汰があったことから猪が大神様のお使いとされた。宮司自ら焼印を押して作った亥の年にしか授与しない特製絵馬(12年に一度、亥の年限定)が有名だ。バスの時間が1時間と時間があったので以前から見たかった日野町道路元標を見に行った。
 
馬見岡綿向神社                        馬見岡綿向神社 拝殿 
 
馬見岡綿向神社 本殿                    馬見岡綿向神社 猪の石像 
 馬見岡綿向神社からすぐのところに日野町道路元標があると思って歩き出したがかなり遠い。後で調べてみると1.8kmほどあった。日野町の道路元標は興仙寺前にあった。道路元標は国で決められた形状ではなく四角垂になっているのが特徴で一風変わっていた。大窪バス停から乗車して皆と合流近江八幡に戻った。JRで野洲まで行き、ほほえみの湯に浸かりゆったりして干支例会を御開きにした。
 
日野町道路元標のある興仙寺前              日野町道路元標 
コース  
  近江八幡駅南口(9:14)=[近江鉄道バス北畑口行き]=上音羽BS(10:05)
  上音羽BS(10:15)〜瓢箪池(10:30)〜鎌掛峠(10:42)〜猪の鼻が岳(11:35/昼食/12:55)〜
  鎌掛峠(13:25)〜音羽城跡〜上音羽BS(13:50/13:58)=[近江鉄道バス近江八幡駅行き]
  =向町(14:07)〜馬見岡綿向神社(14:12/参拝観光/15:04)=[同バス]=
  近江八幡駅南口BS(15:35)   ●約6km 約3時間
  近江八幡=野洲〜ほほえみ乃湯〜野洲=京都=大阪

天 候  曇り時々晴れ 
参加者 6名 
実施日 2007.01.20